こんにちは。

ご自身の「障害」に苦しんでいるのでしょう。

ただ、「万引き」という窃盗行為について、「店長さん」が「ものすごく怒って」いるのも当然で他者の経済的基盤、生活基盤を破壊してしまう（この蓄積で倒産することもままある）大変な行為です。「店長さん」が「一年くらいから怪しいと見ていたのであとをつけていた」ということは、今回発覚したのが初めてだけれども過去に複数回同様の行為があったのではないか、とも読めます。

社会の一員として自立して生きていくためには、どのような前提にあろうともルールを守れる人になる必要があります。

「なんで生まれてしまったのでしょうか」
「こんなことしてしまった自分をなぜ神様や仏様は、見守ってるんですか」
と書いています。そういう生きる意味や、神仏に関する大きな視点で考えるのも後々には宜しいのでしょう。しかし、急いで考えるべきなのは「万引き」という行為を自分が何故したのか、今後「二度としない」という「約束」を守るために何をするべきかという具体策です。

「心の底から本当の意味で自覚していたらこんなことはしないはず」と書いています。あなたが「自覚」していなかったこととは何でしょう。文章中には書かれていませんが、冒頭に書いたように「店長」さんの苦しみ、悲しみは「万引き」の最中見えていましたか。そして、いま「店長」さんの苦しみを具体的に思い浮かべられますか。その詳細を紙に書き出してみてください。

「作業所の社長」さん。
お母さん。
「警察の人」。

その他、今回のあなたに関わる全ての人の立場に立ってその心を想像してみてください。それを言葉に、文章にしてみてください。

「万引き」は、被害者の、関係者の心が想像できないところに容易に起きます。そして、自分中心の心に向き合わないほど、他者に被害を与えるハードルが低くなります。自分の得、自分の都合、ここに集中してしまう自分を顧みましょう。

これらを十分に「反省」し深めた上で、「仏様」に伝えてみてください。
何と仰るか。ご自身で尋ねてみてください。

釋　悠水（しゃくゆうすい）

報恩寺

浄土真宗本願寺派報恩寺住職（兵庫県三木市） 本願寺派布教使 元本願寺布...

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