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心の健康のために

回答数回答 2
有り難し有り難し 21

いつも大変お世話になっております。

自分は最近「心が健康である」ことが生きるうえで
とても大切だなとつくづく考えております。

ただ、心を健康にするために、何をするべきなのか、なにをしたらいけないのか、いまいちわかりません。

そこでぜひお坊さんの意見を賜りたいと思いました。

心の健康のために
・するとよいこと、
・避けた方がよいこと
をご指導ください。よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

健康であろうとしない事

これはあなたが望んでいる答えではないと分かっていながらもあえて申し上げます。
健康病という言葉があるように自分でこれが健康だ、などと決めないほうがイイです。
どんなに病気の人でさえ、病気である事を忘れていられる時があるでしょう。
それは体は病気でありながらも、こころが健全な状態です。
上手に病気になる人は体の痛みに加えて心も病む。
下手に病気になる人は体の痛みのみで、心はアレコレと騒がない。
あなたもたった今の自分の心をご覧ください。
これをご覧の時に、健康だろうが不健康だろうが、生老病死だろうが、そんなことも一切オカマイナシに過ごせていた状態があるでしょう。
悟りも、健康も、要らぬ、知らぬ、存ぜぬ、存せぬ心の状態こそ、最高最上己健全、健康です。
心の最高の状態を握って、常にそこにとどまろうとする姿勢は正しいようでありながら、実はひと手間、ひと手続きがある。心に一物あるうちは、まだまだ半可通なのですわい。

「アレコレあれど、知らず知らずに流せていた状態を 成仏というなり」 弊師のおしえ

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有り難し
おきもち

「八正道」

hibikukagayaku様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

心の健康のために・・そうですね。やはり仏教的には、「中道」を保つということになるでしょうかね。。

「中道」につきましては、最近では下記問いにて扱わせて頂きました。

問い「不登校、学校に行くということ」
http://hasunoha.jp/questions/416

『・・仏教的な難しい言葉で言いますと「中道」となるのですが、とにかく無理できないならば無理しないことです。当たり前のことですが・・例えば、琴の弦は強く絞めすぎると、やがて弦が切れてしまって音が出せなくなってしまいます。かといって、絞めるのが弱すぎると弦はゆるんでしまって音が出なくなってしまいます。強くもなく、弱くもない、中くらいに締めたところで琴の弦は丁度良い音が出ます。このように、加減をしっかりと推し図りつつに、無理せずにご自身のペースで取り組んで頂けたらと存じます。・・』

とにかくストレスを溜めすぎず、無理しすぎず、また懈怠しすぎずなど、極端を避けるということが肝要になります。

あとは、やはり身体も心の状態に大きく影響して参ります。体調が悪いと気分も優れずに憂鬱になったり、不安になったりしますので、身体も健康に調えるというのも大切になるのではないかと存じます。

例えば仏教では、私たち人間の存在は、「五蘊仮和合」なるものとして成り立っていると説明致します。

五蘊とは、般若心経にも出て参ります「色・受・想・行・識」のことで、それぞれ、色(物質・肉体)、受(感覚・感受作用)、想(表象・概念作用)、行(意思・意志作用)、識(意識・認識作用)で、それら五蘊が因縁によって仮に集合していることによって私たちの存在は現にこのように成り立っている次第となります。ですので、健康のためには、それぞれの作用のバランスをできるだけ崩さないようにしていく必要もあります。

特にそのバランスを保つために、健康のために、あるいは「中道」を歩むために、「八正道」(正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定)( http://ja.wikipedia.org/wiki/八正道 )を意識的に心掛けて行うということが大いに役立つのではないかと存じます。是非、共に頑張って取り組んで参りましょう。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

丹下覚元さま、いつも大変お世話になっております。
「心の最高の状態を握って、常にそこにとどまろうとする」のが自分のこれまでの
心の健康法だったのですが、ちょっとちがうのですね!

生き方を少し方針転換する必要がありそうです!

「あなたが望んでいる答えではない」・・・いえいえとんでもございません。
まさに僕の求めていたアドバイスでございます。
ありがとうございました。これからもよろしくお願いしたします。

川口英俊さま、いつも大変お世話になっております。
「ストレスを溜めすぎず、無理しすぎず、また懈怠しすぎずなど、極端を避ける」
中道は本当にすばらしい考え方だなあと改めて思いました。
精進してまいります。
ありがとうございました。これからもよろしくお願いしたします。

「心に余裕・ゆとり・広く大きな心」問答一覧

自分は心が狭いのかな

遠方に住んでいる姉と姪がいて時々LINEで連絡は取り合っています。数年ぶりにみんなと会い姪がグループLINEを作ってくれました。最初は何気ない日常の近話題でしたが段々と姪の子の話題が中心になってきました。姪の子は会ったことはないですが私にとっても孫のようで可愛いと思っています。時々ならまだいいのですが 毎日保育園の様子を示した園便りと子の動画や画像が送られてきてちょっとお腹いっぱいになっています。他の姉や姪は可愛い!と褒めています。もちろん私も褒めます。ただその姪は他の話題が出ると全く反応しません。特に私が他の話題を出すと。すぐに自分の子の画像や動画を被せるように送信してきます。。そうなると他の人は褒めるモードになり結局子の話題に変換されていき他の話は潰れていきます。モヤモヤしますがそのまま静観しています。 その姪がLINEに自分の書いたエッセイが掲載された雑誌のことを載せてきました。どれどれ?と思って見たら「◯さん!△さん!⬜︎さん!みんなで集まった話載せてます!見てね!」ときました。みんなすぐ反応して盛り上がっていました。 私はなんのことかわからないし自分以外を名指しで呼びかけているのがなんだかすごく嫌な気持ちになってしまいLINEを閉じました。仲間外れになったような気持ちで悲しくなりました。 前から私以外同じ地域なので会ってるのでその時の話題でみんなで盛り上がることはありました。私は入っていけないのでいいねやスタンプ押すだけで淋しいけど仕方ないと思っていました。 その後子の誕生日会をすると言って集まりまた盛り上がっていました。 私は参加出来ないのでプレゼントを送りましたが事前に姪から「プレゼントはいらないです。気を遣わないでください」と個人のLINEがきました。淋しい気持ちになりました。 私以外に呼びかけた日から私はグループLINEに参加するのが怖くなりました。また内輪だけで盛り上がり傷つくのが嫌だからです。姉たちは薄々察し何気なく連絡してきますが応える気になれません。プレゼント送った姪も何も言ってきません。 この事にイライラしたり悲しくなるのは私の心が狭いからでしょうか。グルーLINEはそのままにしてありますが参加する気にはなれません。こんな気持ちになるのは私がおかしいのでしょうか。気持ちの持ち方がわからず毎日悩んでいます。どうかご助言をお願いします。

有り難し有り難し 4
回答数回答 1

心の小ささについて

好きな人がいます。彼とは、約1年ほど前にバイト先で出会いました。当初は、彼からの連絡や誘いが積極的で、これまでの恋愛のことや、結婚願望も打ち明けてくれていたので、私も愚直に向き合おうとしていました。ちなみに、私はその数ヶ月後に新卒として遠方に引っ越しをすることが決まっていました。ですので、遠距離恋愛を前提とした恋愛であることは、お互いが承知の上でした。 ところが、彼がコロナとなり、約束は延期。その後も彼の仕事が忙しく体調不良が続き、何度か当日のキャンセルが続きました。 最後に、友人1人を交えて3人で食事をすることができ、ご飯をご馳走して貰い、私の大好きなお花をプレゼントしてくれました。 悩んだ挙句気持ちを伝えようと再度彼を誘ってみたものの、その日彼が体調不良となりまたもや中止。 そのまま旅立ちました。その後も連絡だけは続いており、帰省する際には声をかけましたが、彼が多忙と体調不良で叶わず。次第に彼からの連絡頻度も薄れていきました。 そして、私が引っ越し先で適応障害となり、地元に帰ってくることとなりました。彼と会えない期間は約半年にも及びました。連絡頻度は10日に1回ほどです。 彼にはお土産を買っており、それを渡すことを口実に会う約束をしました。そこでやっと会えたものの、私の中で、何かがぷつりと切れたような気持ちでした。 ずっと彼の返信を待ち続けたこと、ずっと会えなかったことが自分の中で沸点を迎えてしまったように思います。楽しかったものの、どうしても彼のダメな部分に目が向いてしまいました。そしてそれを機会に、ずっと続いていた連絡も、これ以上はやめようと決意しました。 その後、今に至るまで1ヶ月間連絡をとっていません。月日が経ち、自分自身の行動と感情を振り返ると、いくつも反省点が挙げられます。 思えば、やっと出会えたその日、彼は自分のことを嬉しそうにたくさん話してくれて、ご飯もご馳走してくれて、重い荷物を持ってくれて、連絡が遅くなっていたことも謝ってくれていました。さらに、彼の情けない部分も弱い部分も、包み隠さずに伝えてくれていました。 にも関わらず、勝手に1人で溜め込んでしまったこと、そしてまた、等身大の彼を受け入れることができなかった自分の小ささに、悲観するばかりです。 私の選択は正しかったのでしょうか。 私は彼を愛していたのでしょうか。

有り難し有り難し 3
回答数回答 1

休みがなく毎日に余裕がない

昨年離婚し、3人の小学生を育てています。 上の子2人は少年野球のチームに入っています。末っ子は、発達障害を疑うほど落ち着きがなく、集団の中で気掛かりなことが多かったので、ボーイスカウトに入れています。 離婚原因は、少年野球の保護者の時間的拘束があまりにもキツく、コーチとして参加していた元夫と意見がぶつかったことが引き金となりました。もちろん、それだけが理由ではありません。 上の子二人は今でも野球を続けたがっており、離婚後は私も子供のしたいことをやめさせるのが忍びなく、できるだけ野球のお世話もし、末っ子のボーイスカウトも付き添っています。 子供たちの所属するチームは熱心に活動しており、毎週末土曜は一日練習か試合、日曜はたまに半日になりますが一日拘束の時も多々あります。 上の子は今高学年のチーム、下の子は低学年のチームで活動し、練習や試合の場所や時間が違ったりします。それぞれに配車や付き添い、送迎を求められます。 この中に、ボーイスカウトの予定も入って来ます。どうしても、配車や付き添い、送迎ができない時がでてきます。 上の子のチームの保護者は、チームの子を中心に付き添いできる保護者が多く、行けないことを理解してくれますが、下の子のチームは、私と同じように行けない保護者も多く、同じ人に負担がかかり大変で、正直、親同士の雰囲気が悪いです。 先日も、配車をしたら、チームの独自ルールに反していたようで、世話役の方からきつい注意を受けました。世話役の方の、なんで私ばかりが、という気持ちも理解できる反面、頑張って付き添えばぷりぷりと怒られ、やっぱり嫌だと感じます。 もちろん平日はフルタイムで仕事をした上でこの週末です。家事に手が回らず家はグチャグチャです。疲れがぬけません。もしろ溜まる一方です。最近は、末っ子のわがままにカッとして、手が出たり、物を投げたりしてしまうようになりました。 上の子二人にも、野球がやりたいのならこうしろ、とか、やめてしまえとか、言ってしまいます。本音としては、子に少年野球をさせればほぼ義務である、親の土日祝日の長時間の拘束と集団行動、配車に気働き、全部私の苦手な項目ばかりで、親として、子が頑張っていることをさせてやりたい気持ちとの板挟みなのです。 上の子はもうすぐ卒部です。どうしたら明るく楽しく我が子を応援できる母親になれますか。

有り難し有り難し 22
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お釈迦様のような心を持つには

無視や悪口や嫌がらせ、パワハラ等 今まで沢山(今もありますが)経験し、それをする人が大人になると(特に女性)病むまで続けてくる人もいます。(本人は悪い事をしていると自覚してないみたいです、) その場から離れたらすむ話ですが… 「嫌がらせを受ける側が悪い、弱いだけ、離れるのは逃げているだけだから」等言われてきまして、私が悪いのかを毎回考えていますが普通に会話して普通に仕事をしてきましたが… その人から見たら私の何かが気に入らないのかもしれません。 相手にしないようにしていますが、逃げている気がして自分が情け無く、そんなにダメな人間なのかと感じる事もあります。 この負の出来事に対しての対処法で、 「先ずは一番最初に紙に『思い付く限りの感情』を書き出して、それを折りたたんで『よくわかった、ありがとう。』と声をかけてから処分して、その後 『私は他人から誤解を受けず、また人気者になった!』 と、宣言する。(声に出さなくていい) だいたいは《不安》とか《不満》とか《疑い》の気持ちが湧いてくるから、 『ナゼかそうなんだから、しゃーないやん!』 と、声に出さなくていいので駄々をこねます するとマイナス思考はおさまります 宣言した後は、マイナス思考が出たときだけ 『私はナゼか人気者なんだもん!』 と、駄々をこねる 早ければ翌日辺りから変化がみられる。」 と言ってる人もいますが… 私にとっては解決にはならなく、何故自分に対して駄々をこねなければいけないのかがわかりません。 どうしたら、お釈迦様のような広い心を持つ事が出来るのでしょうか?

有り難し有り難し 23
回答数回答 1

困ったさん

客席100席以上、ランチ帯は満席になる飲食店でのハプニングです。 ある日のこと、うっかり職場にお財布を忘れ、困ったお客様がいました。 「すぐ隣のビルに戻って支払いに来る」とのこと、初見のため予め教わった店の対処法通りにお願いをしました。 ・貴重品を預かり、支払いが済んだら返す 「スマホを置いていっていただけますか」とお願いしたところ、顔色が変わり「そんなことは一回も言われたことない!」と拒否。 (一度も…って、財布持たずに飲食するのが初めてじゃないほうが信用問題だと後日談) 結局、別の店員が「何度か顔を存じている」ので苗字と電話番号を控え、退店後支払いに再来店。 ベテランいはく「それは、そのお客さんが常識に欠けている」「こちらの言い方にもよるけど」「正解はない、どんなお客様かにも、対応は変わる、だから経験として刻む」「本当に身なりが不審で、無銭飲食の場合もあった(以下修羅場の警察沙汰、武勇伝)」たくさんアドバイスいただきました。 非常に静かで落ち着いた店なのですが、そういったお客さんがごくごくたまにいるので、いちいち心乱されず、さらりと対応できるようになりたいです。 私も実は、お世話になっている治療院では、「次回で良いですよ」という対応に救われたことはあります。 ずばり、好意の返報性、でしっかり今も通っています。 ただ、今回のような場合、よほどの信頼関係がある場合でなければ普通、飲食店などは「身分証明書を提示」「貴重品お預かり」などで対応するのが一般的のようです。私は初見でした。 治療院で最後にお会計で気づいた時は「ごめんなさい、お金おろすの忘れました!荷物おいて駅前のATM行ってきます!」「いやー、次回でいいですよ」「えっ!次回って、いつ来られるかわからないし!」「今日、今から行くのじゃ大変でしょ」そんな流れでした。 そのお客様は故意ではなく支払い意思があり、貴重品を預かる、との対応でまるで自分が疑われた事に怒ったのかと…。しかし、隣のビルに取りに行く、苗字、電話番号も、嘘か真実かはその場ではわかりません。 万が一、一回ぐらいは損しても良いくらいの寛容さで、お客様の気を損なわないのが智慧なのでしょうか。 時折、店を困らせる方もいらっしゃるけれど、それも含めてが「商い」なのだから、と自分が視野を広げるところか…なんとも次に活かしたい考えどころです。

有り難し有り難し 35
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ちっちゃなこと気にしたくない!

おおらかに生きるコツを教えていただきたいです。家庭の愚痴のような話になり恐縮ですが、お話聞いていただけると幸いです。 婚約者と一緒に住んでます。 とてもあたたかく良い人なのですが 気を利かせてやっていただいたことに対し わたしが小さなことが気になりムッとしてしまいます。 例えば夜洗濯物を浴室乾燥にかけ始め本人は飲みに行き、乾燥時間が入浴時間にかぶってしまってたり、料理した後片付けが7割で止まって他ごとしてたり。 昼ごはん代渡してるのに家の食材で昼ごはん作りもりもり食べて(大食い)別途食費を請求したり。。わたしが食費を管理しており節約しようとメニュー工夫したりするのですが本人は一食でいろんなお肉を使い切ったり、値段は気にしてなさそう。 一緒に家事してくれることはこの上なく嬉しいのですがモヤモヤ。 同じ価値観でないからこそ違いも生まれる、他の面でわたしも許容してもらっている、と思いつつつめたい反応をしてしまいます。気持ちを伝えてみたこともありますが小言のようで嫌な思いさせてるだろうなとわたしも悲しくなります。黙って感謝を伝えればいいのに。 このような気持ちの時どのように折り合いをつけてますでしょうか、アドバイスをいただきたいです。

有り難し有り難し 5
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ