hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる
352views

【お坊さんと話そう】第6回hasunohaオンライン交流会を開催しました🌕🐇

 2021年9月18日、第6回hasunohaオンライン交流会を開催いたしました!
今回の回答僧は泰庵さん堤一真さん秋山智さんです。「すっきり僧ダン」と題し、“お仕事や就活に関するお悩み”をテーマにお話しをして頂きました。テーマに縛られず、その他のお悩みも歓迎しております。

 初めにお坊さん1名と参加者2名ずつのグループに分かれトークタイムがスタート。参加者同士で励ましや共感の声を掛け合う場面も多く、とても和やかで温かい空間となりました。ご参加頂いた方々に心よりお礼を申し上げます。

 開催後のアンケートでは「気軽にお坊さんとお話できて本当にすっきりしました。一期一会に感謝いたします。」「他の参加者さんの悩みや意見を聞くことで、視野を広げるきっかけになりました。 話すだけでもストレス解消になるので、お坊さんには感謝しかありません。3人チームがもっとも会話しやすいです。」「同じ言葉でも、ネットなどで読むだけより実際の対話の中でより腑に落ちたように感じます。他の参加者の方からも面白そうな本を勧めて頂けたりなど、出逢いに感謝いたします。」等々嬉しいご感想を頂きました!

逃げるちからをつける ‐ 泰庵さん

 「職場での苦手な人との関わり方が難しいです。高圧的な言動にモヤモヤしてしまい、つい態度に出てしまいます。人付き合いが上手く出来ない自分にも嫌気が差し、大きなストレスを感じています。」

 職場以外でもふいに思い出して疲弊してしまうというお悩みに、泰庵さんはこうお話をされていました。
「どうしても合わない人には、職場に限らずどこかしらで出会うものですよね。しかし特に仕事となると関わらない訳にはいかない。こちらに対し攻撃的な言葉を向けてくるような人は、私たちの知らない所で大きなストレスを抱えているのかもしれません。ですがそのストレスを理不尽にぶつけられては、こちらも腹が立つのは当然です。上手く笑おうとする必要はないと思います。そんな時は、“あなたのストレスはあなたのものですよ”と、そっと心の距離を取りましょう。人間同士、適度にパーソナル・ディスタンスを保つことも大切だと思います。

 それからこちらだって腹が立っている訳ですから、無理に関わろうとすれば怒りの感情が表に出てしまうこともありますよね。自分に厳しい人ほど、そのことに自己嫌悪を感じてストレスが倍増してしまう...ストレスの連鎖が起きる前に、逃げ込める居場所をつくっておけるといいですね。“職場だけが全てじゃない。逃げ場はあるぞ。”と思えると心の支えになりますから。様々なことに挑戦して沢山居場所を得るのも素晴らしいですし、数を絞って深めていくのも大変素敵だと思います。焦らず自分のタイプをじっくりと探り、心からホッとできる空間を見つけていきましょう。」

 職場の人間関係は、それぞれの地位や境遇も絡んでくるため大変複雑で不安定ですよね。そこから離れたところに支えをつくることで、心の安定感が大分違ってくるのでしょう。苦手なものは苦手です!真面目に向き合い過ぎない方がイライラも抑えられますね。

考え方は何度でも変えられる ‐ 堤一真さん

 「身近な人から職業差別的な発言をされてしまいショックを受けました。その他の要因も重なり今の仕事を続けられるか不安です。自分が好きで決めた仕事なのだから貫くべきだと思いつつも、つい自信が揺らいでしまって辛いです。」

 今後の選択を迷っているというお悩みに、堤さんはこうおっしゃいました。
「“好きなものは好きだ!”と堂々としていられるのが一番です。けれど人の目って気になってしまいますよね。僕自身もそうです。昔から周りの優秀さと比べられたり自分でも比べたりして、ずっとコンプレックスを抱いてきました。お坊さんになりたての頃は、僧侶という職業に対し特別しっかり見られなければいけないという思考が常にありました。しばらくして、劣等感や見栄に溺れずありのままでいこうと思えるようになったのは、一緒に居て安心できる人の存在のおかげです。職業差別は決して良くありませんが、やはり人の心を変えることは難しい。批判に囚われず応援してくれている人に目を向けると、前向きな気持ちになれるかもしれません。

 好きを信じてご自身が満足できるお仕事を続けてこられたことは本当に素敵で尊いことです。それでもこのまま進み続けることがしんどくなってしまったのなら、方向転換してみるのも全然いい。何かを貫くことだけが美学ではないと思います。体の健康があってこそ心の健康があるし、逆も然りです。体と心は繋がっています。なにもお金を稼ぐことだけが仕事ではないでしょう。趣味や好きなことをして心を豊かにする時間も仕事のひとつです。自分が健康に生きられるよう、柔軟に考えを変えていけたらいいと思います。」

 どれを選択をしても失うものは失うし、得られるものも必ずある。分かってはいるけど不正解を引いてしまわないかものすごく怖いですよね。“どれを選んでも大丈夫”という言葉は非常に心強いです。考えを変えることは恥ずかしいことではない。自分の幸せに素直になることが大切なのですね。

邪見は無くせるものではない ‐ 秋山智さん

 「路上飲みによる深夜の喧騒に困っています。元々は閑静な住宅街だったのですが、近所のスペースに若者が集まるようになり..。仕事から疲れて帰宅しても、大きな声が聞こえてきて心が休まりません。最近では、その人達と見た目が似ている人や、お酒を飲んでいる人まで怖いと感じるようになってしまいました。見た目で人を判断したくないのですが…。どうにか見方を変えたいです。」

 偏見をなくして恐怖心から解放されたいというご相談に、秋山さんはこうお答えされていました。
「それはかなりストレスが溜まってしまいますね…。自粛も続き我慢に我慢を重ねている中ですから、キャパオーバーにもなりますよね。仕方のないことだと思います。偏見や色眼鏡は、仏教でいうところの“邪見(じゃけん)”にあたります。そして残念ながら、人間の邪見は消し去ることはできないと言われています。邪見を無くすことではなく、邪見を自覚し自分の振る舞いに気をつけることが大切なのです。

 しかしながら関係のない人に対してまで恐れを抱いてしまうのは苦しいことですね。その気持ちを拭うには、まずは相手の正体を知るのが一番だと思います。実際に話してみると、第一印象や想像とは全然違う性格だったりしますよね。それは相手にとっても同じかもしれません。外側で満足せずに、互いの内側を知るまでは相性は分からない。邪見を自覚できていれば、完全に決めつけてしまうことは防げるでしょう。」

 加えてグリーフケアの観点から、過剰なストレスを感じた際はとことん自分を甘やかして意識的にリラックスを取り入れることが重要なのだそうです。好きな音楽を聴いたり、好きなものを食べたりと、小さなことでも構わないし、景色を眺めるのもいい。自分に合ったセルフケアを模索していきたいですね。

心の緊張、ほぐしてみませんか?

 「人前で自分の気持ちを話すことが苦手なのですが、参加してみるととても話しやすい雰囲気で自分の気持ちを話すことができました。同じグループの方のお悩みも共感できることがあり、みんな悩みながら生きているんだと心強い気持ちになりました。」
初めましての出会いから、不思議なほどに温かな繋がりが生まれます。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ次回にご応募ください!

▶▶hasunohaオンライン交流会では今後も様々なかたちで、コミュニケーションによる気づきの場を提供したいと考えております。このお坊さんとお話したい!」「こんなトークテーマがいいな」など、ぜひ皆さまのご要望をお寄せください😊
次回以降のhasunohaオンライン交流会の要望を送る
たくさんの方からご回答を頂きありがとうございます!まだまだ受付中です!

▶▶オンライン交流会の他に、hasunohaの個別相談やお坊さんとお話しできるイベントなどもございます。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご利用ください。
◆hasunoha個別オンライン相談(お好きなhasunoha回答僧を指名してご相談いただけます)
◆坊主カフェ@オンライン(hasunoha回答僧の秋山智さんが運営をされている、ごゆるりとお坊さんとの会話を楽しめるイベントです)

 最後までお読みくださりありがとうございました❁

文・hasunoha編集部
この記事を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine