仏教では愛は執着だと言われますが、人を愛してはいけないのでしょうか?
まずはご相談ありがとうございます。愛という感情に関してお悩みを抱えていらっしゃるのですね。愛することは人間が自然に感じるものであり、その感情を否定することはありません。仏教では、執着が苦しみの原因になると説いていますが、これは無制限で自分中心の欲求ではなく、無私の愛、他者を思いやる心を大切にすることを指します。
"愛"には多くの形がありますが、その中でも「慈悲」は仏教において非常に重要な概念の一つです。他者に対して温かい心を持ち、彼らの苦しみを和らげたいと思う心が慈悲です。慈悲には、執着を超えた、広い心で相手を受け入れるという意味が込められています。
あなたが感じる愛がもしも他者を縛る執着になってしまっているならば、その執着を手放し、そしてお互いの幸せを願うような慈悲の心に変えていけると、より豊かな人間関係が築けるのではないでしょうか。
苦しいとき、戸惑うときこそ、自分に正直に感情を見つめ直し、慈悲の心で対処することが大切です。自分自身を愛し、他者を慈しむことは、仏教が教える大切な歩みの一つなのです。
ぜひご自身の心に耳を傾けながら、自然な形の愛を大切にしてください。そして、もし更に深く掘り下げたいお考えがあれば、hasunohaのお坊さんに相談してみるといいですよ。
お悩みをお聞かせくださり、心から感謝申し上げます。仏様にお祈り申し上げます。合掌。
回答:優しいお坊さん
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