人生
2年ほど前にあることがきっかけでアルバイトを辞めほぼ引きこもり状態です。
最近、少し外に出ようと思うのですがなかなかでれません。
それは人の目がきになるからです。
平日の真っ昼間に20代の男性が自転車で遊んでるなどと思われるのが非常に苦痛です。
何か人の目を気にしない方法などがありましたらお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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灰頭土面
灰頭土面という禅語があります。
石巻のとある禅寺、大震災の時には避難所となって大変だったそうですが、そこの和尚さんが玄関先にこんな張り紙を貼りました。
「灰頭土面
灰や埃を頭からかぶり、土を頬につけ
泥まみれになって復興に努めましょう
『裸にて生まれてきたに 何不足』」
灰頭土面とは禅の書「十牛図」のからきている言葉で、布袋さんの図とともに
「胸を露にし足を跣(はだし)にして鄽入り来る。
土を抹し灰を塗って笑い鰓(あぎと)に満つ。
神仙真の秘訣を用いず。
直に枯れ木をして花を放って開かしむ。」
との頌(詩)が載っています。
布袋さんはお腹丸出し、足は裸足のままで町にやって来て托鉢や物乞いをし、大きな袋にそれを入れて子供達や困っている人に配ったといいます。
その姿がまさに「土を抹し灰を塗って笑い鰓(あぎと)に満つ」。
灰を頭からかぶり、顔は泥まみれ、それでも率先して誰かのために笑顔で尽くした、慈悲の人です。
まつりさんは外に出ると周囲から変な眼で見られるのが嫌で、外に出ないということですが、では実際に誰かから指を指されて笑われたのでしょうか?
実は、自分で思っているほど、周囲の人は自分のことを気にしていないものですよ。
あなたはただ、自信が無いだけ。
逆に自信があれば、お腹丸出しでも、裸足でも、灰頭土面でも笑って町を歩けるのです。
そのためには、まず外に出ましょう、そして、誰かの役に立つようなことをしましょう。
小さな事でいいんです、自宅の前を掃除する、空き缶を拾う、駅で倒れた自転車を起こす、出来ることはいくらでもあります。
少しずつでいい、自信をつけていきましょう^^