hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

家を立て替えても大丈夫か?

回答数回答 1
有り難し有り難し 22

一昨年家を立て替える話の最中に突然義父が亡くなりました。話は一旦中止になりましたが今年また立て替える話が出てます。
しかし主人がいわゆる細木数子の占いで言う中殺界、私が小殺界であまりいい年回りじゃないようで、そういった年には家を立て替えるのはやめたほうがいいですか?
やはり良い年回りなど見た方がいいですか?
よく家を建てると…という迷信を聞きます。その話の最中に義父が亡くなったので余計にそうゆうのがあるんじゃないかと気になり、主人や子供達に何かあったらと不安ですが家も小さくガタがきてるので立て替えたい気持ちがあります。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「大殺界」という言葉で不安にさせて金儲けする占い師

 占い師と呼ばれる方々は占いというツールを用いる一種のカウンセラーと理解すべきです。ちなみに、以前別の質問で回答してますが、霊能者よ呼ばれる方々も、口寄せというツールを用いる一種のカウンセラーと理解すべきです。http://hasunoha.jp/questions/3531 、

 http://hasunoha.jp/questions/2755

 私は細木数子の占星術とやらを馬鹿馬鹿しいと思ってます。ネットで検索すれば細木さんの大殺界等に疑問を唱えたり批判したりする記事はたくさんあるようです。細木さんの著書やインタビューを丁寧に検証しているものもあるようです。
  私は霊視の関する質問で霊能者の行うカウンセリングについて次のように説明しました。
「霊能者と言っても、ホトケオロシというパフォーマンスを行い、依頼者の悩みを解決するカウンセラーです。依頼者の悩みを聞いて、依頼者の近況や家族状況等を把握した上で、死者の言葉として解決策改善策を伝えます。但し、1回のカウンセリングですべて解決してしまったら、口寄せの依頼に来なくなりますから、不安の種を残すようにします。」
細木さんの大殺界なんて説明も基本的には同じだと思います。大殺界なんて信じるに足りません。

 家の建替え計画のさなかに、お義父様が亡くなられたことから不安を感じる気持ちはわかります。
でもね、家族が6人いれば、必ず誰かが占い師の言う「良い年回り」にも当たるし「悪い年回り」にもあたります。毎年、相当数の住宅が新築され相当数の社屋が新築されています。それぞれの家族、それぞれの社員を調べたら、大殺界に当たっている人はかなり居るはずですが、建築に関わったせいで何人もバタバタ亡くなるなんてことは有り得ないことです。冷静に考えてみましょう。

 古い言い伝えと呼ばれるものには真っ当な根拠の有るものも少しはありますが、大部分は根拠の無い迷信です。「家を建てるのは・・云々」という迷信に振り回され、住環境の悪化を放置する方が問題だと思います。

 尚、家を建て直す場合、資金計画、業者の選定、設計、契約、施工、引っ越しと普段経験しない重要な事柄が続きます。これらのことで、健康を害したり家族の不和が生じたりすることが多いです。体調管理と家族のコミュニケーションに注意することが占いよりもはるかに大事です。

{{count}}
有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがとうございました!
ひっかかっていた部分、薄々思っていた部分を背中を押していただき、「確かにそうだよな!」と思えました。
立て替えても立て替えなくても何かは起こるわけですし、何かが起こっても結びつけないようにして家族とのコミュニケーションと体調管理に目を向けたいと思います!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ