お寺の後継者ぎがいません。
お寺の後継者について悩んでいます。
私の家は両親と私の3人家族です。
・私が専門尼僧堂に行く→2年の修業が必要で、おりるときは29歳に。結婚は?出産は?そもそも修行に耐えられるのか?
・お坊さんに婿に来てもらう→御縁がない。
・父の代で終わらせる。
些細なことでもかまいません。
御意見をお待ちしております。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お寺を継ぐかどうかは別に考えて・・・。
ワシは大学を卒業してすぐに本山に修行に行き、長い間修行しました。修行を終えればそれなりに布教や檀務(仕事)があり、人並みに収入があると思っておりましたが、仕事ナシ。お寺が小さい、檀信徒が少ないというよりほぼ0の状態。それを聞かなかったワシも悪かったのですが、言わなかった師匠もどうかしていると逆恨みをした時期もありました。色々紆余曲折はありましたが、今は介護士(パート)をしながら、時々依頼される役僧で、何とか人並みの収入を得ております。お寺に住まずマンションに住んでおります。結婚もしており、共働きです。子供は頑張っておりますが・・・。檀信徒が少ないことは負に働くことが多いですが、比較的自由が利く、色々な研修に行けたり、布教も言われればどこにでも行ける自信はあります。結構充実した日々を過ごしております。 信香さん、お寺の後継者問題はもっと早くに住職であるお父さんが考えるべきだったと思います。それでもあなたは何がしたいのかはっきりした上で自分の人生をどうするか?住職がもしお亡くなりになった時のことも考えて、お寺を出ていくことも視野に入れなくては、どうも危機管理が足りないと思います。
ちなみにワシはお寺の住職はして、その後は頑張るだけ頑張って、信者を増やしたいと思います。多分、他の僧侶からは批判的に見られるかもしれませんが、宗務庁も本寺も充てに出来ません。すべて自己責任です。誰も助けてくれませんよ。綺麗ごとを言っている僧侶こそ1番に裏切ります。(ちょっと感情的になりすぎました。すいません。)
小さいお寺は本当に零細企業と同様です。伝統を重視するあまり本質を見失っております。綺麗ごとでは維持できません。その覚悟をもってあなたが後継者になるべきか、自分の好きなことをすべきか決めてください。
素直なお気持ちをお聞かせください
信香さまはお寺の一人娘さんでいらっしゃるのですね。
それでは、この問題は突如生じたわけではなく「お寺を継ぐつもりはあるの?」「将来このお寺はどうなるの?」という展望やお話し合いが、進学・就職先の検討も含めご家族の中で何度もされてきたと拝察します。
その上で、今に至るまで特に得度を視野に入れていらっしゃらなかったということは、ご自身もご家族も、信香さまがお寺を継ぐという選択肢にはあまり積極的ではなかった、ということでしょうか。
元来お寺は世襲制ではないのですから、血縁がなくても、やる気があって檀家さんを大切にしてくださる方に入寺してもらえれば、それが理想とは思います。在家出身僧侶の中には「収入は問わないから僧侶として働きたい、布教したい」という熱意ある方も少なくありません。
けれども今までお寺を守られてきたお父さまお母さま、あるいは見守ってくださるご親戚や檀家さんの思い入れもあります。人間同士ですから、相性や価値観の問題も大きいです。
言うまでもありませんが、大切なのは「どうするべきか」「どうすればうまくことが運ぶのか」ではなくて、「信香さん自身がどうしたいのか」ということです。
お寺を継ぎたいけれど、修行が不安で背中を押してほしいとおっしゃるのでしたら、私は全力で応援します。
婚活をご希望であれば、まだお若いのに「ご縁がない」と諦めるのは早急すぎます。知人のお寺のお嬢さんで、40歳近くになってからお婿さんを迎えられ、お子さん3人に恵まれた方も知っています。
あるいはお寺の他にやりたいこと、夢があるのでしたら、その実現を心から期待します。
ご両親はなによりも、信香さんの未来のお幸せを第一に望んでいるはずです。
信香さまの素直なお気持ちをお聞かせください。
同じような経験をした方と意見交換を
「質問者からのお礼」を見てからの回答です。
結婚相手を決める際に、条件のいい悪いで決める方もいれば恋愛という感情で決める方もいます。ですので、条件が悪いことが、即、誰も来たがらないという事では無いと思います。
僧侶になることに魅力を感じていないのであれば、仕方ありませんが、そうでないのなら、まずは2年間かけて資格をお取りになり、その後の事はゆっくりと考えることもできるのではないでしょうか。
おりるときは29歳に。
とありましたが、答えを先延ばしにすれば、おりるときは30歳に、31歳に、、、、ということにもなりかねません。失礼を承知で申し上げますが、ある日突然お父さまが、、、、ということも無いとは言えないのです。
今こうして悩んでいることが、将来、「きっとよかった、必要な悩みだった」、と思えるはずです。お父さまにお願いして、同じような経験をされた尼僧さん(同じ宗派あるいは同じ地域にきっといるはずです)を紹介してもらい、意見を交換されることをおすすめします。
宗務庁の制度にたよる
私の所属する浄土宗では「寺院後継者相談制度」というものがあります。
これは後継者がほしい方と後継者になりたい方をつなぐためのものです。
貴方の寺院の宗派にもそのような制度があるか確認してみたらどうでしょうか。
ちなみに私は28才で得度し、2年間の修行をして30才で住職になりました。
得度する前は会社員でお寺の出身ではありません。
修行についてはとても不安でしたが(お経も知りませんでした)なんとかなるものですよ。
たとえ寺のムスメであっても自分を生きる事。
こんにちは。信香サン。どうやら同じst業界人。お任せあれ。
①お見合いコース
ボクでよければキミの夫に… 冗談です(笑)。
ぶっちゃけ電話を頂ければ、本山にお願いして見合いの話を勧めることができます。
ムコ殿をもらえば子育ても楽々できるでしょう。
だってアナタ実家だもーん♪ マスオさん肩身狭いもーん。いずれこのお寺を継いでもらう人どのみち必要だもーん。パパも認める謙虚なYESマン雲水さんとお見合いぷりぃず。
服従×職さんを養っていけないなら修行前に仕事をしていた人なんて沢山いますから、条件を提出して、そういう人を探せばいいだけです。将来的にお寺を譲っていただけるなら余裕でOKっす。
②お寺から解脱コース
ホレた男がたまたま極道だっただけや!みたく、生まれた家がたまたまお寺だっただけ!
親の顔色伺わずに自分に正直に嘘つくこと無く生きる事を選択。
義務感でやるおつもりなら、やりたいことに完全燃焼した方◎。
お寺はそもそも法人のものなので個人のものにはできませんので何れ誰かの手にわたるものです。必ずしもあなたが継がなくても良いのです。
③修行コース
知り合いのアノ有名な鬼尼僧堂の尼さんが言うてまひた。
「※鐘だの木魚だのは誰だってできるのヨ。大切なのは集団生活。共同生活ができるということなの。マイペースでやられることが一番困る」リアル出家率の高い尼僧堂ではある意味でそれぞれの道を深めた人が多いので悪い意味で自分をやりたがる人、入る前から持っている変な信仰、思い入れのつよい個性的な人が多い、と。男僧の世界でもそれは同じです。
「悪い意味で自分をやってはいけない。集団のルールを私・我を無くしてやる。良い意味で修行は仏道であるが故にその※道を歩む上での、自分をやっていればよい。」これが私のアドバイス。いじめがあれば本庁にすぐに訴えてください。
あなたが家を、お寺を守らねば、という気持ちがひしひしと伝わってきます。(´・ω・`)
何とおかわいそうなお立場。好きな人とも結婚できない。選ぶ範囲が限定される。家庭とお寺も守っていく立場オイオイ(ToT)びえーん テラジョの悲劇。
結論・両親も「自分にとっての都合」を捨ててもらう。
「お父(母)さんはどうしたいの?どうしてほしいの?」をしっかり表明させる。
(^o^)ワタシニトッテハムシロ好条件トイウヒトヲムコニ。
お寺の後継者問題・・
信香様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
お寺の後継者問題・・色々と制約を受けられている中で過ごされている信香様のお気持ちの程、お察し申し上げます・・本来、寺院は、当然に仏法への志があって僧侶となった者が入寺するのが望ましいのですが・・なかなかそうもいかない現実・・
寺院の後継者問題は、檀家・信徒の総代会が機能しているのであれば、総代会と宗教法人・責任役員会において正式に論議されるべきことになります。もちろん、その席上で、あくまでも一人の後継候補として、信香様も正直なご自身の意思・考えを述べられる機会が与えられて、色々と建設的に議論に参加されると良いのではないかと存じます。
また、代々世襲で続いているお寺となれば、寺院同士で親戚の法類の方、例えば親戚で僧籍を持つ者、またはこれから僧籍を持つ興味のある者がいれば、その者を先で後継者として招聘するということも模索されてはどうかと存じますし、あるいは、兼務寺として法類の僧侶の方を兼務副住職、あるいは兼務住職、または今はまだ役僧として迎えるなどなされて、壇務・法務をお任せになられていく中で、お父様のご存命の間において後継者問題について更に考えていくということも可能かとは存じます。
とにかく、仏法を扱うには、やはり何よりもその志が大切になるかと僭越ながらにも存じております。その志を滋養させていけないと、結局は、嫌々に、仕方なしに、適当にとなってしまい、あまり檀家・信徒様のためにならず、先々においても宜しくないのではないかとは存じます。
問い「今どうするべきか迷っています。」
http://hasunoha.jp/questions/229
信香様もそのお志を滋養なさられることが可能であれば、寺院に残られるための道、僧侶となるための道を模索なされるのも良いかと存じますし、どうも無理だとなりましたら、後悔のないように、ご自身の人生を、ご自身の意思でしっかりと歩まれていかれましたらと存じております。
また、宗派によって色々と異なるでしょうが、事情によっては、専門僧堂に数年間入らなくても、「安居会」という年一定期間の修行期間を数年繰り返すという制度を利用することで僧籍を取得できる可能性もあるかと存じますので、一度、本山・宗務庁へと問い合わせてみて下さいませ。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
覚誉浄順 様
ご回答ありがとうございます。
宗務所に頼ることは検討したのですが、うちは末寺で、父が住職をしておりますので副住職に給料は払えない、外で働いてもらわないと食べていけない。そんな条件の悪い寺には誰も来たがらない、期待するな、と親から言われました。