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人を失った時の乗り越え方を教えてください

回答数回答 3
有り難し有り難し 19

はじめまして
ここ数ヶ月で大きな出来事が続きました。
この喪失感をどうにか乗り越えたく、知識をいただけますと嬉しいです。

8月に直属の上司が精神的不調で離職しました。私は転職で入社してから数ヶ月しか経っていなかったこともあり、その上司に頼りきりでした。今は自業務と上司の業務を1.5〜2人分担当しています。業務量や慣れない業務にストレスを感じています。

8月末に父が他界しました。がん闘病の末の自死でした。父を喪った悲しみはもちろんですが、父が感じていた辛さを思うと、今も胸が締め付けられる思いです。

10月に婚約者と別れました。上記の2点で、気持ちが落ち込んでしまい、婚約者の優しさに甘え過ぎていたと思います。ここ最近、結婚準備を進めるときに、気が重そうにしていました。「一緒に住むのを先延ばしにしたい」と言われて、別れを決めました。

とにかく辛くて、毎日生活するだけで精一杯です。職場で涙が溢れそうになります。
本来ならば、私が母を慰めなければならないのに、母に気を遣わせており、情けないです。

辛い気持ちを乗り越える心の持ちよう、考え方など教えていただきたいです。
長くなってしまってすみません。

2023年11月6日 12:59

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

強くなることより、素直であること

お父様のご冥福をお祈り致します。合掌
みのりさん、あなたは凄い人です。こんなに大変なときでも踏ん張って日々の生活をしておられるのですから。この数ヶ月は、思い通りにならないことばかりで、どうしたらよいのかも分からず、お辛かっただろうと思います。そんな中で精一杯やって来られた貴方を、わたくしは立派だと思います。
それでも、踏ん張っていても、お部屋に帰っておひとりになって、あるいはお母様と一緒にいるときに、ぐっと泣きそうになる時もあるでしょう。もし涙があふれそうになったら、あふれるままに泣いてもよいのです。優しく立派なあなたは、「本来ならば、私が母を慰めなければならないのに…」とお考えのようですが、わたくしはそんなことないと思いますよ。泣きたいときに包み隠さず泣いて、何ならば泣きに泣いて泣きじゃくって、気持ちも全部言葉にして吐き出してみてもよろしいのではないでしょうかね? あなたがお母さんを支えたいと思っているように、お母様もきっとあなたの力になりたいと思っているはずです。
大切な人の死を乗り越えるのは容易ではありません。ご自身に(時には)情けなくなってしまうことも許してあげて、泣きたいときには思いっきり泣いて、お父様のことをいっぱい思い出して、いっぱい言いたい事も言って(誰かに言うのが難しいときには紙に書くのでもよいと思います)、そうしているうちに不思議とご自身のなかに生きているお父様をより確かに感じられるようにもなるでしょう。
そうやって素直になさっていれば、何と申しましょうか、心のつながり、親子の絆、そういうものの実感がわいて来て、きっとこの先のあなたの心の支えにもなってくれるはずですのでね。くれぐれも、今は大変な時期なのですからね、必要以上に気丈に振る舞おう(強くなろう)とせず、そのままのあなたの精一杯でお過ごし頂けたら大丈夫ですよ。

そわか合掌

2023年11月8日 9:46
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有り難し
おきもち

入山文章(Bunshō)
苦しみに負けず、安心して前を向いて力を出して頂けるよう、微力ながら誠心誠意...
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悲しみをお伝えなさって下さいね

拝読させて頂きました。
あなたは上司と別れ、お父様がお亡くなりになられ、彼とも別れてしまいとても悲しい思いをなさっておられるのですね。その悲しみやさみしさや辛いお気持ちをどう乗り越えていけばいいのかととてもお悩みなさっておられるのですね。詳細なあなたのお気持ちはわからないですけれど、あなたのその辛いお気持ち心よりお察しします。

あなたがその様に感じておられる悲しみやさみしさや苦しみはこの世に人として生を受けた誰もが味わう苦しみです。
私達は様々な巡り合わせの中で様々な方々と巡り会い、そして別れを経験していくものです。その様な苦しみや辛い思いを誰もが経験なさり味わいながら人生を生きていくのです。

あなたが立て続けにお別れなさることを味わわれたことで余計にその辛い思いはおり重なってあなたの心に深く突き刺さっておられるのではないかと思います。ですから余計に毎日辛くなってしまい疲れ果てておられるのではないかと想像します。

あなたのその辛いお気持ちをどうかここでもおっしゃって下さい。或いはあなたの親しい方々や信頼できる方々にあなたのそのお気持ちをお話しなさってみて下さい、様々な方々にじっくりとあなたの思いを聞いて頂きましょう。あなたのお気持ち全てはわからないかもしれませんけれど、それぞれの方々がきっとあなたのお気持ちを受け止めて下さいます。あなたのその悲しみをわかって下さいます。あなたをきっと慰め支えて下さいます。
あなたは決して独りではありません、様々な方々があなたの身近であなたを思っていて見守っていて下さいます。
またお父様は必ず仏様や神様に導かれご先祖様に迎えられ、一切の迷いや苦しみから救われてご先祖様と一緒に安らかにご成仏なさって下さいます。そしてあなたやお母様やご縁ある皆さんをいつも優しくお見守りなさっていて下さいます。
どうかお父様にも心から手を合わせてご供養なさると共にあなたのお気持ちをありのままお伝えなさって下さい。あなたの悲しみやさみしさや辛い思いをお父様に告白なさって下さい。お父様はあなたのその思い全てを優しく受け止めて下さいます。あなたに寄り添い慰めて下さいます。
お父様とあなたや皆さんとのご縁はこれからもずっと続いていくのです。
あなたがこれからもずっと大切な方々とのご縁に恵まれ健やかに毎日を生き抜いていかれます様に切に祈ってます。

2023年11月6日 13:55
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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みのり 様 相談ありがとうございます。

まずは、お父様のこと、ご愁傷様です。ご冥福をお祈り申し上げます。合掌礼拝
そして、職場でも喪失感を伴う出来事があり、私的にも別れがありで、たいへんお辛い状況と拝察しております。
泣きたいときは泣いていいと自分を許し癒し、自分を寛容に観てください。
お母様を慰めなければと思ってしまうのも致し方ないですが、それが出来ないと感じても情けないなど、自分を責めないことです。
喪失感に苛まれているいる状況は、無理をしないことです。混乱したり、やり場なのない怒りを持ったり、落ち込んだりします。心は揺れ動きます。その揺れ動く心を許すことです。
さらに誰かに気持ちを聴いてほしいと思ったら、信頼できる優しい人(友人や恩師など)に気持ちを吐露してください。また足りなければ、ここ(ハスノハ)で、何度でも気持ちを話してください。一人で抗う必要はないのですから。

今は何か、社会的な繋がりが断たれた感覚かもしれません。しかしやがて癒されて心にエネルギーが溜まり、あなたなりの社会的な繋がりを新たに感じることが出来ましたら、その方向へ進んでいってもいいと思います。
参考にしてください。
一礼

2023年11月6日 18:32
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おきもち

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