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孤独に耐えうる力が欲しい

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昨今の高齢化が進んでいる事による、孤独死が増えているとテレビのニュースに取り上げられて久しいですが、自分もその孤独死予備群なのではないかと思うと不安で仕方がなくなる時があります。
そこで、気になったのが、先人(平安時代~江戸時代辺り)のお坊様の中には独身で亡くなっていったお坊様もいるとは思うのですが、そのお坊様はいかにして孤独の苦しみ(子を残せない事による、血や命を繋いで行くことができないであろう苦しみも含む)と向き合っていたのかが気になりましてこの度、御相談させて頂きました。

2022年12月3日 12:02

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

改めてご縁を結んでいきましょう

拝読させて頂きました。
そうですね、先人はどの様に生き抜いていかれたのでしょうね?私もそう思う時がありますね。

私は今お寺の過去帳を毎日読みながらご供養させて頂いているのですが、そこには様々なことが書かれているのです。お亡くなりになられた方々とのつながりやお布施についても詳細に書かれていることが多々あります。

その当時の住職は当然ながら独身ですから子孫を残すことなく亡くなっていますし、別のお寺に移っていった方々もおられますし、旅をしているさ中でなくなっていかれた方々もおられます。
それでも過去の住職たちは様々なことを過去帳の中に人々の生き様や亡くなった事象を記して後世に伝え残しているのです。

当然ながら今ほど連絡手段もなく交通手段も制限されていて食料も医療もありません、その様な中でも様々な方々とのつながりを大切になさって生きておられたのではないかと想像します。ほんの些細な出来事やご縁であったとしても身近な方々と一緒に分かち合いながら喜び合い悲しみ合いながら生き抜いていらしたのかと思います。

ですからそれは時代が変わっても人と人とのつながりは大切にするものであり、変わらないのかと思います。

あなたが今存在していることも様々な巡り合わせやつながりの中で生きているのです。

あなたの人生の中でこれから可能な範囲で色々なつながりを持っていかれてはいかがでしょうか。或いはお寺とのご縁や仏様とのご仏縁を結んでいかれてみてはいかがでしょうか。

あなたがこれからの未来をかけがえのない大切なご縁に恵まれながら毎日を心から豊かにそして心から幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っています。

あなたはもうここでもご縁が結ばれています。あなたのペースでご縁を結んでいって下さいね。あなたを心から応援してますね。

2022年12月4日 17:02
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

Azuma様、この度は相談に乗っていただきまして、ありがとうございました。
コロナ禍などによって、行動範囲がなかなか広げられず人に会いにくい状況下ではございますが、定期的にコンビニなどには行くのでそこの店員と挨拶を交わすところから初めて無理なく人との縁や繋がりを深めて行こうと思いました。
最後になりますが、この度は相談に乗っていただき本当にありがとうございました。

「孤独と向き合う」問答一覧

孤独の力に負けてしまいます

何度かご相談させていただいております。寂しさ、孤独については3回目くらいのご相談になります。 私は孤独を感じるとネガティブスイッチがオンになり、自分が可哀想な理由を思い出の中から引っ張ってきたり(過去に傷ついた出来事など)、涙が止まらなくなったりして、目の前の事に集中できなくなります。幸い、誰にも迷惑かけない程度に自分の心の中にネガティブは収まっているのですが、自分にとって大変迷惑で、今年はこうなってしまう自分を卒業したいです。 現在、恋人はおらず、友達はいますが、この状態になった時にすぐ電話をかけられる人はいません。友達はみんな違う街に住んでいるので、なかなか会えません。時々電話はします。できれば、自分で自分の感情を落ち着かせたいです。 また、今どうしても頑張らないと行けないことがあるので、地元のコミュニティに参加するなど余裕はありません。もちろん、余裕ができたら参加していきたいとは思っています。 前より自分を客観視できるようになって、ネガティブスイッチが入った時、このまま行くと自分を可哀想だと思い始めて、記憶を漁り出すな、と認識できるようになりました。ここまではうまく行っているのですが、寂しい気持ちを処理できずにどんよりして、集中力が落ちたり、眠れなくなったりします。眠れない時は次の日にも響いて、ネガティブを持ち越すこともあります。 寂しい気持ちはどこにやってあげたらいいでしょうか。ネガティブな感情との向き合い方のヒントをいただけると幸いです。宜しくお願いします。

有り難し有り難し 4
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将来親が死ぬことと自分が孤独になること

中年ですが親の死が怖くてたまりません。 先日祖母を亡くして以来恐怖が強くなり、夜眠れず、朝から突然涙が溢れます。 私はひとりっ子で同居しています。 日頃から絆を感じる友達はおらず、新しい仲間を作りたいと思い行動してもうまくいかず、一人きりです。 親とは他の仲の良い家庭と違って行動は昔から常に別々ですが、今思うと私の人生は親が全てだったと感じます。 本当に何もかもお世話になっていて、たくさん反発しましたが精神的にも常に助けられて来ました。 そのことに気づかないくらい当たり前になっていて、それくらい当たり前のように救われて来ました。 こう書いていてまた涙が溢れます。 若い頃に社会不適応と診断されたことのある自分は職場でも孤立しているため、一般的な大人のようにフルタイムで働くことがとても厳しいです。 でもなんとか自分のものになるようにと、今の職場で新しい勉強に取り組んでいる最中ですが、なぜか身が入らず、メンタル的にも不安定で、将来が怖くて怖くて仕方ありません。 今親は健康で、家事は家族全員で分担し、うまくやっています。 でも当然ですがこの日常はいつか終わります。 だれもが通る道だしそれが世の常だ。って分かっていても、どうしようもなく怖くて、毎日が本当に本当につらいです。 恐怖が心から消える瞬間がほとんどありません。 どうすれば、今目の前なことに集中して、心を穏やかにできるでしょうか。 また、こんな自分が今後孤立して孤独にならない方法はないでしょうか。

有り難し有り難し 1
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なぜかいつも一人

子供の頃からふとはぐれてしまったり、輪に入れずに一人になってしまうことが多く、ここのところはやっぱり週末も誰かと過ごすというよりは一人で出かけたりということばかり。 誰かとつるむことがそれだけで良いことかといえばそうではないだろうし一人でいる時にはないトラブルや悩みもあろうかとは思います。 他人で自分の穴を埋めようとしてはいけないとは思います。 外国人の友達はよくできていた頃があって、それでも彼らは帰国して物理的距離に反して会いに行けば大丈夫なのですが親兄弟には言われぬ日々の暮らしでの喜び悲しみを共有する相手がいなくて、それは少しつらいです。同時に、一人いればそれはふと虚しさに襲われて、一人でいない時もやっぱり虚しさに襲われて、でも何かを誤魔化す、紛らわすツールとして誰かと一緒にいたいというわけではないとは思ってます。 虚しさ、これが人をして私から遠ざける何かなのかもしれないです。 飲み屋だスナックに行って人恋しさを紛らしている自分がなにを求めているのかもわからないです。コロナ禍の時に父親が極度の警戒心から出歩かないでくれと言っていた時期には達観した気になって私なら孤独感に苛まれまいと平気を貫いてきたかにみえたのですがつらいのは果たして孤独感なのか、自分の声が誰にも届くことない感覚、あ、それも孤独感なのか。 これとても数十年したらみんないないんだろうなとかやっぱり独りになるんじゃなかろうかと、要らぬ心配なのでしょうがまた虚しくなり。 結局は他人は変えられないし自分だって思うようには操縦できないし、世界は自分のためにあるわけではないし思い通りにいかなさを納得するとか泣き出したいこんな気持ちを飼い慣らすかする術をどうにか身につけたいです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ