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こんごうじ

金剛寺

宗派宗派:真宗大谷派
非現実を提供するのではない。現実に添える寺であるべき。有り難いと称えられるよりも、ほっとしたと安心して頂けるお寺であるべき。それが金剛寺でございます

ホームページ https://dev-bridge.jp/kongoji/

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お寺の紹介

市内から河内長野の地へ

10年ほど前に大阪市西成区から河内長野市北青葉台へ移ってまいりました。ご門徒数の大幅な減少により限界状態、加えて市内という大谷派も含めた寺院が飽和状態で、ご門徒数の回復見込みも見られないと判断し、河内長野という真宗大谷派のお寺が存在しない場所での再出発となりました。
新しく建築されたお寺は外見があんまりお寺らしくないと思われるかもしれません。
私自身も学生時代からすぐに坊さんになったわけではなく、約10年世間で揉まれてまいりました。
そんなお寺らしくない金剛寺と、坊さんらしくない私が目指すのは、『人に世に寄り添う仏事の提供』でございます。
世の中はどんどん変わっていってます。だからこそ、お寺や坊さんも変わっていくべきであると私は思います。仏教に『出世間』という言葉があります。一般的には世間(を)出るという意味です。しかし私は、世間(に)出るという意味ではないかと思います。この言葉の根本にはお釈迦様の『四門出遊』があると私は思います。お釈迦さまがお城の4つの門を出て老人病人死人を見、最後に生きる者(沙門)を見、そのことが出家のきっかけとなったという出来事です。その四門出遊のとき、お釈迦様が見られたもう一つが『世間』ではないでしょうか。
しかしながら、現在においてなお、世の中を知らず、世間から目を背け、距離をとっている寺、坊さんは少なくありません。
家族葬、一日葬。寂しくなった、信仰心が薄らいだ。そんな声を僧侶方からよく聞きます。しかしながら、本当にそうでしょうか。規模を縮小しても、一日だけになっても、できる限りのことはしてあげたい。していきたい。そういうご門徒さんの思いが、叫びが聞こえないのでしょうか。
政治家や有力寺院など、いわゆる跡継ぎと言われる方ほど、自分ができることは他人もできる。できないのは単に努力をしないだけだ。など穿った考えを持った人が多いと思います。それぞれが違う状況で生まれ、違う環境に育ち、違う立場に生きております。世間に出ることなく苦労と無縁に生きていると、そのことを忘失してしまいます。
世の中は不常です。だからこそ、お寺も坊さんも変わるべき時は変わらなければならないと思います。
『一人居て喜ばは二人と思うべし、
二人居て喜ばは三人と思うべし、
その一人は親鸞なり』
親鸞聖人のおことばを心に刻みながら、『ひと』を大事にやっていけたらと考えております。

お寺の歴史はそれ程でもですが・・・

お寺の初代は、道圓という人で1606年に開基されました。はっきり言いまして、有名、高名な方が開基でもなければ、歴史もお寺としては決して深いわけでもありません。
しかしながら、現代のお寺において大事なことは、家柄(血筋)や歴史でしょうか。
むしろ、それらを面に出し過ぎた結果、僧侶が傲慢になり、お寺の敷居が高くなっていったのではないでしょうか。
金剛寺(住職)と致しましては、そのようなものではない『本当に大切なもの』を大切にしつつ、皆様方に寄り添っていけたらと願います。

掲示板

自分の凡夫性に気づかないものは
他人の凡夫性を許せない(狐野秀存)

『ここに居ていいのかな?』
『っていうか、もう居るし』

『みんな目の前のことに必死でさあ』
『それが生きてるってことだよ』

世に活物たるものみな衆生なれば
いずれを上下とも定めがたし
           (坂本龍馬)

アクセス・地図

所在地

5860068 大阪府河内長野市北青葉台2丁目13

TEL

0721707586

アクセス

南海高野線『美加の台』駅徒歩10分
北青葉台郵便局となり