いつもお世話になっております。
私は、暗黙の了解や人との距離感がわかりません。そのせいで、こんな
トラブルが起きました。
何年も前から参列していた近所のお寺の法座で出会ったお爺さんと、
距離が縮まりました。
法要は、いつも決まった人たち(全員ご高齢)が、私含め5人ほど
通っていました。法要の前後、堂内や境内でみんなで世間話をする
ような関係でした。その中で、若い私は目立っていました。
3か月ほど前に、お爺さんが帰ろうとする私を呼び止め、
「俺もダイエットしてるから、一緒に散歩しよう。電話番号を教えてくれ」
と言われ、教えました。
それから、今月の上旬あたりまで、一緒に散歩したりお茶を飲んだり
するようになりました。
ある日歩いていると、突然私の尻をはたかれました。驚いて振り向い
たら、「ゴミついてた」。喫茶店に入って向かい合って座ってお茶を
飲んでいると、
「指細いなぁ~!」
と言って、手を握られました。
おかしいと思い周囲に相談し、最終的に、地元警察の生安が
お爺さんに、「二度とロータスに近づくな」と警告してくれました。
この事を、きょう別の用事で言った交番で交番相談員さん(顔見知り)
に話したら、「厳しい事言うけど、泣かないで聞いてくれよ」と前置き
され、このようにご指導を賜りました。
「あなたも、その人を誤解させる行動を取ってしまっていた。もう
分別のつく歳なんだから、わからなければならなかった」
「というのは、普通の女性は男に誘われたら、恋愛的に『この人好き』と
思っていないとついて行かない」
「男というのは、女性を誘って、ついてくれば、『この女も、自分を恋い
慕っている』と認識する」
私が「友人関係だと認識していた」と言うと、
「甘い考えだ。世間一般では、男女が一緒に歩いていれば、デートと
認識される」
「今回は、どっちもどっち」
コンプラ社会。警察陰謀論。きっとこの相談員さんを、警察の横暴だ、
仕事をしない言い訳だと叩く人もいるでしょう。でも、私も未熟だった。
なので、この相談員さんは悪くありません。
私の支援者さんたちも、「いい事を教えてもらえてよかったね」と
言っていました。
お寺では若者は目立つ。男女の距離感。この通り、私は、距離感や
暗黙の了解がわかりません。どうすれば、わかるようになるでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたのような素直な人ばかりではないということを知っていたらよいというだけの話でしょう。
さそってついてきたら気があるという考えは、現代では認められません。その昔はそういう考えが当たり前でしたが、夫婦であってもいけません。
きちんと互いに同意がなければ男女の関係にはなってはならないというのが現代の流れ。それをまだ理解していない人が多すぎるのでしょう。だからこそ、そういう角度でも考えて、ご自身の身を守る必要もあるということです。
2人だけで会う、イコールデートみたいに思っていた方がよい年頃になってきたということでしょう。
相手が年上のお爺さんとかなら油断してしまう気持ちもわかりますが、そういう方もいるということですね。
【邦元 先生】
お返事いただき、ありがとうございます。
「分別つかないの?」「考えが甘い」と言われたことに
関しては、実は深く傷付き、交番勤務の人たちを束ねる
「地域課」という部署に苦情を申し入れました。
言い訳がましくなってしまいますが、私には発達障害が
あり、ただでさえ距離感や場の雰囲気が掴みにくく、
その上、親がそういう人々のために用意された教育機関に
繋いでくれず、また、教えてくれることもありませんでした。
一挙手一投足を否定され、どこがどうダメなのかを、一切
教えてくれませんでした。
そのため、両親が他界した今、貴重な若い時期に勉強
しようと思い、勉強方法を必死で模索していた…コンプレックスに
なっているところへの「分別つかないの?」「考えが甘い」
という発言に、体調を崩すほどに落ち込んだのです。
相談員さんも教えるなら教えるで、
「男というものは、女の子を誘って、女の子が誘いに乗れば、
脈ありと認識する。だから、社会一般の常識として、女性は、
恋愛的に興味のない男に、電話番号や住んでいる所を教えたり、
ついて行ったりしてはいけないんだよ。まして、相手が結婚
しているなら、なおさら距離感に気を付けなければならない。
今回は、君も学びになった出来事だよ」
と、淡々と、客観的に、それこそ「ガキじゃあるまいし」とか、
「分別つかないの」「考えが甘いんだよ」などといった、一方的に
私の人格を否定するような言葉は使ってほしくなかったです。
これも、地域課さんに伝えました。
今も、強い気分の落ち込みがあります。私は勉強が
したくて、勉強方法を模索し、悩んでいるのに…
しかし、男性と一緒に歩いている=デートと思われる年齢に
来ている。ついて来れば気があると思う人が多い。だから、
男性から電話番号や居住地も聞かれても、答えない。教えない。
これは勉強になりました。
でも、同時に深く心の傷を抉られました。
【追記】
昨日、地域課さんからご回答がありました。
「当該相談員に聴取したところ、『男とはそういう生き物で
あることと、一般的な社会通念というものを教えてあげたかった
のだが、言葉選びが不適切で、ロータスさんをここまで傷付ける
とは思わなかった。傷付けてしまったこと、本当に申し訳
なかった』と言っていました。これからも、防犯に関することは、
遠慮なくご相談ください。『おかしいと思ったらためらいなく
相談してください』というのが、現代の警察のスタンスです。
時には一般論での解決をお願いしたり、別の窓口をご紹介する
こともありますが、少しでも『怖い』と思ったら、遠慮なく
ご相談ください。このたびは、大変申し訳ありませんでした」
とのことでした。
昔の人(特に40代以降の方)は、警察の悪口をよく言う印象
です。現実に、私が10代前半くらいの頃の警察の風紀も、ひどい
ものでした。
しかし、今は変わってきています。皆さんとても誠実に対応
してくださり、私も安心しています。悪い意味で警察の世話に
ならないよう、毎日精進していきたいと思いました。
でも、お寺に行くと、嫌らしいおじいさんや意地悪なお婆さん
によく絡まれるんですよ!数年前大きなお寺で、別のお嬢さんが、
お爺さんに絡まれていました。
「デュッフフフw隣座っていい~?」
お嬢さんは「どうぞ~」と言って座らせていました。
お寺に来るようなお嬢さんたちは、自分もみんな真面目で、
だから他の信者も皆つつましい人だというバイアスが掛かって
いるので、気付かないんですよ、そういう事に。
今だったら、助けてあげられます。
「危ないよ、他の席行きな」
って言って。それで、お寺には、そういう怖い事を考えて
いる人たちもたくさん来ているから、気を付けて。と防犯指導
のような事をしていると思います。