回答 2
有り難し 24初めまして神奈川県在住４０代の主婦です。
私には３０年以上のお付き合いがある８歳年上の友人がいます。私にとっては姉の様な存在で、厳しくも心優しい信頼出来る友人です。
先日その友人と買い物に行った時、友人が万引きする場面を偶然見てしまいました。私は友人に声を掛け様か悩みました。でも結局なにも言えず買い物を終え、友人と別れて帰宅しました。
友人の万引きを目撃した時点で声を掛けるのが正しかったのだと思います。でも色々な思いが頭に浮かび、友人の万引きを見逃しました。
私は友人との関係をどうしていったら良いのか分かりません。信頼していた人だったので本当に悲しいです。友人関係を続けても一緒に買い物に行ったり出掛けたりする事が怖いです。
どうぞアドバイスをお願い致します。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏教では、「ダメなものはダメ」という考え方はしません。
ダメと否定するのではなく（肯定もしません）、現象、事実に対して、そこに至った原因をさぐる点に着目します。
つまり、なぜ友人は万引きしたのか、に着目すべきですし、万引きを常習していたとしたら、今後友人に起こるであろう身の上の危険について想像してみます。
結論から言えば、友人は倫理的判断が欠落するような精神的ストレス、あるいは疾患を持っている可能性があります。
病気になれば、お医者さんにかかり、適切な治療を受けるのが一番です。風邪をひいた人に「気が弛んでいる」と怒ってみても、風邪は治りません。
こころの悩み、生活の困難さなどが万引きとして表れているとしたら、これも同様に、その原因を取り除く手立てがなければ、万引きはエスカレートするかもしれません。
そのような悩みを聞いてあげられるのは誰なのか。あるいは、具体的に解消する手立てはないのか、そこに着目してみて下さい。
万引きしたことをその場で咎めるのは難しいです。私も似たような経験をしましたが、一緒に買い物していた友人が万引きした瞬間を目撃し、しかも目まで合ったのに、どうしてよいかわからず、思わず「苦笑い」をしてしまいました。友人は私が容認したと捉えたかもしれません。とても後悔しています。
その後、その方の家族を通じて、抱えている悩みを知ることができました。友人と、その悩みに向き合う過程で、万引きの事実を問いかけると、やむに已まれず、ストレス解消だったと打ち明けられました。
そこまでの行動をあなたには求めません。友人関係を壊すおそれもあります。
ただ、もし万引きが発覚したなら、友人の生活は一気に崩れるでしょう。家庭も壊れるかもしれません。万引きが犯罪であり、犯した罪は必ず罰せられ、償わなければならないのですから、「今後のなりゆき」が想像できる以上、なにがしかの対応をとるべきだと思います。
万引きを犯してしまう人の心理状態、繰り返す人の傾向など、インターネットサイトでもいろいろと解説されているようです。あなたの理解の一助としてください。
仏教では罪を犯す事は前提ですが犯した罪をどう認め悔い改め生きていくか！を説いてあります。
万引きは重要な犯罪です！窃盗、泥棒です。欲しいものが手に入らない苦しみを皆抱えて生きているのです。この事を「求不得苦」といい四苦八苦の中の一つとされています。
この苦しみを無くすため簡単に手に入れる方法盗みをすればまたいずれ必ず苦しむ事となり苦が倍になり襲い掛かります。いいことなんてどこにもありません！
日本が貧しい時代、終戦直後の物が無く食べ物がなく、住むところもない、親もない、親戚、頼る所も無い、本当に荒んな時代に生きる為に人は良い事でないと分かっていながら仕方なく貪りました。
しかし今は物が溢れ反っている時代に、なんで万引きなのでしょうか！
自分の欲をコントロール出来ないのは心が本当で無いから真実の心でないからです。
これまでにこの方は罪とは知りつつ何度か過ちを犯したはずです。
今回、貴女が見てしまったのは、戒めを教えなさいと言わんばかりのように思います。
貴女が取れる行動は三つあります。黙って知らんぷり。思い切って注意する。これから少し距離を置く。
どれを取るのか貴女次第です。
付き合いが長いお友達であるがゆえ辛く悩み苦しいでしょうが今言わないと明日万引きで捕まる事もあります。
昔から、嘘は泥棒のはじまりといいますが、現代ではもっとひどく泥棒は殺人まで発展して行くことも良く耳にします。
早く悔い改めてもらい、懺悔される事を願います。
こんなにも早いお返事が頂けて心から感謝致します。確かに万引きは犯罪です。友人の行動があまりにショックだった為、万引きが犯罪だと言う事を忘れていました。友人の万引きを知らんぷりしても距離を置いて付き合っても、きっと心の中のモヤモヤは消えないと思います。ゆっくりと話す時間を作って、友人と向き合ってみようと思います。勇気を与えて頂き本当にありがとうございました。
