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チュンダの報い

回答数回答 3
有り難し有り難し 17

私のしたことの詳細は過去の質問を読んでいただきたいのですが、
父の寿命を縮めたのが自分のしたことのせいではないか、とずっと思ってきました。
最近、私のしたこと(サプリメントを飲ませ続けたこと)がやはり悪い影響があったのではないか、と改めて考えています。
当時の主治医はそれについて認められなかった、と言い、他の医師にも確認したところ、考えにくいとの見解でした。
しかし、自分ではどうしても自責の念や疑念を拭えず、症例報告などをずっと検索する日々です。
その中で、外国で父と同じような状況で同じサプリメントで害があった症例を見つけ、やはりそうだったのでは、と苦悩が深くなりました。少なくとも可能性としてはあった、ということです。
それ以来、やはり父に害をなしたのは自分のしたことでないか、という思いが心を占めています。
末期ではありましたが、まだ少し生きられたはずの父の命を縮めてしまいました。どう償ったらいいのか。
生きているだけで地獄です。
お釈迦様の死の原因をつくったチュンダも、こんな思いだったのではないでしょうか。

2024年1月8日 13:40

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたもチュンダも原因ではないと思います

拝読させて頂きました。
あなたのお気持ちとてもわかる様に感じます。あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
あなたにしてもチュンダにしても故意ではありません、その様な巡り合わせがいくつも重なってあった中でのことです。逆にその行いは相手を思う心からの布施の気持ちがあったからです。
あなたもチュンダももしもお父様やお釈迦様の年齢や状態が変わっていたらまた別の結果になっていたと思います。亡くなられたことはそのことばかりが原因とは言えません。
お父様もお釈迦様も人として与えられた命があり、寿命があるのです。それぞれの人生を生き抜かれていく中で天寿を全うなさっていかれたのでしょうからね。
チュンダやあなたが悪いということは言えないのではないかと思います。ましてお釈迦様は自らが亡くなることを察知なさっておられたのですからね。

とはいえ自責の念は消えないでしょうからあなたのその思いをありのまま仏様や神様やご先祖様やお父様に心から告白なさって下さい、あなたのお気持ちを心から懺悔なさって下さいね。仏様や神様やご先祖様やお父様はあなたのそのお気持ち全てを優しく受けとめて下さいますでしょうし、あなたをああたかく受け入れてお許しなさって下さるでしょう。そしてあなたをこれからも優しくお見守りなさって下さいます。

あなたがこれからもお父様とのご縁を大切になさり心を込めてご供養なさいます様に、皆さんと共に分かち合い心から豊かにおおらかに生きていかれます様に切にお祈りさせて頂きます。
そして、あなたがこれから与えられた天寿を全うなさり、仏様や神様があなたをお導きなさって下さり、ご先祖様やお父様があなたを優しくお迎えなさって下さいます様に切に仏様や神様やご先祖様やお父様にお祈りさせて頂きます。至心合掌

2024年1月8日 17:18
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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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チュンダの供養から学ぶべきもの

ノアール 様

チュンダの供養は、お釈迦様を完全に涅槃に入らせるために素晴らしい功徳を積んだとして、お釈迦様自身がチュンダを責めてはいけないとさとされております。
お父様もお釈迦様のお弟子として、旅立たれたのですから、あなたの思いは功徳を積んだことになるでしょう。

肉体が見えなくなっても、ご先祖様としてあなたの傍にいる、あなたはそれを観じることが大切でしょう。それは自分を責めることではなく、お父様をご先祖様として、仏様と共に、供養をすることで観じていくはずです。

お父様の眼に見えた身体は海の波のよう。波がおさまれば海の水と一体化するようなもの。お父様の、その一生という波を精一杯生きたとして、あなたは感謝を述べて供養すべきです。
そしてそれは、あなたも同じ。波として今の生を身体を保って生きている。やがて海の水となるようにあなたもお父様と一体化するのです。そこには仏様も一緒にいらっしゃるのです。供養を続けながら、お父様を観じながら、「今を生ききる」ということを心がけてお過ごしください。きっと安らかな時が訪れるでしょう。
参考にしてください。
追伸:お礼メッセージありがとうございました。「そこに父も還っただけ、と思いたいです。」と思うには、あなたの後悔は役に立たないし、自分を責めても変化は訪れないと思います。安らかなお父様を願い、あなたも安らかでいられるように心がけることが大切です。あなたが心が落ち着いていれば、お父様も落ち着いているでしょう。ただ「ありがとう」と感謝を伝え続けるその先にその心境が訪れると思います。また、仏様に安らかでいられることをお願いしながら、伝えることも大事かなと私は思います。この度のご縁に感謝申し上げます。再礼

2024年1月8日 23:25
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おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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あなたはチュンダではないよう

 ノアールさん、お父様が永眠されたこと哀悼の意を示します。あなたの身体が心配ですねぇ。ご自愛ください。
 あなたがチュンダかどうか?あなたはチュンダではないしあなたのことはチュンダも分かりません。逆もしかりです。
 お釈迦様は成道したときからいつでも死は覚悟しておりましたし、どこで死んでもご縁と思っておりました。
 あなたのお父様はお気の毒さまですが、時間と場所が関わっているのでは無いでしょうか?医学は病気を治せても死を生には出来ません。延命は出来ても尽きる命はどうしょうもありません。
宗教もしかりです。
サプリもしかりです。
悲しいのは命に限りがあるからです。
私からは以上です。

2024年1月8日 20:02
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おきもち

あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのでは...
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質問者からのお礼

一向寺様
前回の質問に引き続き有難うございます。
自責の念は尽きることはありません。
一生このような責め苦に耐えるのは辛いです。
チュンダはその後どう生きたのだろうかとずっと考えています。
供養は続けていこうと思います。
ただただ父に謝りたいです。
でも届かない気がします。
どうぞお祈りで私の思いを父に取り次いでいただければ…

大鐵様
チュンダのことは私が勝手に自分を重ねているだけです。
その後のチュンダはどう生きたのか、生きられたのか、
どうしても考えてしまいます。
命に限りがあることをわかっていたつもりですが、
父を看取って本当に実感したのだと思います。
そのどこかで自分のしたことが関与していたとしたら、
という思いが頭から離れないのです。
「鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ」と昨日から唱えています。
有難うございました。

釋 孝修様
波と海をイメージすると、少し安らぐような気がしました。
いつか海に還る(宇宙の時間にしたら一瞬でしょうね)まで
ただ生きるだけ、
そこに父も還っただけ、と思いたいです。
有難うございました。

「因果応報」問答一覧

過去の過ちと因果応報への恐れ

過去の過ちから日々不安で押し潰されそうです。 一年前に下手をしたらクビになるようなことをしてしまいました。 私は最近因果応報という言葉を実感しており、それを強く確信する度に過去の過ちが広まり、自分に返ってくるのではないかと不安でいっぱいになります。 また、あろうことか ・その当時に口の軽い同僚2人に酔った勢いで話してしまった ・その行為を共に行った社外の相手と喧嘩別れをしている上に証拠写真を持たれている 以上の2点から会社にいつかバレる可能性が十分にあります。 今のところそういった脅迫や噂は立っていないのですが、何事も因果応報だと思い、いつか明るみに出るのではないかと毎日怯えています。 また、最近になって守りたい存在ができ、その為にも今の職を失うことはしたくないです。 そして、その存在のお陰で日々幸せを得ているのですが、いつか来るかもしれないしっぺ返しを恐れて幸せを素直に喜べません。 忘れた頃に因果応報がやってくるのではないかと思うと、忘れることも出来ません。 最近不安になると胃腸を痛めるようになってしまいました。 また、今ある幸せを感じられないことに辛さがあります。 今は昔のことを大いに反省し、誠実に生きることを心掛けています。 本題です。 罪を帳消しにしたいとは言いません。 いつか罰は下るだろうと常に考えています。 ですが、いつまでも続くこの不安から解放され、今ある幸せを心から感じてみたいのです。 こんな私はどう心がけ、考え、日々生きれば良いのでしょうか。 ※内容をかなりぼかしていてすみません。 この過去の行為は、人を傷つけたり、社会に迷惑をかけるような内容ではありませんが会社の規則に反した行為です。実際どうなるかはわかりませんが、注意とかでは済まないレベルではあると思います。 また、会社での立場は確実に無くなります。

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苛まれ続けるのならば死を選びたい

この世に因果応報はないのでしょうか? 私は学生の時に集団いじめを受け、卒業してからも今までずっと容姿のことで批判されたり、外出先で出くわそうものなら大声で悪口を叩かれるので一時期は買い出しすら恐怖でした。 やはり、そういった出来事が自分の中で積み重なって性格も歪んでしまい、大学生活はずっとひとりぼっちで、国家試験も落ちて、現在は毎日泣きながら予備校に通っています。 極めつけに、私をいじめていた女共は今彼氏もできて、友達に囲まれて幸せそうです。 現在は遠く離れた土地にいますが、腐れ縁っていうのですかね、以前ばったり会って、それはそれは幸せそうでした。 私は信頼できる友達も、相手もいないのに。 ふとした瞬間に、涙が溢れます。 予備校にいるときに泣きたくなかったのに、この間はついこぼれてしまいました。 常に、幸せそうな人を見ては憎んで心の中で貶してしまう自分が嫌で、日頃から出来損ないの社会不適合者と、自分を罵ってしまいます。 正直言って、恋人が欲しいとは思っていません。ですが、いじめてきたやつらは幸せで私はどん底にいることが悔しくて、情けないですし、 街で仲の良さそうなカップルをみると、微笑ましいより、憎しみが湧いてきてしまいます。そして「私はそういう相手がなんでいないんだ」とか、普段なら考えないことも考えてしまいます。 多分、恋人が欲しいというのは、女に生まれてしまったことによる生存本能だとわかっているのですが、今の状況が惨めすぎてそんなつまらないことに囚われてしまっています。 この様な劣等感に、苛まれ続けない良い考え方があれば教えていただきたいです。

有り難し有り難し 30
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ