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逃げ癖を直したいです

回答数回答 5
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切羽詰まると全て放り投げて逃げてしまう癖があります。
ある程度追い詰められるとエンジンがかかるタイプなのか、窮屈な生活が好きなのか、苦しい状況に自分を持っていきがちです。
逃げずに立ち向かえば大概は自分の思った通りに進んだり、思ったより簡単に事が済むのですが、8割方「もういやだ!」と放り投げて逃げてしまいます。
いやだ!と思わずに前に進めばいいのですが、その気持ちになるまでに多大なる時間を無駄にしています。
自分で招いた状況から逃げずに、いやだなと思わずに立ち向かえるようになるには、どうしたら良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

㊙ ウコンの神様

(-"-)ついにこの話をしなければならない時がきましたか…。以下閲覧注意。
私が禅の修行道場で洗礼を受けたのはトイレ掃除でした。
そこで出会ったは5人のトイレの神様の話をいたしましょう。
①1人目は、トイレ掃除の後「汚くない。洗えば手はきれいになる!」と教えてくれえました。
「ああ、なるほど」と若き青年僧ウンゲ(私)は思いました。
②2人目は、棒つきブラシで掃除していた私を「そんなもん使ってんじゃねえ、こうやるんだ!」なんと!大便器の中に素手でスポンジだけで洗いました。
「OH、グレイト」青年僧ウンゲは綺麗・汚いを超越したその方をスゲーと思いました。
③その話を先輩僧にしたら「俺らの時は素手で便器を洗わされた」「確認のために便座を舐めさせられた」と。「OH、クレイジー」青年ウンゲは敬愛の念を越え軽くヒきました。(笑うとこ)
④トイレの入り口には「ウスサマ明王」という神様が祀られています。
トイレは大小便に満ちた汚いところだと思っていないか?それは元々誰のものでどこにあったものか。頂いた命。きれい・汚いの心はどこにありや?清濁や苦楽を超えた心こそ仏心・清浄心であると説いています。
これは、すべてにおいて言えることです。
「仕事がイヤだ、あいつが嫌だ、よいの悪いの、そういうコメント煩悩一切を離れて嫌な事もフンジャーと流して忘れながら読んでいる時、あなたの心のトイレに何の汚れも問題のないこと学びなさいと言うことなのです。
コトに臨むときには、そういう気持ちで合掌一礼して為すべきを為しなさい、との禅の教えに
「OHその通り」だと思いました。
⑤最後の神様
ところが実家の寺の洋式便器を勢いよくジャブジャブと洗っている時に、かえり汚水を浴びました。「ウワッ」慣れきって大丈夫だと思っていたのに心が乱れたのです。でも手を休めては綺麗にならない①~④までのコトを思い出しながら「本当のところはどうなんだろう」と、ジャブジャブと無心に手を動かしていました。…その時です!
無心に手を動かしている私こそ、キレイも汚いもウ○ンもすべて忘ぜられていたことに気づいたのです!
「ああ、これが好き嫌いを離れた心、キレイ汚いが生まれる前の心か!」
「OH MY GOD」その時、私は初めてトイレの神様の真意が理解されたのです。
ありがたくて手が合わさりました。ウ○ンのついたその両手で。

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有り難し
おきもち

「逃げ」=「悪いこと」ではない

みみずく様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「逃げ」については、良い逃げと悪い逃げがあり、責任放棄や背信的放棄はもちろん宜しくは無いのですが、一様に「逃げ」が全て悪いと考えてしまってはいけないかと存じます。

時に「逃げ」は本能的な危険回避行動の場合もあります。このことにつきましては、下記の論説が参考になるのではないかと存じます。

「逃げる」のは悪いこと?―ウツの人にもよく向けられる精神論
http://diamond.jp/articles/-/3889

無理に「逃げ」=「悪いこと」とはあまり思いすぎずに、時と場合、状況も考える必要があり、良い「逃げ」もあるのだと思って頂きたいと存じます。「三十六計逃げるに如かず」という故事もございますしね。

みみずく様が、もしか致しますと逃げたいとどこかで思ってしまうということは、本来の自分のやりたいことや自分にとっての楽しいこと、遣り甲斐があると思っていることではない可能性もあります。

もしもそうであれば、そこはあまり無理はせずに、転職や新たな取り組み、次の展開を図られることも必要になる場合があります。本当の心の声を聞いてみるチャンスかも知れませんしね。

例えば、本能的な危険回避行動としての「逃げ」を否定し続けて、やがて無理が祟って心の病になったり、自分を追い込んでどうしょうも無くなってしまってもいけないことであります。

上記のことを理解して頂いた上で、一応、下記のような参考となるまとめもございますので、ご覧になって下さいませ。

「逃げ癖はこうして克服できる」
http://matome.naver.jp/odai/2135064366930992401

丹下様のご回答の内容は、特に一番目の項目のことのわかりやすいご説明となってございます。

とにかく、まずは、「逃げ」=「悪いこと」とはあまり考えすぎずに、実際の自分と今一度向き合っての解決を目指されていかれましたらと存じます。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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嫌なことはイヤ、好きなことは好きな素直なタイプ

イヤになる前に思った通りに進めるにはどうしたら良いかを考える。
「何を最初にやるか」
「やりかけのことはないか」
など考える癖をつける。
そして確認を人の5倍行う。その為に確認の速度を上げること。
また紙にでもふせんにでも目に付くところにメモを書いて張っておく。
メモとペンをなるべく目立たないような形で首から下げる、
忘れそうな事はすぐメモる準備をする練習をしましょう。

イヤと思いそうになったら、鼻からの腹式呼吸をたくさんしながら
深呼吸をしてなるべく落ち着くように努める。
出来そうですか?

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おきもち

50代、妻と娘2人。 若い頃はタイやインドなどアジアを中心に10年程旅行...
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あなたは20代。若さの特権だー!

 みみずくさんの投稿を見ていると私と似て非なる素晴らしい方とお見受けしました。あなたのその態度、これは昔私が出会った名言「電通鬼十則」を実践している人ではないか。
1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
これが実践出来ればもう完璧な仕事人いや社会人ではないだろうか。5番目が足りないとな嘆いておりますが、あなたの仕事ぶりは必ず周囲に味方を得る日が必ず来ます。ひたむきに行いましょう。文字制限のため以上。

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おきもち

あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのでは...
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いいイメージを持ちましょう

みみずく様へ

8割方放り投げて逃げているということは
残りの2割方は逃げていないということですね。
文章の中にありました
「逃げずに立ち向かえば大概は自分の思った通りに進んだり、思ったより簡単に事が済むのですが」
そのイメージを持つことが大切なのではないでしょうか。

意外と思ったよりもできてしまうこと、多いと思います。合掌

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おきもち

鈴木光浄
「人の一生に寄り添うことのできるお寺」を目指しております。さまざまな御縁を...
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質問者からのお礼

みなさんありがとうございます。

大鐵さんの「電通鬼十則」を初めて見ましたが、仕事をするならこれくらい徹底しなければならないなと思いました。
頼まれると嫌と言えないので、いっそのこと何もかもを引き受けて、かつ完璧に仕上げてやろうと思えばやれるような気がしてきました。

丹下さんの烏枢沙摩明王のお話は、以前読んだ漫画に同じ雰囲気のお話があったので、やや懐かしいなと思いだしながら読ませていただきました。
淡々となすべきことをなす、そこに理由を求めないようにします。

水上さんの嫌なことは嫌、好きなことは好きというタイトル通り、すぐに好き嫌いで判断してしまうのも直したい癖です。
メモと確認の鬼になるよう、嫌だなと思ったら深呼吸して落ち着くよう、心がけます。

少しずつ、逃げないようにその場で踏みとどまるよう、頑張ります。
ありがとうございました。

「自分を・性格を変えたい・直したい」問答一覧

生きづらい悪い性格を良くしたいです

自分の悪い性格を変えたいです。 私は咄嗟に出た言葉で人に勘違いをさせて嫌な思いをさせてしまうことが多いです。私は傷つけるつもりで言ってなくても、言い方や表現が悪いせいで相手が傷ついてしまいます。 それだけでなく、わざと傷つけるような発言をしてしまうこともあります。これは私の性格が根本的に悪いことが原因だと思います。 子どもの頃から怒りっぽい性格で、イライラして暴れることもありました。それくらい性格がもともと悪いということです。 両親の仲がよくなかったことや、転校して不登校になったことも悪い性格の原因のような気もしますが、そういった辛い出来事がなくても、きっと根っからの悪い人間です。 数年前に気分障害になってからさらに性格が悪くなりました。 人のせいにすることも多くて、ネガティブな考え方ばかりして、すぐに怒って、愛情を持てません。自分の利益ばかり求めて、人のために何かをすることができません。 だから仏様はどうしようもない人間の私が人を傷つけないようにそばにいてくれているのだと思います。 穏やかで優しい人を見ると、うらやましくて、憧れと嫉妬もあって自分がとても惨めに感じます。良い人の周りには良い人が集まるという考えがあります。それならば私は悪い人間だから私の周りには誰もいないか、悪い人だけ集まるということなのでしょうか。 どうしたら穏やかで優しい人に変われるのでしょうか。仏教の勉強をしても、実践が難しくて、頑張っても悪い性格が治りません。 良い性格になるための教えがあったら教えていただきたいです。 わかりにくい文章でごめんなさい。 頭が悪いから、人に伝えるのが下手です。 まだ20代前半で、これから長いこと生きて行く可能性も高いのに、今のままでは生きていくことが辛いです。

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寄り添ってもらえなかった心

こんにちは。 いつもお世話になりありがとうございます。 季節の変わり目のせいか、自分が更年期も含めて不調なせいか、気持ちが落ち込む日が続いています。 ふと振り返ると、義理の両親との同居生活で辛かったとき、夫は仕事に集中していて私の苦労には無関心で寄り添ってくれませんでした。 孤独で責任感に押しつぶされそうでも他人事のようで、その姿に怒りや悲しみでいっぱいでした。 また実家の父が亡くなった時には、母は自分一人が悲しみのパニックに陥って、一緒に悲しみ苦しかった私を一度も気遣うこともなく、亡くなってからもそれは続き『共に』という考えはなく私には寄り添ってはくれませんでした。 いろんな悲しみや辛さを一人で心の中にしまいこみ、寄り添うべき相手から寄り添ってもらえなかったことが今でも深い傷になっています。 後になって相手に私の気持ちを打ち明けてみれば、一応形だけは反省する気持ちを見せてはくれますが、どうしてもその時の癒しにはなりません。 誰にも精神的な力になってもらえなかったことは、今生きていることへの無力感や虚しさにとても大きな影を落としている気がします。 どうしたら自分を立て直すことができるでしょうか? なにかお知恵をお貸しいただけたらと思います。 よろしくお願いします。

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強すぎる規範意識に苦しんでいます。

神経質でルールに厳しいところがあり、グレーを許せない性格をしています。強迫性障害として現在は治療も受けているのですが、根本的に物事の捉え方を変えたいと思っています。 法律はもちろん、例えば「取扱説明書」に書いてある指示や、「利用規約」、会社の規定など、言葉に表されたルールや指示が存在すると、自分の行動がそれに反していないか、あるいは過去の行動がそれに反していなかったかと何度も言葉の解釈を検討したり人に聞いたり確認したりを繰り返してしまいます。 もちろん明らかな犯罪行為とか、他人に迷惑がかかるマナー違反などはやるべきではないと思いますし、ルールを守る意識があること自体はむしろ良いことだと思います。 しかし世の中、取扱説明書や利用規約は読まない人のほうがおそらく多いですし、はっきり言って商品の説明書の注意事項など、書いてあることを言葉通りに受け取って厳密に解釈・実行していたら、まともに生活ができなくなるんじゃないかと思うほどですよね。 とは思っているのに、「この充電の方法で合っているのか?」「この洗濯の仕方で良いのか?」などと細かく確認し、少しでも疑いがあるとやり直したり、厳密に正しいと言えるやり方に限定したり、どんどん生活が不自由になっています。(普通に考えて、ただのシャツを1枚ずつ個別に洗濯機で洗ったり、家で延長コードを全く使わなかったりする人なんてこの世にいるんでしょうか。) そして、誰かに迷惑がかかったり、事故が起きたりしたわけでもないのに、自分がとても悪いことをしているという意識に苛まれます。 最近は、数年前に知らずに法律違反を犯していた可能性があったことがきっかけで、知らない法律や規則があって、自分の行為は実は禁じられているのではないかなどと考え事をしたり調べごとをしたりする時間が増えました。 元々の性格もあるとは思いますが、少し前まではもっと大雑把な感じだったと思っていて、もう少し気楽に生きたいです。杓子定規により厳しい方に決まりや指示を解釈し、自分を縛るのをやめ、なんでもないことに罪の意識を感じたりしないようにしたいです。 治療も続けていますが、波はもちろんあるものの全体としてはあまり改善している印象がなく、考え方や物事の捉え方を変えたいです。もちろん医師にも相談はしますが。 何とか肩の力を抜いて生きられるアドバイスをいただけないでしょうか。

有り難し有り難し 8
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ