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先祖供養について

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僕は霊とか見えない物は信じるか信じないかというと中立というよりは少し信じる方なのですが、今はあまりやらなくなりましたが、15年前か20年前くらいよくテレビの心霊番組で仏様は心の優しい人達に供養が出来てないとその人の体を利用して供養してくれと現れるとか聞いた覚えがあるのですが、仏様というのはそうゆうものなのでしょうか?変な質問ですみません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心霊番組なんか、真に受けないことです

 結論だけ先に言えば、邦元師と同じく、「そういうものではない」という答えです。心霊番組なんて、信じちゃ駄目です。


仏様は心の優しい人達に供養が出来てないとその人の体を利用して供養してくれと現れる

「仏様」という言葉を「ご先祖様」に置き換えると、結構ありそうな話に思えます。また江原啓之氏なんかは「守護霊」という言葉に置き換えてお仕事をしているようですね。
民俗というジャンルの中で、死者や御先祖のことをホトケということは結構あると思います。例えば、イタコなどの霊能者呼ばれる方々が口寄せを行う際に、御先祖の霊を呼び出すことをホトケオロシと言います。死者や死体のことをホトケという場合もあります。

「ずみひと」さんがテレビの心霊番組の中で聞いた「仏様」とは、「御先祖様」のことを指していたのだと思います。御先祖様に敬意を込める意味から、御先祖のことを「仏様」と呼んでいたのではないかと思います。
私の大学時代の恩師は、宗教人類学の研究者です。「民俗の分野で、死者や死体のことを「ほとけ」と言うことが多いが、我々研究者は仏教学で言うBuddhaと区別する意味で「」をつけて「ほとけ」と表記したり、ホトケとカタカナで表記したりして、区別するようにしてます。」という旨のことを言っておられました。
テレビの心霊番組では、仏教で言う「仏様」なのか、御先祖様という意味での「仏様」なのか、明確にしないで、「仏様」という言葉を使っていたのだと思います。

子孫が御先祖様の供養を怠っていると、「人の体を利用して供養してくれと現れる」ということが現実にあるかどうかは正直わかりません。考えられるのは、拝み屋・霊能者・占い師と呼ばれる方々が相談者の悩みや争いの原因を「先祖供養が足りない」とでっち上げることです。
下記に有ります過去の質問と回答をご参照ください。
http://hasunoha.jp/questions/2755
http://hasunoha.jp/questions/3531
http://hasunoha.jp/questions/4337
http://hasunoha.jp/questions/7096

 このhaunohaに於いて「仏様」と言いますと、お坊さんでしたら、仏様とはBuddhaブッダのことを指すと言います。私共曹洞宗では釈迦牟尼仏のことを指します。

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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そんなものではない

仏様とはそういう世間一般でいう霊的なものではないと思いますよ。
私たちの命を含めた大きな命の働きそのものだと思います。あなた自身も仏の子であるのです。
身の回りで起きている現象やあなたの体を使って起きていることなはすべて仏性というのでしょう。
そうした自分のありよう本当の自分に気付ければあなたも仏ということになるのでしょう。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...
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質問者からのお礼

夜遅くのご回答誠にありがとうございます。
確かに自分も代々仏の子ですね。
自分はまだ本当の自分に気が付いていないのも事実です。当時の
テレビの見すぎですね。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ