回答 2
有り難し 28３回めのご相談になります。
娘が亡くなり先日四十九日の法事が無事に済みました。
毎日悲しみと喪失感が大きすきて泣いてばかりですが、四十九日はきちんとやってあげたいと思い、それを目標に頑張って参りました。
娘のお友達も次から次とお線香をあげに来てくださり、ご飯も一緒に食べていってもらうので、思い出話をしなが泣いたり笑ったりで過ごしておりました。
お友達も娘の夢を見たと連絡をくれたりします。
私は亡くなってすぐにあまり良くない夢を見ました。
私の母も娘の2ヶ月前に亡くなっていて、母が出てきて、私がなにもかも嫌になったと言うと、息子が俺だってもう嫌なんだといい私がもう死にたいと言うと、亡くなった娘がじやあ一緒に死んであげるわと、夢の中で言うんです。
昨日もお友達から娘の夢を見た、でも内容は覚えてないと連絡がありまして、私は良い夢でなかったから楽しい夢を見たいなって話をしていたばかりですが、昨晩2回目の夢を見まして、又良い夢ではなかったのです。
娘が苦しい苦しいと言って、早くお医者さんに行こうと私が言い、近所のかかりつけのお医者さんに診てもらっている夢です。
息子もいまして、一緒についていくわと話ている夢です。
そのような夢を2回も見てしまい、悲しいし娘はあちらの世界でも苦しんでいないか心配でたまりません。
私が娘の死を受け止められず、いつまでも泣いたり、主人にあたったりしてしまいます。
主人には娘の約2年の闘病生活の時にも、考え方というか主人の態度というか、いろいろな事で何度もぶつかり責めたりもしてしまいました。
心の中ではいろいろな事に感謝をしていますが、一緒に泣いてくれたり娘の話を自分からしなかったり、普通の生活をしているように思えてしまうのです。
そんな不満とか、私がいつまでもこんなふうだから、娘の良い、楽しい夢を見られないのでしょうか？
今は仕事をしておりませんので、娘の為にお花とご飯だけが私の仕事です、
よく娘さんの為にも明るく頑張っていかないとだめだよって言いますが、何を頑張れば良いかすらわからないです。
四十九日が終わった今、何もやる気が起こらない現状です。
夜もあまり寝られないので、朝方から九時近くまで寝てしまいます。
お坊さんからの回答 2件
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ちーたん 様
頑張らなくてもいいですよ。
まだ４９日過ぎたばかり、哀しみがつきませんね。
夢もいろいろ見ると思いますので、少しだけ夢は第三者が見ていると思って、
映画を見ている感じで、客観的に見ていきましょう。
見る夢に、良いとか悪いとかの判断をせずにただ客観的にです。
それでも悲しいときは泣いていいですし、笑っていいときは笑ってかまいせんので、判断せずにそのまま心に任せてみてください。
哀しみを中心に、混乱・否認・怒り・抑うつ・あきらめ・転換と感情がぐるぐる回ります。まだ混乱の時間が多いと思います。
混乱の時には、「しっかりしなければ」など自分に何かを課すようなことをせず、
哀しみを感じるままに行動して、気持ちの整理が少しずつできるようになり
エネルギーを蓄える時期です。他人と比べたり焦る必要はありません。
ご主人にもそのことを理解してもらってください。
ご夫婦で同じ感情ということはないので、ご夫婦でも批判しあわず、お互いの感情を認め合うようにしてください。
それから、死を受け入れられないなど否認が起こった時は、ご自身のその気持ちは否定せずに、お嬢様の生きてきた証を思い出しながら、泣くだけ泣いていいと思い、自分の感情を素直に出していきましょう。
やる気が起こらないことも多々あると思います。辛いときですが、今日一日過ぎれば哀しみが減ると思いながら、日常の簡単なできることだけに集中して、出来たことだけを認めて、少しずつ自分を褒めていきましょう。
あなたの歩みはゆっくりでいい。お嬢様と歩調を合わせていると思えばそれでいいじゃないですか。
合掌礼。
追伸：お礼メッセージありがとうございました。自分の思いをしっかりとお嬢様に伝えながら、あなたはあなたでいい、そしてお嬢様といつでも二人で歩いていける。前よりもっと仲がいい。ぐらいの気持ちで、ご自身に思いやりや優しさを向けていきましょう。頑張らなくてもこれで十分。お嬢様がそれで嬉しくあなたの傍にいると思います。気持ちがまだまだ揺れると思いますので、どうぞ遠慮なくご相談ください。再礼
あなたが見ている夢は、娘さん本人が出ているわけではなく、あなたの心の投影ですね。生きている息子さんも出てきたりするので、そう判断できます。
お友達のも、聞いて、本当に娘さんが出ているのか、あなたを心配しているから夢に見ただけなのか、冷静に判断してください。
本当に出てきた場合に限り、功徳回向など、いろいろしてあげられます。
でも、夢に出なくても、どこにいるかわからなくても、どこかには生まれ変わっているのだから、普段から功徳回向してあげて、加勢してあげてください。
お坊さんを供養してその功徳を回向するのが、仏典では一番多いパターンですが、それは特別な時だけでいいです。
供養と言っても生きている人間同士の付き合いと同じことです。体を使ったお世話はできませんが、心を届けるのに、言葉で十分です。朝は「おはよう。今日も元気で頑張ろうね」。夜は「お疲れ。今日も一日頑張りました。私の功徳をあなたに上げます。あなたの功徳を私にください。お休み」で十分です。
相手のためにならないといけませんから、めそめそした気持ちで、「どう？元気？」なんて言っても、効果は薄いです。こちらがまず元気でしっかり頑張るぞ、と、世間の中で頑張り、その功徳をあげるのです。
心のやり取りなので、こちらが沈んでいるときは、むしろ正直にそのまま、「あなたがとうとう死んでもう何日。寂しいよ。そっちはどうなの？」などと気持ちをぶつけてください。返事はなくても、相手から元気・功徳をもらうことになります。
自分がしっかり生きること、家事や家族の世話をすること、それがそのまま善行為ですから、それだけで十分です。心がより強くなったら、一切衆生の幸福を願いながら、でもやることは、自分が元気でいること、家族や周りの人とうまく支えあうこと、これが基本なので、肩ひじ張らずに堂々と生きてください。その生き方が、そのまま娘さんのための功徳回向にもなります。
藤本晃『功徳はなぜ回向できるの？』国書刊行会をご参照ください。
まず最初に、頑張らなくてもいいですよ。のタイトルがとても心が落ち着きました。
私と娘は誰からも本当に仲の良い親子と見られていまして、余計に辛いねとよく言われます。
私の良いところ、悪いところ、弱いところ、全て娘はいつもわかっていてくれたので、きっと今度は夢で笑顔で会いに来てくれると信じます。
温かいお言葉ありがとうございました。
釋様の言われる通り映画をみたような、そんな感じに受け止める事ができました
。
藤本様
早速のご回答ありがとうございました。
娘には毎日語りかけています。
おはよう、おやすみは勿論三度の食事も二人で話ながら、泣き笑いで食べています。
毎日の日記も娘に今日何があったか、誰が来てくれてお参りしていただけたか、感謝の気持ちをいっぱい伝えています。
そんな私の気持ちは娘は絶対にわかっていてくれると信じています。
私と娘は一心同体となり私の中にいると思うようになれました。
毎日空を眺めては雲の上に、私の母と一緒に並んで手を振っているのが感じられ
るようになりました。
多くの周りのお友達にも支えられていますので、少しづつ頑張って行きます。
ありがとうございました
