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お寺、お坊さんの嫁入りについて

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また相談させていただきます。昨日鹿児島に住む親戚の姪っ子からLINEがきました。その内容が「お坊さんの事が好きになってしまった。そのお坊さんのお嫁さんになりたい」と私にLINEしてきました。私は一瞬戸惑って考えてから返信しました。私の返信は「そう簡単にはお坊さんのお嫁さんにはなれないと思うよ。だから辞めた方がいいと。返信しました。だけど姪っ子はそのお坊さんの事が好きすぎて堪らなくてこの人のお嫁さんじゃないと嫌だと言ってます。私の実家に良く来てくれていたお坊さんさんからも話を聞きましたが、一番お坊さんの奥さんが大変だと聞きました。姪っ子に何度も言っても聞いてくれず挙げ句の果てにはお坊さんのお嫁さんになれなかったら、死ぬとか言い出し、私も困ったので姪っ子のお母さんとLINE電話で話しました。姪っ子のお母さんも辞めた方がいいってずっと言ってるんだけど聞く耳を持たないと言ってました。その時だよ私がもし良かったらハスノハのお坊さんに相談してみますって言ったら姪っ子のお母さんもハスノハのお坊さん達なら相談に乗ってくれるからいいねと。また結果を教えてねと言われてLINE電話を切りました。今日か明日には返事出来たら良いと思ってます。
姪っ子の為にも諦めさせた方がいいのか、それともこのままでいいのか。
ご解答よろしくお願いします


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

住職と結婚する色々なケース。

伴侶が僧侶というケースで、必然的にお寺に関わらざるを得ないのは、それなりの覚悟が必要だろうと思います。

しかし、お寺のありかた、僧侶、住職のありかたは実はさまざまです。
私自身のことも含めて、いくつか実際のケースをお伝えしますので参考にされてください。

1.私とつれあい
私は寺の長男に生まれ、紆余曲折を経て僧籍を持ち法務にあたっています。つれあいは、医療職の資格を持ち、結婚後も数年は医療職として勤務してきました。その間、お寺のことは休日に関わる程度で、兼職と言えるものではありません。将来的には寺を共に護持運営するパートナーとなる気持ちはあるようですが、私には来寺される方に笑顔で挨拶してくれるだけで充分です。

2.親しい知人僧侶の家庭
僧侶と結婚したお相手は、普段からお寺には住まず、別の住まいでもっぱら主婦をしています。お寺には基本的に関わっていません。僧侶の彼も仕事と家庭を割り切る考えをお檀家さんにも説明し、比較的円滑な関係を維持しています。

3.会社員の夫
そのお寺の住職は、母親として子育てしながら法務に奮闘されています。おつれあいの男性は会社勤めを続けていて、子育ても協力しながら休日や大切な法要には会社を休んでお寺を手伝っています。将来的には僧侶資格を得て二人でお寺を守るつもりですが、いまは女性の住職がお檀家さんから愛され、支えられながら運営されています。

4.やはり協力が必要なお寺も
比較的大きな規模のお寺に嫁いだ彼女は、様々な研修にも参加してお寺で檀家さんを迎える役割をご自分の「生き方」として全うされています。一番の不安は「いっぱい人が来ること、礼節、作法を知らないこと」だったそうですが、檀家さんはお寺に嫁いでくれた彼女を値踏みしたりはしませんし、知らないことは教えてくれますし、失礼があればきちんと諭してくれます。
その方はお寺の住職に嫁いだことで、一気に親しい家族が何倍にも増えたと言います。
お寺をとおして、仏教をとおして、最愛の人とと結ばれただけでなく、多くの方と人生を共にしていけるのが、その方のいまのよろこびだと言います。ステキですね。

・・・不安はそのとおり。近しい家族ならなおさら「苦労するからやめておくべき」という心配は当然です。でも、本当はお寺に関わるひとりとして、淋しいのです。
きっと、苦労と共に、違う世界も開かれていくはずです。

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おきもち

北海道の内陸にある浄土真宗の寺院を預かっています。法名(仏弟子の名前)、釋...
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ここで決める事なのでしょうか?

ん〜…何とも言えません。一言でお寺と言っても千差万別ですので。
お檀家さん1000軒のマンモス寺院や300軒くらいの中規模寺院、30軒くらいの小規模寺院では忙しさも暮らしぶりも、求められるものも違います。

ウチの隣町の某お寺さんに『若さん』が帰ってこられました。50歳前後の『若さん』です。お父さんと二世代食っていける経済力がなく、若いうちは一般職で仕事をなさっていたわけです。その間お嫁さんは普通の主婦だったわけですね。これを自由な期間があると捉えるか、経済的に不安があるかもしれないと捉えるかは、意見の割れる所です。
逆にマンモス寺院では、雇いの職員さんに全部任せて旅行に行きまくって(陰口叩かれて)いるお嫁さんもいます。同じマンモス寺院でも旅館の女将さんのような感じで常に忙しいお嫁さんもいらっしゃいます。
一方で、お坊さん専業でやっていくなら300軒くらいがちょうど良いという声もあります。しかしそのくらいになると、家族旅行に行くたび何故かいつもお葬式が入って夫婦喧嘩…というあるある話が目立ってきます。

最近は庭掃除用の掃除機や食洗機などの機械化によって、目から鱗の効率超絶UPも可能です。しかしお寺で機械化することを嫌う層も少なくありません。極端な人は30代でもeメールすら使おうとしません。彼にとっては私の方が極端らしいですが(¬_¬)
地域のお坊さんにしても、死ぬほど面倒臭い人もいれば、まるで包容力を擬人化したかのような人もいます。この辺は地域ごとの偏りもある気がしないでもないように思わないでもありません(小声)

まぁ、ひと昔ふた昔前のお寺は、地域の若い女性が行儀見習いや花嫁修業として奉公に集まるような場でしたからね。その頃の寺嫁さま方に求められるものは、本当に大変だったろうと思います。世間にはその頃のイメージが残っているように感じます。でも、今はそんな時代ではありませんよ。程度の差ではありますが。

そんなわけで十寺十色です。何とも言えません。だから止めるべきか背中を押すべきか、こんな所で決めることではないと思いますよ?一度会って例のお坊さんと話をしてみてはいかがでしょうか?姪御さんのリアルな状況も分かるでしょうし。

ただ、私から一言だけ釘を刺すなら、人と接するのがどうしてもストレスになって仕方がない人なら、止めておいたほうが良いです。それだけです。

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おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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苦労と不幸は同じではありません。

お寺のお嫁さんが大変であるのは、まず間違いのない事です。

お坊さんはお寺という「宗教法人」の代表であり、宗教集団としてのお寺の指導者でもあります。そこに嫁に入ればその共同運営者としての行動を求められます。
ですが、役割としてはとても尊いもので、檀家信徒を含め周りの方から「ありがとうございます」と言われる素晴らしい仕事でもあります。
苦労と不幸は違います。
やりがいのある人生を送れるのであれば、それはとても幸せな事ではないでしょうか。

ただ、今回のご相談で気になるのは、お話がまだ姪御さんだけしか見えてきてません。そのお相手のお坊さんのお気持ちはどうなのでしょうか?
もしも、相手の方もそれを望まれているのなら、相手のお坊さんを通じて現役のお寺の奥さんにお話を伺うのはどうでしょうか。

ちょっとまだ結婚というよりも恋愛か片思いのレベルにも感じられましたので。

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おきもち

こんにちは。芦川宗念と申します。 48歳で出家して、現在小さな山寺の住職...
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結婚するお互いの気持ち、愛、絆、信頼関係次第

ひまわり様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

問題は、「お坊さんということで」結婚したいと思っておられるのか、それとも「その男性に魅かれてということで」結婚したいと思っておられるのか・・そのあたりはどうなのでしょうかね。。

正直、お坊さんもまだまだ未熟な一人の人間であり、多少は修行に励んでの見識や器量を身に付けれていたとしてもやはり、普通の世間一般の男性とそうは変わらないことも・・

ただ憧れや羨望で「お坊さんだから大丈夫」みたいな気持ちがあれば、現実に後から幻滅してしまうことも心配されます・・

あとは、お互いの気持ち次第となるでしょう。苦労や困難があっても二人で支え合って、助け合って乗り越えていけるかどうかが大切となります。

お互いの愛、絆、信頼関係においてお互い同士に任せないといけないことも。。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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「お坊さんと出会い、恋愛、結婚」問答一覧

床に落としてしまって落ち込んでおります。

以前ご質問させていただいた後日、お寺に行き、愛染明王様のご真言や梵字が書かれた金色のカードと愛染明王様が描かれた金の護符(守護札?)の計2枚が入っているものを購入し、愛染明王様にお会いしてお参りさせていただきました。 その後、毎日それらを携帯ケースに入れて持ち歩き、最近では、お家で朝や寝る前にそれらを両手で持ちながら感謝申し上げたり悩みを聞いていただいたりご真言を唱えたりしております。 そのようななか、本日、外出時に焦っていた際に携帯ケースからそのカードと護符がするりと抜けて床に落ちてしまいました。 愛染明王様をお慕いしている者として、落としてしまったことがショックです。 落としてしまった護符とご真言や梵字のカードには、もう愛染明王様やそのお力やお心は宿らなくなってしまったのではないか、愛染明王様に失礼なことをしてしまったので、もうご加護をいただけないんじゃないか、というエゴな悩みで情けないのですが、その悩みに対する答えをどうか教えていただけないでしょうか。 また、私はそのお寺で塗香も購入しており、床に落としてしまったそれらを塗香で清めることは有効か、また他にも良い方法はあるのかということについても教えていただけないでしょうか。 愛染明王様がいつも見守っていてくださっているということが心強く、充実した日々を過ごしていた最中でしたので、少しショックです。 護符やご真言や梵字をもっと大事にしたいという戒めにもなりましたが。 このような質問で恐縮ですが、ご回答宜しくお願い申し上げます。

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何が正しいのかわからない。

私は地方の檀家寺に生まれました。 幼い頃から父にお坊さんになること以外の道を許されず、反論すると暴力や大切なものを壊されたりしてきました。 逆らうことができ学生時代は本山に寄宿しながらの修行生活をしました。 しかし、修行を終え娑婆に帰ってから、自分でやりたいことを選べなかった後悔と青春時代を失った後悔に襲われました。 それと同時に本山から帰ってからは周り(寺族、檀家様、周りの寺院)からの期待が大きくなっていました。 住職が私のいない間に周りのお寺や檀家様に「息子は望んで家を継ぐために本山に修行に行ってる」と意気揚々と話していたそうです。 それだけではなく住職は結婚したら将来同居がすぐできるように二世帯住宅を完成させていました。 結婚しても、食卓でも仕事の話やすぐに機嫌を損ねると癇癪を起こし暴力を振るってきた父と一緒に生活することは相手のことを考えると私はできませんが、、、。 そんな日々が数年続く中で住職から荒行に行くようにいわれました。 私は生まれつき身体も弱いですし、正直行きたくありません。 本山での修行中は家を継ぐ決心や僧侶になる発心がない状態でした。 しかし、逃げずにいたのは本山よりも癇癪を起こす住職の方が怖かったからです。 今は祈祷寺でもないのにこれ以上、修行をしたくないという思いがあります。 そのことを父に話すと癇癪を起こし泣きはじめます。 もちろん、修行道場は自分自身の信仰あって成立することです。望んでもいけない人が大勢います。 縁あって寺に生まれたからといって私のような中途半端な人間が僧侶を志してはいけないと思っています。 本山から帰ってきてからは上記で書いたことや、父の癇癪や、親の言う通りに生きない罪悪感(荒行に行かない)で押し潰されそうになり鬱病になりました。 今は療養施設に入っています。 最後にですが私は決して僧侶という仕事は嫌ではありません。大切な生き方だと思っています。 ①僧侶の皆様は自分の将来をどのように決めてきたか。 ②本山で修行し、周りや親の期待されているが荒行に入らずに今後もその期待に応えれない罪悪感をどうしたらいいのか。 ③私のような人間が僧侶を続けて良いのか。 応えられる範囲でご教示ください。 よろしくお願いします。

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彼氏にどう接したらいいか

最近彼氏にどう接したらいいのかわかりません。 彼氏はお坊さんの修行中で、遠距離2年目です。二、三ヶ月に一回くらい私から会いに行く関係が続き、婚約的なことまでしました。 先月の私の誕生日に会いに行く予定で、クリスマスと1日しか違わないので誕生日のお祝いも楽しみにしていました。 しかし、1日前に電話が来て、彼の祖父が危篤だと連絡があり、会うのを取りやめました。私の誕生日当日も、彼から電話があって慰めて欲しい的な内容でした。 とても自分勝手で最低ですが、わたしはこのことがあってから彼氏が少し好きではなくなりました。 会ってくれなかったことがショックなのではもちろんなくて、本当に気持ちの整理がつかないので理由がはっきりわかるわけではないんですが、、、、 その後もお正月は法事やらお寺のイベントやらで、何の連絡もなく、寂しいのに連絡も声も聴かせてくれない彼氏ならいらないとおもうようになってしまいました。 久しぶりに電話しても、仏教のことばかりでなんだか思想を聞かされているような気がして、彼氏と喋っている気がしません。 遠距離が始まる前に、いまは我慢して欲しい、そうしたら絶対幸せにすると言われたので今まで我慢しましたが、果たして住職になった暁に私のこの寂しさを埋めてくれるのか不安になってきました。 私がまだ未熟だから、未来の幸せより今の幸せを優先してしまうのは自覚していますが、私の時間も有限です。 婚約までしていますが、どう気持ちの整理をつけたらいいかわかりません。 まだ少し好きなので、なんとか前に戻りたいです。どうしたらいいのでしょうか。 長々とすみません。

有り難し有り難し 5
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お寺の息子さんとの恋愛

先日出会った方が島のお寺の息子さんでした。その日から毎日連絡を取り合い食事にも何度か行きなかなかいい雰囲気で、今後進展がありそうです。 しかし、母にいい感じの人がいると話をすると島のお寺の息子という理由で「恋愛はして欲しいが、結婚はして欲しくないから応援はできない。私は関わらないから好きにやってくれ」と言われました。 反対される理由としては、 ・寺に嫁げる品格ではない(私が男っぽくガサツな性格なため) ・家柄(結婚時のお金のことなどを考えているみたい) ・島(相談ができるような相手がいない、実家からも遠い) ↑のようで、話した次の日から明らかに態度が冷たく突き放されていると感じます。 私としては数年彼氏がいないので、上手く行けばいいなと思っています。しかし先を見据えた時に母がこのような考えをすることも理解できます。 正直、将来の事は交際を始めないと考えることができません。交際をする中で相手のご両親に会う機会や、島に行く機会があるはずですからそこで先を見据えて考えることが出来るのではと思っています。 このまま交際に発展すべきか、それとも母の意見を聞いて諦めるべきか悩み苦しんでいます。

有り難し有り難し 16
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