新潟県上越市、龍興山宗恩寺住職。
伝統教団にはそれぞれ出家得度して僧侶として登録される手続きがあります。
一般に、出家得度をしようとする人が他の教団にすでに登録されているかどうかを知る手段はありません。ですから、すでにA教団の...
どのようなお姿であれ、お祀りされる方が仏様を感じ取ってお参りできるのであれば問題ありません。
古書には仏様のお姿を図彰で示したものもありますが、これは一般に仏様のお姿とお名前を一致させるための...
曹洞宗では、得度の時にお坊さんとしての名前を受業師様から頂きます。
一般の方のように戒名という呼び方はあまりしませんが、この名前が仏弟子としての名前になります。
ご両親などごく近しい方を含めてご先祖さまの祭祀は、祭祀継承者のご意向を尊重する必要があります。
お墓や仏壇など先祖祭祀にかかわる財産は一括して一人の祭祀継承者が継承します。したがって、その後の...
仏=お釈迦様、悟りを完成した覚者
法=仏が説いた真理の教え、智慧
僧=共に仏の智慧の行いを実践する仲間、お坊さん
を仏教の三宝とよびます。
この三宝を敬い拠りどころとすることが帰依です。...
いろいろな宗派で修行体験の場を設けておられます。
出家を前提としていないものも多いです。ネットで「修行 在家 ○○宗」などのキーワードでたくさん検索できます。
「修行」といっても様々ですから...
私たちは、例えば学校のテストのような「回答→採点」といった、原因と結果が一対一に見え、それも短期間に現れるような現象に慣れているので、すべての現象はそのように単純にすぐに現れるものであると考えが...
曹洞宗では僧堂に入って修行する期間を安居(あんご)と言っています。
安居は三ヶ月を一単位としますが、実際には三ヶ月だけ安居するということはまずありません。一律に何ヶ月、何年ということはできませ...
音が似ているからといって、ことさら気にする必要はありません。
例えば「太郎」という名前でも、音が似ているというだけなら「多浪(何回も受験に失敗して浪人生を繰り返す)」など、いくらでも悪そう...
昔の芸能などでは、よく「親の因果が子に祟り」などといって、先祖の悪い行いが子孫に悪い祟りをもたらすと脅かしました。
仏教では因果説をとっています。ざっくりいうと「善い行いからは善い結果が生じる...
臨済宗妙心寺派では「第二の人生プロジェクト」を推進されています。
在家の方の出家安居を積極的にサポートしてくださるようです。
ご参考になさってください。
もともと寺社には「遥拝」(ようはい。遠くから拝む)という考え方があります。
実際に目的のお寺や神社にお参りして参拝できれば一番良いのでしょうが、現実にそれが困難な場合に、そのお寺や神社の方向(...
お家の先祖代々の宗旨が決まったことには、お家の歴史による事情があります。これを軽々に改めるというのは実際になかなか難しいかもしれません。
一方で、現代は個人が納得する宗旨を信仰することも自由に...
信仰を止めて退会したからという理由で何か悪いことが起こるということはありません。
お姉様がすでに退会されているということですので、つつがなく退会するやり方など、相談して参考にされると良いのでは...
運命という言葉は、それを使う人によって意味合いがずいぶん異なる曖昧な言葉です。
実際に起こったひとつの犯罪という現象を見たときに、犯人が自身のそれまでの因縁によって犯罪を実行する状態に向かわさ...
寿命が尽きる前に自ら死を選ぶことは端的に悪いことです。
ヒトはだれでも心が弱ると「もうだめだ。解決方法は何もない」「これから良いことはひとつもない」とすぐに思ってしまいますが、それは単なる思い...
「師僧」は一般的には出家の師匠を指します。お坊さんの師弟関係をあらわす言葉なので、在家の方に対してはまた少し違う呼び方があるかもしれません。
天台宗総本山延暦寺様には在家の方の修行道場として「...
お仏壇は本来、お家や個人の方が信仰するご本尊様をお祀りするためのものです。現在では仏教の儀礼とご先祖様の祭祀は一体のものになっていますので、同じ仏壇の中にご先祖様のお位牌も一緒にお祀りしても差し...
修験者といっても寺社の宗務職員として専業になっている方から、市民ランナー的な趣味の範囲でされている方まで、いろいろなパターンがあるようですので、まずはそれぞれの道場(本山)にお尋ねになってはどう...
お釈迦様の教えでは、自分や他人の区別なくことさらに心身を傷つけてはいけないといわれています。しかし、性自認に食い違いがあり、そのためにこれから生きていくことにも耐えがたい困難を感じるのであれば、...