自分の気持ちがわからないとき、原因と解決法
「自分の気持ちがわからない」と感じるのはなぜ?
「自分の気持ちがわからない…」と悩んだことはありませんか?
自分のことはよく知っているつもりでも、ふとした瞬間に「本当はどう思っているんだろう?」と戸惑うことがあります。 例えば、ある出来事をきっかけに意外な自分に気づいたり、苦手な部分を発見したりすることもありますよね。
逆に、新しい一面を見つけて「こんな自分も好きかもしれない」と思うこともあるでしょう。 でも、自分の気持ちが見えなくなると、不安になりやすいもの。
そこで今回は、お坊さんの教えを参考にしながら、自分の気持ちを知る方法を学んでみませんか? 原因を理解し、少しずつ心を整理することで、自分とよりよく向き合えるようになるはずです。
周囲に合わせすぎてしまうあなたへ
「自分さえ我慢すれば…」と、つい自分の気持ちを押し殺してしまっていませんか?
人間関係では、相手を思いやったり、場の空気を読むことが大切ですが、それを優先しすぎてしまうと「本当は自分はどうしたいのか」がわからなくなってしまうことがあります。
「周りと衝突したくない」「浮いてしまうのが怖い」と考えるあまり、自分の意見を後回しにしてしまうと、いつの間にか自分の本音を見失ってしまうこともあります。 いざ「あなたはどう思う?」と聞かれたときに、言葉が出てこなくなることもあるかもしれません。
でも、「他人に合わせること」と「自分の意見を持つこと」は、どちらか一方を選ばなくてはいけないものではありません。 少しずつ、自分の気持ちを大切にする時間を作ってみませんか? 自分の思いを受け止めることができれば、もっと自分らしく過ごせるようになるはずです。
自分と向き合うのが怖いと感じるあなたへ
自分の気持ちがよくわからない…そんなふうに感じることはありませんか?
感情はその瞬間瞬間で生まれるけれど、「どうしてこんな気持ちになったんだろう?」と理由がわからなくなることもあるかもしれません。
実は、自分の本音を知ることに無意識に抵抗を感じてしまう人は少なくありません。「本当の自分と向き合うのが怖い」「気づきたくない部分がある」と思うこともあるでしょう。
でも、ゆっくりと自分の性格や考え方を理解していくことで、不安が減り、心が軽くなることもあります。無理に向き合おうとするのではなく、少しずつ、自分の気持ちに耳を傾けてみることから始めてみませんか?
やりたいことがないと感じるあなたへ
「やりたいことがない」──それは決して悪いことではありません。 でも、進学や就職などの大きな選択を前にすると、「自分は何をしたいんだろう?」と焦ってしまうことがあるかもしれません。
周りの人が次々と目標を見つけているように見えると、「自分には何もないのでは?」と不安になることもあるでしょう。けれど、やりたいことは焦って見つけるものではありません。
「今の自分が大切にしていること」「少しでも興味のあること」に目を向けてみると、少しずつ「自分が心地よく感じること」が見えてくるかもしれません。 最初は、小さなことでも大丈夫です。 「これ、ちょっと面白そうかも」「なんとなく好きかもしれない」──そんな気持ちを大切にしながら、ゆっくりと探していきましょう。
親の価値観に影響されすぎていると感じるあなたへ
親の考え方や価値観は、誰もが少なからず影響を受けるものです。でも、その影響があまりにも大きいと、「本当の自分」がわからなくなってしまうことがあります。
例えば、子どもの頃に言われた言葉が、大人になっても心に残っていることはありませんか? 「学校には行かなくてはいけない」「この職業に就いたほうが安定する」「こうあるべき」──そんな親の価値観に沿って生きているうちに、自分がどうしたいのかがわからなくなってしまうこともあります。
親の意見には、愛情が込められていることも多いですが、大切なのは「自分はどうしたいのか?」を少しずつ考えてみることです。 「親の期待に応えたい」と思うのは自然なこと。でも、あなたの人生を歩むのは、親ではなくあなた自身です。少しずつ、自分の気持ちを確かめながら、「自分にとっての幸せ」を探してみませんか?
「自分の気持ちがわからない」から抜け出すために
自分の気持ちを知るには、まずは言葉にしてみることが大切です。日記やメモに思いを綴るのもいいですし、誰かに話すのも良い方法です。
また、日々の行動を少し丁寧にすることも、自分を知るヒントになります。たとえば、朝食をゆっくり味わってみたり、普段より少し時間をかけてお風呂に入ってみたり。 そうすることで、「自分はこういうことが好きだったんだな」「こういう時間が心地よいんだな」と、自然と気づくことが増えていくでしょう。
また、人との出会いも、自分を知る大きなきっかけになります。新しい価値観に触れることで、自分が何を大切にしたいのかが少しずつ見えてくることもあります。
「自分の気持ちがわからない」自分を、そのまま認めてあげよう
「自分の気持ちがわからない…」そんな自分に、罪悪感を持ってしまうことはありませんか?
でも、それは決して悪いことではありません。むしろ、今の自分を受け入れることが、自分を知る第一歩になります。 過去のつらい経験や、最近あった恋愛や友人関係の悩み、ちょっとした失敗──どんなことでもかまいません。今までよくがんばってきたね」「あのときは本当に傷ついたよね」と、自分に優しい言葉をかけてあげてください。
「こんなことで傷つくなんて、自分は弱いのかな?」 「もっと大変な思いをしている人がいるのに…」 そんなふうに、自分の気持ちを否定する必要はありません。つらかったら、つらいと感じていいんです。
まずは、どんな自分も「それでいいんだよ」と認めてあげること。そうすることで、少しずつ心が軽くなり、やがて「本当の自分の気持ち」が見えてくるはずです。 どうか、自分に優しくしてあげてくださいね。
お坊さんと問答集:自分のきもちがわからない
自分の気持ちがわかりません
(相談)私には付き合ってもうすぐ一年になる彼氏がいます。でも、最近自分の気持ちがよくわからなくなってきてしまいました。
一緒にいても楽しいと思えず、会いたいなぁともあまり思わなくなりました。彼氏はすごくいい人で、この中途半端な気持ちのままズルズル付き合っていたくありません。
初めてこんなに長く付き合っているので、いざ離れるとなると抵抗があるように感じます。何が“好き”で、何が“好きじゃない”になるのか教えてください。
(お坊さんの回答)彼のやさしさから来る「情」で今は思いとどまろうとされていますが、いくら彼氏が優しくとも、自分の気持ちを否定できませんよね。何をもって好きかどうかは、本当に個人差がありますし、恋愛経験や年齢によっても差が出てきます。
自分の気持ちが分からなくなっているとの事ですが、好きと愛するは意味合いが全く違ってきますし、それも捉え方次第です。ちなみに一般的には「好きは自分自身が思う事」愛は「相手の事も含め考える事」
無理に付き合う必要はありませんが、自分の気持ちを知る手段として、今迄の関わりを少し変えてみるというのはいかがでしょうか?
例えば普段行っていない所に行ってみるとか、記念日に普段行かないレストランに行くなど、特別な事をしてみるのです。もしそれでも、気持ちに変化が起こらなければ、お別れしてもいいかも知れません。元の問答:自分の気持ちがわかりません
自分の気持ちわかりません
(相談)今求職中です。生活安定の為、正社員の仕事を探していますが、ぴったりな求人も、なかなかなく、何かを妥協して面接に行ってオッケーをもらっても色々不安要素が出てきて断ってしまったり前に進めません。
何をしたいのか、自分は何をしているのかわかりません。将来の夢はありましたが、今は絶対それをしたいわけではありません。甘えてるのはわかっていますが…1日経つと気持ちもコロコロ変わってしまいます。でも早く仕事を見つけないといけません。どうしたらいいでしょうか
(お坊さんの回答)正社員で働くなら、長く勤めることになるのですから慎重になって当然ですよ。
何をしたいのか?という自問自答には生活を安定させたいで十分なのです。ご自分の夢や自己実現が仕事に直結する必要はないのです。いつか やりたいこと 夢を叶える為の資金稼ぎとして仕事を選んでも良いのだと考えてみてはどうでしょうか
元の問答:自分の気持ちわかりません
「自分の気持ちがわからない」そんなときは、お坊さんに相談してみませんか?
お坊さんは、仏教の智慧をもとに、心を整理するお手伝いをしてくれます。悩みを話すことで、自分の気持ちが少しずつ見えてくることもあります。
誰かに話してみることで、心が軽くなることもありますよ。「ちょっと話を聞いてほしいな」と思ったら、どうぞ気軽に相談してみてください。
👉 [お坊さんに相談する]