攻撃的な性格を直し、穏やかな生活を送りたい。
現在サラリーマン管理職をしております。
昔から攻撃的な性格で、
自分を否定したり、
批判されると、徹底的に追い込んでしまいます。
昔から営業や人を育てる事が得意で、
最優秀社員も頂いております。
ただあまりにも攻撃的で、癇癪持ちで、
口が汚いので、
回りからはキチガイ扱いされて、
嫌われています。
いつも、余裕がなく穏やかな性格になりたいです。
どのような心構えでいれば、
穏やかな生活を送ることができるのでしょうか?
アドバイスいただけると幸いです。
攻撃的。執念深い。臆病。卑怯。意地が悪い。人に異常に厳しく自分に甘い。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
引っこ抜かないからこそ聖剣エクスカリバー
否定もしません批判もしませんのでご安心ください。(._.)仮に批判されたと思っても噛みつかないでくださいね(笑)
「正義で人を責めるな」という教えがあります。
正義の聖剣エクスカリバーを振りかざし、人を殺める事は結果的に相手を傷つけることに他なりません。そりゃ傷つけりゃ人は誰でも痛いですよ。
私たちは少年ジャンプ、ファミコン世代。
大体あのころのマンガやゲームは正義主義、自分たちだけが正しい、自分以外対立する相手はみんな悪、という設定。
「くらえ!雑魚キャラめ、ペガサス流星拳!」「俺にも子供がいるのにぃ…ぐわっ」
「翼くーん、ロングシュート!」「何ィ!?明日死ぬかもしれない病気の妹が観ているのにぃ?」
「お前はすでに死んでいる」「オレの帰りを待っている家族がいるるる、るれろっ!」
「筋肉バスター!」「俺、ヘルニアなのにぃ」
4月に上映予定の映画「アクト・オブ・キリング」でも知られることになりますが、インドネシアでは過去の歴史で正義の為に100万人虐殺、殺してしまったそうです。さて最後はどうなるかというとみてのお楽しみ。
~正義という危険思想~
中国は自分たちの正義の名の下に為に世界各地の侵略を続けています。
正義という考えは危険思想です。
マイケル・サンデル教授の白熱教室でも「これからの正義」がテーマになる事がありますが、
最終的にはいくら正義という考えでも慈悲や愛や智慧がなければいくら正義超人と言えど悪魔超人、危険思想ズラ(ジェロニモ風)。
「自分にとって良いこと」「自分にとって悪いこと」という小さな価値観だけでものをみると全体像が把握できなくなる、ということはあります。
「〇〇にとって良い事・悪い事」を考え抜くと、公の利益を考えられるようになります。
そうすれば、相手の為になる事を自ずから上司サービスができるようになります。
自分にとって、彼、彼女にとって、
部下、上司、チーム、会社にとって、
地域、社会、日本にとって、
世界、地球にとって、神仏にとって、鍋のフタのとって…(←あ、これ間違い)
自分にとっても相手にとってもWINWINな関係、お互いにイイねイイねな関係のためにも、聖剣エクスカリバーは引っこ抜かないほうがイイのです。
もうあなたは引っこ抜かなくても十分おさめられるでしょう?
ワシはいつも逆を考えます。
ひろゆきさん。サラリーマンは競争社会、自分に隙を見せれば相手はそこを付けこんできます。ワシはその中で生きていくには必要な能力と思います。別に変える必要はないと思います。
この性格で最優秀社員になれたのですから、ここからは落ち着きたいのですかね。申し訳ありませんが、穏やかな生活は送れません。自分の性格が起こしたことですから。性格は変えられません。ワシも修行したからといって、未だに自分の性格は変えられておりません。
穏やかな生活は最初はいいかもしれませんが、すぐに元の生活に戻ろうとするはずです。だからいくら心構えを言ったところで効果は期待できません。所詮、栄養ドリンク程度、効き目が薄くなれば、他に相談できる人所に行き、効果を期待してしまう。
そのままでいましょう。あなたのことが嫌いな人もいれば好きな人もいます。会社にとって現代社会にとって必要な人材です。あなたのように人に厳しく当たる人もいれば優しく当たる人もいます。そのバランスが大切なのです。時にはどちらの性格でも孤独感に苛まれることもあります。
敢えて、心構えを言えば、他人の性格の違いを認めてあげてください。口や態度に出すのが難しいなら心の中で常に意識していてください。
穏やかな生活より充実した生活に乾杯!
攻撃的な性格を直すために
ひろゆき様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
攻撃的な性格を直されたいとのことですが、それは攻撃的な性格が災いして、これまでも何か色々と損をされたり、負の部分があることをご自身である程度自覚なされているからであるかと推察申し上げます。
下記の問いにて述べさせて頂いておりますが、私たちは、他との関係、繋がりにより成り立っている「縁起」的な存在でございます。
問い「考えすぎて自分だけどころか他人も傷つけてしまう。」
http://hasunoha.jp/questions/418
この回答では、自意識過剰について扱わせて頂いておりますが、攻撃的な性格となる要因の一つとしては、過剰な自意識へのとらわれも関係しているのではないかと存じております。
おそらくどこかで「自分が、自分が」という意識が優先してしまっていて、攻撃してしまう相手のことを思い遣れなくなってしまっていることが考えられます。こう言ったら、相手はどう捉えるだろうか、どう傷つくだろうか、落ち込まないだろうかなど、少し考える余裕が失われている可能性がございます。
そこで、上記問いの拙回答内容から引用となりますが、
『・・仏教的には、少しずつでも「空」の理解を進めることで、強い自我意識へのとらわれを離していくことが求められるものとなります。「空」と言っても難しいですので、例えば、「自分が、自分が」では成り立たないという存在であることを理解していくということであります。そして、「自分が、自分が」となってしまっている意識を、その「自分が」という存在は、他との関係性の中で成り立っている、自分一人では到底に生きてはいけない、存在できない立場であり、他との関係性をより良く大事にして、意識的に他のことをもっと思い遣れるようになっていこうとして、言動に注意を払うようにしていくということが大切になります。基本的には、自分のされて嫌なことは他にしないということを心掛けることでも随分と変わってくるのではないだろうかと存じております。・・』
と書かせて頂いておりますように、自分のされて嫌なことは他も当然に嫌なはずですから、それをしないように少しずつでも注意していくようにすることで、攻撃的な性格も徐々に直すことができるのではないかと考えております。どうか善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌