hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

おかしなこと

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

私は自分のせいで周りが全ておかしくなったと感じています。前までいた会社はトラブルまみれ、自分の家族もトラブルまみれ、病気をしがち、私はとんでもないことをしたのだと感じています。私という存在がいなければ、、これでもかというほどトラブルが起きます。悪霊に家や会社が取り憑かれたのは確信があります。どう償えば良いでしょうか。私がつれてきた霊であり、私の心がまえが汚かったのでトラブルは全て自分が生み出したものです。どう生きていけば良いのでしょうか。これ以上不幸が続くのは怖いです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

キサーゴータミーの話

キサーゴータミーの話があります。

幼子を亡くしたキサーゴータミーは、お釈迦さまに「この子を生き返らせる薬をください」と訴えました。
お釈迦さまは「わかりました。その薬を作るには芥子の実が必要です」と言いました。
更に付け加えてお釈迦さまは言いました。「ただし、その芥子の実は今まで死者が出たことのない家からもらってくる必要があります」と。
そこで彼女は家々を訪ねました。「芥子の実を分けてくれませんか?」と。
芥子の実ぐらいであれば、香辛料としても使われるため、どこの家にもある代物です。 「いいですよ」と言ってくれる家はたくさんありました。
しかし、彼女は問います。「今までこの家から死者はでてないですか?」と。
すると家の人は答えます。「実はこの間おばあちゃんが……」と。
そこで次のお宅へ向かい、また同じように尋ねました。「今までこの家から死者はでてないですか?」
「実は何年か前に祖父が……」
「実は何年か前に夫か……」
「この子が生まれてすぐに妻が……」
「何番目の子供が事故で……」
「数十年前には父方の母が……」
「そういえば父方の母の姉が私の生まれる前に……」
そんなこと言えば、両親、祖父母、そのまた前……、死者の出ていない家なんてあるはずありません。 彼女は、各家を訪ね歩くうちに気がつきました。
「死は誰にでもやってくる。自分だけが特別不幸に見舞われたわけじゃない。誰もがそのような苦しみを背負っていたんだ……」

 この説話は、人はだれも必ず死ぬのだ、というお話の時に使用しますが、ちょっとあなた向けに改造してみます。
 「死者が出たことのない家」を、「会社のトラブル、家族のトラブルのない家」に変更して考えてみましょう。
 どこのお宅も平和に過ごしているように見えますが、本当に何のトラブルもないお宅なんてありません。

 あなたの身の回りでトラブルが起こるのはあなたの心がまえのせいでも悪霊のしわざでもなく、どこのご家庭でもよくある事なのです。

 トラブルもあるかもしれないけど、楽しいこともあるんでないかい?そっちに目をやった方がいいんでないかい?

{{count}}
有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

光禪様

ご回答をいただき、誠に、ありがとうございます。文章全体を読んだとき、嬉しくて涙が出ました。こうやって言って欲しかったのかもしれません。キサーゴータミーの話を知れて、その話について考えたとき、そうだ本当に、トラブルのない家や会社などはないんだと強く思いました。私は綺麗事だけうまくいってることだけが善でありトラブルは悪と思っていましたが、トラブルはそれとしてちゃんと受け止めてあげると、なんだがそれと同時に色々な幸運に気づくのでした。やはりまだ罪悪感はありますが、身の回りにある幸運や楽しい事にも目を向けて、しっかりと生があることにも感謝して生きてゆきます。本当にありがとうございます。

「会社・職場・学校の人間関係」問答一覧

苦手な人の目を見れなくて困っています

お世話になります。 前回職場の人間関係で相談させていただきました。 その中のBさんという人から、わたしの事をAさんから聞いただけで、わたしに真偽を問わず無視してきた人物がいます。その他にもいろいろと仕事に支障をきたす嫌がらせを受けました。 その後、Bさんとはお互いの立場もあるので和解という事で一段落はしています。 しかし、わたしの心の中にこの人は人の話を鵜呑みにして悪口を言っていた人だという思いが拭いきれず、まともに目を見れなくなりました。 会話することが心理的恐怖で、話しかけられるのも嫌でたまりません。 元々の元凶のAさんよりも苦手になりました。 Bさんは大人しく自分の考えを出さないので何を考えているのか見当もつきせんからそこも厄介です。 目を合わせないことで仕事に支障はありませんが、感じが悪いわたしの態度が自分でも子どもっぽくて情けないです。 普通に接したいのにできないことが苦しい。 何か心の支えになるような仏教の教えはありませんか? 嫌いな人にも普通に接することができるようになりたいと思います。 いい年をしてお恥ずかしいのですが、どうかよろしくお願いします。

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

頑張っている事に対する否定

仕事、職場に関して相談させていただきます。金融機関で営業をしております、30代半ばの女性です。 少し前の話になりますが、県内でかなり優秀な営業成績で認めていただき、日頃の取り組みを同職の人たち(80人くらいしかいませんが)の前で発表してほしいと任命されました。 その機会に発表内容を考えて、指導役、講師の方、直属の支店長や部長に目通しをしていただき、発表に至りました。 なかなか同職の人はその商品を積極的に営業をしていなかったり、知識習得をせず勧め方も分からない場合が多く、どうしたらやってみようという気になるか、私がやっていたことを伝えてほしいと上から要望を受けて考えました。 その内容は下記のような感じです。 ・営業するために日頃から新聞を読み、知識や株価などの値動きをチェック。 ・私は文学部出身で経済系に強くないため、経済金融の基本的な本を読み、基礎固めをした。 ・お客様の意見を聞き、その方にあった商品を勧める。 ・投資商品は元本保証がないため、お客さんと金融機関側のリスクを考慮して、支店長と常に相談して進めること。 ・支店の担当は私一人なのでまだ協力体制が敷かれておらず、そこが課題だということ。 ・お客様との面談によって、投資未経験者でも契約していただき、的確な情勢からの商品アドバイスで収益があがっていること。 ・職場全体の状況が、他の金融機関に比べて投資商品取り扱いがおくれており、また、社員の知識不足が目立つ。不十分なまま営業を行っていたりするため、自らの努力と思い切った行動が必要なのではないか。 ・自分自身まだまだ不十分なので、むしろご指導いただきたいと思っている。 といった内容です。 上席の方々からお褒め言葉をいただきましたが、同職からかなり批判もあったようです。同年代というよりは40代50代で営業職の人から、懇親会で話の意味がわからないと暴言に近い事を言われたり、私が自分一人だけでやっていると解釈したようで、かなり陰口を言っていた人がいたそうです。 頑張った事に対する否定ですのでショックを隠しきれないのです。対応に当たった指導役の人は、多分僻み妬みだろう、理解が出来なかったんだろうと言っていました。 どうすべきだったか、部長まで目通ししてくれたのに、何がダメだったのか、文句を言われた時にどう対処すれば悩んでしまいます。何かご教示いただけます幸いです。

有り難し有り難し 5
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ