【お坊さんと話そう】第5回hasunohaオンライン交流会を開催しました🌻
2021年8月28日、第5回hasunohaオンライン交流会を開催いたしました!
「女子僧ダン2」ということで、“もう一度開催してほしい” とお声を多く頂いていたhasunoha女子会の第2弾です。
トークテーマは「お坊さんに聞きたい、恋愛のお悩み。」
3名の女性の方にご参加頂き、回答僧の中田三恵さんと一緒にお話ししていきます。恋愛についてのご相談から、お仕事やご家族などのお話にもつながっていきました。恋愛というテーマから深く掘り下げ、様々な角度から人との関わりを見つめることができました。
参加後のアンケートでは「お寺やお坊さんに興味を持ち始めたばかりだったので、はじめてお坊さんとお話させていただきまして、嬉しかったです。」「普段相談できないことを言えたのが嬉しかったです。悩みを抱えているのは自分だけではないということにも気づけました。」「私の悩みは、恋愛のこと、というテーマからもしかしたらずれていたかも知れませんが、聞いてくださり本当にありがとうございました。」などご感想を頂きました!
“いい人”な自分に自信が持てない
「せっかく親しくなれた人がいても、なかなかお付き合いに発展しないんです。“優しい人”とか“いい人”と思われて終わってしまっている感じで...全然自信が持てません。」
現状の関係から先に進めようとするのは、とても難しくて怖いことですよね。相手にどう思われているのかすごく気になるけれど、わざわざ確認するなんてことは怖くてできない。つい悪い想像ばかりが浮かんできて自信はどんどんしおれていきます。
こちらのご相談に中田さんは温かく声を掛けられていました。
「相手の本心はどうしようもなく分からないものですよね。だからまずは、自らが自分を素敵だと思うことが大切と思います。自己評価を相手の反応にゆだね過ぎないようにしてみるのはどうでしょう。今も一緒にお話ししていて、とっても素敵な方だと感じていますよ。自分自身の魅力を深く知ってあげられるといいですね。どうしても考えられなかったら、私がたくさん褒めちぎりますからぜひ頼ってくださいね。」
なるほど千差万別の好みに合わせようと目指すよりも、元からある自分の良さに気がつくことが第一歩に繋がるのかもしれません。揺るがないチャームポイントがあると、心の強みになりそうですね。それを自分の好きなところとして伸ばし表現する。見てくれている人は必ずいるはずです。
相手からの連絡が不定期...待つのが辛い
「相手の状況が分からないのでこちらから頻繁に連絡するのも気が引けてしまって...。発展しない関係に執着せずに気持ちを切り替えるべきだとは思うのですが、踏ん切りがつかずモヤモヤしています。」
返信を待つ時間が不安。もっと聞き役に回ればよかったんじゃないか、自分のことを話し過ぎたのかもしれないと後悔している…というお悩み。相手からの反応が見えずどうすればいいのか。いっそはっきり言ってほしい...!と思ってしまいますよね。
「今のままでもいいんじゃないかしら。無理に断ち切ろうとしなくても。」と中田さんはおっしゃいました。
「誰かと繋がっていられるのは、本当に貴重な心の支えです。そのご縁も大切にしていいと思います。そしてできることなら、支えは多い方がいいですよね。今回私とお話しくださったことも立派なご縁です。こうして繋がりを増やしていくことは、とてもいいことだと思います。一心に待ち続けるのは疲れてしまうから、いったん保留にしておくのもアリじゃないかな。恋愛に限らずいろんなコミュニケーションに目を向けてみると、温かい言葉をくれる人はいっぱいいますから。性別や年齢、距離に関係なく励まし合える存在ができたら、心が満たされて自然と執着はなくなると思います。」
時間を無駄にしたくない焦りから、早く現状から脱しないと!と自分を追い立ててしまう。そんな時に、そのままでもいいんですよと言ってもらえるとすごく安心しますね。どうしようもないことは一旦隅に置いておき、他に自分の力になることを見つけていきたいですね。
仕事中心の生活で恋愛が遠い
「仕事に精一杯で、プライベートに関して無気力になってしまいます。会社を辞めないために生きているような気がして、このままでいいのかと苦しいです。」
仕事を頑張っているのも、人から評価されたいだけの意地かもしれない。自己中な人は苦手なのに、自分のことしか考えられない自分自身が嫌い。どうしたらもっと周りに心を向けられるのか...というお悩み。
「心に余裕がない時に他人にまで気を配ることは、誰にとっても難しいです。仕事を頑張ったら評価されたいと思うのも誰だって同じ。ご自身に厳しすぎるのかもしれませんね。行いを振り返って、もっと思いやりを持ちたいと反省されている時点で、十分周りを考えられていると思います。どうか自らを傷つけないで、強すぎる罪悪感からご自分を守ってくださいね。私は落ち込んだら、小さなことでもいいから私を褒めていますよ(笑)やるじゃん、頑張ってるって。沢山褒めて、あとは寝てしまいましょう!独りの時間も必要です。そろそろ誰かに聞いてほしいなと思ったら、口を開けばいいんです。ぜひ私にも聞かせてください。」
「苦しみの中ではそんなこと考えられないだろうけれど、このために苦労してきたんだと思える時がいつかは来ると思います。その時に、人の力になれればいいんじゃないかしら。今は、心のスペースを思い切り自分に使ってあげる時期なのかもしれませんね。」
こういう人間はダメだという思いが強いと、自分がそうなってしまった時に激しい自己嫌悪が生まれてしまいますよね。自分が一番かわいいのも、また人間です。それは自分を守る強さとも言えますね。
親孝行とは何だろう
「母からは、結婚せずとも一人で生きていけるように自立しなさいと言われ続けてきました。私もそうなるべきだと考えて生きてきました。ところが最近になって、母は結婚に肯定的になり...度々話題に挙げられます。一人でいると決めたのは自分です。ですが、親不孝なのではという思いもよぎります...。」
結婚と親。hasunohaにも多く寄せられているお悩みの一つです。
中田さんにも、高校生のお子さんがいらっしゃいます。
「私も一人の母親として答えるならば、決して結婚だけが親孝行だとは思いません。もちろん子どもが心を許せる人に出会えることは、本当に嬉しく感じます。それが恋愛であってもそうでなくても、親にとっては喜ばしいことです。得られた関係を大切にして、自分らしく生きてくれることが一番の親孝行だと思います。」
溜め込んでしまった気持ち、吐き出してみませんか?
「ここまで自分のことを言葉に出来たのは初めてです」
優しく責任感の強い人こそ、無理な我慢を続けてしまいますよね。
hasunohaオンライン交流会がご自身の本音に寄り添うきっかけとなれましたら幸いです。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ次回にご応募ください!
ご参加頂いた方々に、心よりお礼を申し上げます。
▶▶hasunohaオンライン交流会では今後も様々なかたちで、コミュニケーションによる気づきの場を提供したいと考えております。「このお坊さんとお話したい!」「こんなトークテーマがいいな」など、ぜひ皆さまのご要望をお寄せください😊
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たくさんの方からご回答を頂きありがとうございます!まだまだ受付中です!
▶▶オンライン交流会の他に、hasunohaの個別相談やお坊さんとお話しできるイベントなどもございます。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご利用ください。
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◆坊主カフェ@オンライン(hasunoha回答僧の秋山智さんが運営をされている、ごゆるりとお坊さんとの会話を楽しめるイベントです)
最後までお読みくださり、ありがとうございました♪