白坂山の戦いで亡くなった城主の菩提を弔うために建てられた寺院で、当時は広大な寺領を有していた真言宗の寺院で山号は天王山といいます。今では浄土真宗　天王山　専明寺といいます。
戦国の蓮如上人の時代より、西日本に浄土真宗の教えが広がりを見せる中で、住職の石城家が浄土真宗に帰依し真言宗より転派した。真宗寺院として寺号公称が認許されたのが万治３（1660）年6月28日でした。その時の住職釈玄石を開基と定め、１１代まで続いた石城家より藤本家に代わり今日に至る。今現在は１５代目の藤本唯信が住職を勤めております。

総欅で作られた本堂は、２００年も３００年も耐久年数があると言われます。全国に歴史ある観光寺院はありますが、その最初の様子を表した本堂と言えます。拙寺は観光寺院ではないので、いつでも無料でお参りすることができます。お焼香をして、心静かにお参りください。また本堂の内部に入らなければ写真など自由に撮ってもらっても構いません。どうぞSNSなどで発信していただければ嬉しく思います。

周南市から光市に抜けるバイパスから見えるお寺です。バイパスの正面に見える高台にあるお寺ですが、入り口が分かりづらくなっています。詳しくは拙寺ホームページのアクセスを御覧ください。
写真にある専明寺の石を上がると、本堂正面まで車で上ることが出来ます。坂道や階段がしんどい場合は、上に駐車していただいても大丈夫です。また本堂まではバリアフリーとなっていますので、車椅子の貸出もございます。事前にお寺までご連絡いただけると幸いです。

玄関から見える中庭や、会館から見える石庭には力を入れています。いつでもお参りしてくださった方が、心休まる場所を提供しています。町の中では雑踏としたものですが、しずかなお寺で心を休めてみてはいかがでしょうか。
よろしければ庭を眺めながらお茶でもしましょう。