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婚約中ですが、不安です

回答数回答 4
有り難し有り難し 43

毎日が幸せいっぱいかと思っていましたが、不安になってしまいます。
結婚資金は貯められるのかな?
この人と一緒に生きていけるのかな?
自分自身、真面目すぎるので、一種のマリッジブルーなのかもしれません。
もっとポジティブに楽しく乗り切るためのアドバイスをお願いします。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

違う世界に行くのは、誰しも不安なものです。

私も不安でした。

当時の住職と大喧嘩して、
お寺を飛び出して、
フリーターになって、
その最中で結婚しました。

将来のこと、
お金のこと、
子どものこと、
いろいろ不安材料には事欠きませんでしたが、
その時2人でいることは幸せでした(今もですが・・・)。

どれだけ幸せになっても、
不安感は絶対に0%にはなりません。
だからこそ選んだ彼氏と、
喜怒哀楽を分かち合って歩んでください。

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おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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上手くいく保証がないからこそ、二人で

chan_meguさん、はじめまして。
婚約をされたとのこと。
おめでとうございます!

でも、不安なのですね。

人生でも何度か取り返しのあまりつかない決断をしなければならない時が来ます。

結婚しかり。
進学しかり。
高額購入しかり。

一度決断してしまうと、こんどは本当にそれで良かったかどうか?もっといい選択肢があったのではないかと不安になってしまいます。

なぜならば、もし失敗だったら?もし他の条件が変わって悪い方向に向かったら?とか、ダメだった場合のシミュレーションを頭が勝手にしてしまうからかもしれません。

お釈迦さまは、これらを「一切皆苦(いっさいかいく)」と押さえられました。
どんなにいいことも、もしこれが無くなったらと心配になるし。
わるいことは、永遠に続くように感じられたり。

でもお釈迦さまの考え方の面白いところは、すべてのものごとはよかれ悪かれうつり変わるので、そのことさえ分かっていたら苦しみは減少する。「四聖諦(ししょうたい)」とおっしゃっています。

なんでもそうですが、やってみることと想像することはそうとう違います。
結婚してみても、現実には個々にいろいろ条件がちがうので予想とちがうことが多々起こります。
上手くいくかもしれないし、上手くいかないかもしれません。
でも、そのときそのとき、あなたの選んだパートナーとできるかぎり協力してすすんでみてください。

最後にわたしの感想ですが。
結婚は楽しいですよ。
とくに十年すぎると、見違えるように楽しくなります。

結婚おめでとうございます。
人生の荒波を、お二人でできるかぎり協力して、たのしんですすんでいってください。

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おきもち

平松理薫(釈理薫)
真宗大谷派(東本願寺)僧侶 東京品川 日夜山正徳寺 住職 主な活動...
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「祝婚歌」

chan_megu様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

結婚直前では、結婚後に生活環境の急激な変化を迎えるため、色々とあれこれと不安に思うことがあるかとは存じます。

変化の伴うことは、やはりどうなるか分からないところもありますから、どうしても不安になりますよね。

問い「周りの友人が羨ましくてたまりません。」( http://hasunoha.jp/questions/290 )のご質問者も「幸せなはずなのに、不安です。」とおっしゃっておられました。

そうですね・・一人で悩まずに、その不安な気持ちを婚約者とも共有して解決することも必要かとは存じます。婚約者に少しずつでも正直に話してみてはいかがでしょうか。。

それと、あまりあれこれと真面目に考えすぎず、少しはゆとりも持って取り組むことが良いでしょう。

二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

お二人の幸せを願って。。

祝婚歌・吉野弘氏

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で風にふかれながら
生きているなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい

そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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主体性のある愛を持とう

お金の事も大事ですが、
「私が彼を幸せにしてあげたい」「幸せにするんだ」という気持ちを持つことです。子供ができても子供ばかりではなく彼を愛し続け、私が、この家庭の幸せの温度を維持していくんだいう意思を持つことです。
主体性のない結婚は相手まかせの結婚では不安は消えません。
どちらも主人公なのですし、どちらも家庭の幸せづくりの役割と認立っているのです。
婚約といっても、直観も大事です。
する前にもきちんと具体化、見える化すべきことはあります。
ふたを開けたら丹下のような甲斐性無しだったorz何ていっても取り返しがつきません。つきますが。
不安は、具体化、見える化することで消えます。
彼の貯金、今後の収入、よくよく考えてください。
ある国では経済力のない人は結婚してはいけないのです。
だった、子供を養っていけないからです。
もし彼に浪費癖があったら、引き返すことをあなたの為にもあえて、お勧めいたします。
無限の選択肢の中で選ぶべき道は「私が信じたのだから」なんて曖昧な時代は終わりです。
物事は、具体化、見える化、夫婦間にはそれがないと安心にはつながりません。
しっかりコミュニケーションし、かれが隠したがるようなことがあったらきっかりその先を見極める責任はすでに始まっているのです。
良い面と、悪い面の両方をお話しいたしました。
いずれにせよ、あなたの幸せを祈っています。

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おきもち

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ