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相続手続きで心が折れそうです。

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亡くなった伯母の相続手続きで、家族はあてにならず、一人奔走していて、疲れました。自分には相続の権利はないのですが…。

①約3年前に伯母(独身子なし)が亡くなり相続発生。長らく入院しており、遺言書もないので法定相続に。
②金融資産の洗い出しなどが必要になり、父は銀行から法律事務所の紹介を受けるところまで行ったものの、そこで億劫になり放置
③見かねた姉が手を出す
④遺産分割協議には入院中の叔母に後見人が必要と判明(裁判所へ後見人擁立の申立ててが必要に)
⑤姉が結果的に私に丸投げ
⑥私が法律事務所との折衝や専門職後見人の推薦依頼に奔走
⑦この度、社会福祉士会から後見人候補者の推薦を受ける
⑧家族に進捗報告
⑨姉も同じ県内の社会福祉業界にいるため、自分の名前を極力出さないでほしいと釘を刺される←イマココ

何か寄り添うひとことをいただければ幸いです、

2024年2月13日 20:50

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

後見人制度の実務が抱えている問題

 寺の住職ですが、一応法学部も卒業してます。昔、税務署の資産税部門で働いていたことがありますので、相続の実務は或る程度理解しているつもりです。

 寺の会報に檀家さん向けに「住職が語る終活講座」という題で何回か記事を書いたり、彼岸法要の際に専門家を招いて「終活講座」で講演してもらっております。数年前から文化時報という宗教新聞社が開講している「福祉仏教入門講座」を受講し、終末医療・生活支援・介護・相続・後見人制度等について学んでおります。後見人制度についても何回か講義を聞きましたが、なかなか理解が追い付きません。法定後見人に関しては、多くの問題点の指摘されているということは若干理解出来ました。

 伯母さんと叔母さんの為に本当にご苦労さまです。

 伯母さんの相続人はお父様と入院中の叔母さん。お父さんは高齢だから、なかなか動けない。叔母さんは入院中であり、判断能力が低下しているから、遺産分割協議書に署名捺印できない。だから、成人後見人を家庭裁判所に選任してもらわなければならない。
 伯母さんが遺言書を書いていてくれたら、少しは楽だったんでしょうけど。遺産相続の為には、法定後見人の選任が必要。法定後見人が決まれば、法定後見人が叔母さんの今後の財産管理と身上監護をしてくれるわけです。被後見人(この場合は、叔母さん)側は後見人に報酬を支払う必要があります。当然、被後見人の財産は目減りしますし、報酬の支払いが困難になる場合もあります。後見人には弁護士・司法書士・行政書士・社会福祉士が依頼される場合が多いようですが、報酬が労務内容に見合わないケースもあるため引き受け手を見つけるのに苦労することも多いそうです。今日のニュースでも言ってましたが、多くの点で後見人制度の見直しが必要なようです。

 後見人は実際に叔母さんの看病や介護をしてくれるわけではありません。実質的には、fracocoさんが今後の入院生活のお世話をししてあげたり、退院後の介護の段取りを進めてあげるしかないと思います。入院している叔母さんが少しでもいい形で人生の締め括りをできるよう、支えてあげてください。誰もがいつか最期の時を迎えます。叔母さんの終活を通して、fracocoさんも大きな学びの機会を頂いていると思います。将来、御自身の終活の時に今回の経験が役立つと思います。

2024年2月14日 2:11
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有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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質問者からのお礼

吉田俊英上人
早速のお便りをありがとうございます。
成年後見についての制度はお上人のご理解の通りかと思います。
叔母は若くして統合失調症を発症したようで、私が学生の頃までは小康を保っていましたが、過保護だった祖母亡き後、ダウンしてしまいました。内気な人で、自立という発想がなく、気の毒に思う反面、亡くなった伯母(こちらも祖母亡き後ダウン)とともに、私の人生に影を落とし続けていることに、嘆息します。
正直に申せば、叔母の余生が平穏であってほしい、でも、私の関わらないところで平穏であってほしいという気持ちです。
日本は、法的にも、社会的にも、弱者の身内に対して、彼または彼女を扶助せよとの圧力が強い気がします。もはや家族のあり方が変わったにもかかわらず。
成年後見や相続の手続きに関与して、終活って大事だな…と感じました。仰る通り、自分のこれからに活かしたいと思います。

「親・家族・恋人・大切な人の死が悲しい・乗り越え・立ち直る」問答一覧

生活環境の変化と母の死が重なり苦しいです

転職・引っ越しによる環境変化と母の死が重なり心身ともに辛いです。 先日、母が癌で亡くなりました。1年前から入退院を繰り返しており、余命が短いことは覚悟していましたが、やはり悲しいです。母が病気の苦しみから解放されたのは救いですが、この先母がいないと思うと人生がつまらなく感じます。まだまだ母とやりたいことがたくさんありました。 母の死は時間が癒してくれるのを待つしかないのですが、ちょうど転職と引っ越しをした直後に母が亡くなったため、新しい仕事を頑張れる気がしません。一人暮らしでホームシックにもなっています。まだ結婚もしておらず、一人っ子でもあるので孤独感が大きいです。 新しい仕事は私が目指していたことで、母も生前応援してくれましたが、母が亡くなった今となっては前向きになれません。これから新しい仕事のためにたくさん勉強しなければならないのに、無気力で頑張れる気がしないです。 母の癌が発覚した1年前から精神的にしんどく、診療内科に通うほど体調も崩しました。そのような状況下で頑張って転職し、これからというときに訪れた母との別れは新生活の不安と二重の苦しみで耐えられる気がしません。これからどうやって日常生活を送り、前向きに人生と向き合えばよいでしょうか。

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故人の魂はどこに?

先日大好きな妻が亡くなりました。妻は本当に僕の全てで大事な大事な宝物でした。 子供もおらず、独りぼっちになってしまい、今は絶望しています。生きる目的、意味が全く無くなりました。 僕の唯一つの願いは最愛の妻の魂にずっとずっとすぐそばにいてもらい(お骨も手元に)、自分が亡くなるときに一緒のお墓に一緒に納骨してもらい、そしてあの世でまた会えることだけです。 質問なのですが、49日に審判され遠くへ行ってしまい最終的に極楽浄土を目指すという理解をしているのですが、疑問があります。 白木の御位牌から本位牌となり、魂を入れて頂くと思うのですが、位牌に魂が宿るとするならば、極楽浄土などに魂は向かうのに、魂はいったいどこにいるのでしょうか? 魂は分割され2か所にいるのでしょうか? また、お盆には年に一回戻って来るという話しも子供の頃から聞いており、迎え火で迎え送り火で送り帰って行くということでした。帰ってしまったらいないということなのでしょうか? 極楽浄土等、御位牌、お盆、魂の居場所をわかりやすくご説明頂けますと幸いです。 僕は妻にずっとそばにいて欲しい、遠くへ行って欲しくないと考えております、魂の居場所によっては仏教と考えが合わないのでしょうか? 実はそのように悩んでいる間に49日が過ぎてしまいました、49日の法要は過ぎては良くないと聞きますが今から行って頂くことは難しいのでしょうか? どうぞ宜しくお願い致します。

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父親亡くなる

父93歳母90歳姉64歳私57歳で、姉は実家からバスで30分の所に住んでおり、私は埼玉県に住んでいます。母は専業主婦で家事全般をやっていた人です。父母共に病気をして入院した時は、どちらかが実家に帰って寝泊まりをしていました。母が心臓の手術を10年前にしてから、家事全般を最小限しかできず、それでも父母と2人で頑張っていましたが、2年前に母が転倒して頭を打ったのですが、頭の中も異常なく、骨折もしておらず、ただ筋力が落ちて、やる気も出なくなり、父が母に変わって家事全般を最小限やってくれる事になり、父は、家事をやった事がないので、味噌汁の作り方を一から母が教えていました、しかし父の作る物にしょっぱいだの、と父と姉に話していたそうです。父も指示されているみたいでイヤだとは姉に話していたそうです。母か転倒して、動けなくなった頃から、愚痴がおおくなり、姉は、母は要支援2の認定を頂いていたので、訪問ドクター訪問看護ディサービスを利用し、少しでも愚痴の数を減らしていこうとした時に、父が脳梗塞でたおれ、悪性リンパ種も見つかり、入院して1ヶ月で亡くなりました。愚痴をこぼす所もなくなり、母は、私や姉が手続きや、お墓仏壇等をやっていると、私達に攻撃しはじたのです。ただそれが午前中に始まり夕方には、穏やかになり、母の今後の事もあり、ケアマネに来てもらい話をすると、老人うつ病をかられると言われ、私達も確信ではないが、そうではないかと思うと伝えました。前から少しずつあったものが、今になって大きく出てきたのではないかとも言われました。姉は知識がないので、精神的な事が書かれている本を前から読んでいますし、私も資格はないですが、施設で長く働いているので、少しは知識があります。ただ姉が言うには、父が生前の時母は、とても穏やかな人で先々を考える人だったと話し、母が転倒して何もできなくなってから、人が変わったようだと言うのです。うつ病があるかもしれない事を少し頭に入れて対応していこうと姉と話していたのですが、姉もわかっているが、ウンウンとは聞けずついいってしまう、母はエスカレートしてしまう、なので第三者に入ってもらって、近くにおばがいるので、母の話しを聞いてもらうなどして、対応していますが、これからどんな事に気をつけたらいいのか、対応はどうしたらいいのか、母自身も、自覚がないので困っています

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夫の死 心が平穏になる時がきますか

夫が病気で急逝しました。夫はさぞ悔しいことでしょう。まだ現実として受け入れがたく、ふわふわとした心持ちで葬式、様々な手続きに生活に追われています。 子供たちと現実生活をいつも通りにふざけたことも言い合いながら笑顔で暮らしていますが、寂しく悲しい気持ちは各々が抱えています。 夫が亡くなって、葬式後に不倫関係にある人がいることが分かりました。相手からの、のんきなLINEがきたことで気づきました。再会した元カノのようで、レストランで食事したりホテルで密会したりしていることがやり取りから分かりました。これからもっとたくさん会いたいなど、関係を続けたい夫の気持ちも書いていました。あの時もあの時も嘘をついて家を出ていたのだと知りました。LINEを探すと、他の女性とも恋心をほのめかしたやり取りをしていたことも分かりました。 夫は多趣味で、趣味に仕事に忙しく、女の人と会う時間があるとは思いもしませんでした。私を悲しませることはしない人だと信じて疑ったことは1度もありませんでした。 夫は子育てに協力的でした。家の中のことは大体私がやっていましたが、対外的なことは率先してやってくれていました。共働きで、協力し合わないことには生活が回らなかったので、助かってました。私は子育て家事に喜びを感じながらも、夫の行動に苛立ちを感じていたことは確かです。夫は趣味の時間を家庭の様々なことに取られていると不満をいうことがありました。趣味をしている時の夫は本当に楽しそうなのでさせてあけたいと考えていたし、実際、ずっと続けていました。 こんなに趣味を楽しんだ上に、家事に疲れている私に、したいときだけすり寄ってくる夫を疎ましく思う気持ちもありました。 私は夫が好きでした。夫の物を片付けていたら、私からの数年おきの長い手紙や「大好きだよ」のカードがたくさん出てきました。先月もあげたはかりでした。 他の女の人には優しい言葉をたくさん書いていましたが、私にはありませんでした。私を子供の母としか見ていなかったのでしょうか。 数年前に、他の人としちゃおーなどと言うことが何度かあり、私はあきれて、どーぞ。と、言ってしまいました。夫は自分の欲を実行したのですね。 1人になると動悸がして落ち込みがひどいです。子供たちの明るい未来のためにも、元気で生きていきたいのです。どう考えれば心の整理がつくのでしょう。

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