同級生に素っ気ない冷たい態度をとってしまった。
学生時代、同級生に素っ気ない態度をとってしまったことにとても後悔しています。
当時その子は、毎回授業中寝ては、私にノートを貸してと言われたり、自慢話ばかりしてきたり、たまによく分からないところでキレたような態度になったりとちょっと癖の強い子でした。
あまりにも借り癖が酷いので、
「授業中起きなよ」と私は静かにキレてしまいました。それからも居眠りは続いていましたが、ノートを借りてくる事は無くなりました。
そして授業中にその子が自慰行為をしているということが引き金となってさらに苦手になってしまいました。ノートの件や急にキレたりする不満を友人に愚痴ったりしてしまったこともありました。
その子と一緒にいることに段々嫌気が指してしまい、選択授業の移動教室の時に違うお友達と行く事にしたのですが、その時にその子が「一緒に行こう」と言ったので、私は「うん...」と素っ気ない返事をしてしまいました。
話し掛けてきた時も、返答はしましたが
冷たいトーンになってしまっていたと思います。
それからはその子がついてくる事は無くなりました。
友達3人、私、その子のグループで食べていたのですが、友達の2人もその子が苦手だったようで3人のぎこちない空気が流れてしまいました。その様子にその子は怒っていたようで最終的にはその子は違う子と一緒にお弁当を食べたり行動していました。
私とその子は同じ掃除当番の班だったのですが、喋る事はほぼありませんでしたが、しかしその子は、掃除の時に手伝ってくれたりしました。
また、最後の卒業の時の登校時には、「あ、あんこちゃん」と声をかけてくれました。声をかけてくれるとは思っていなかったので、私は「あ、おはようっ」と驚いたように言ってしまいました。
それから卒業して私は何故、幼稚な態度をとってしまったんだろうと後悔しています。感情的にならず、冷静に判断すれば相手を傷つけずに済んだのではと落ち込んでいます。
現在はそういった、苦手な人がいても
真面目に向き合って接するように心がけています。苦手な人と接するたびに、学生時代の事を思い出しては死にたくなります。
私はその子に恨まれているかもしれません。その子は私の事をどう思っているのでしょうか。
自業自得ですが罪悪感で眠れない日々が続いています。
私はこれからどうこの後悔と向き合っていけば良いのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
この出会いを成長の機会と考えてください
前回に回答したお坊さんです。
学生時代の同級生に対する関わりで、悔やんでられる事、申し訳なく感じておられること、伝わりました。
と同時に、あんこさんの優しさも私は感じました。
もう後戻りできない事。
だから、どうしようもないのですが、だからこそ余計に罪悪感を感じますね。
あんこさんの優しさが、死にたくなるほどの罪悪感をもたらしている事は、想像に難くありません。
さて、私が察するに、その同級生とはしっかりと向き合われたのではないかと思います。
お互いのコミュニケーションの中で、次第に関係性が変化しただけであり、あんこさんの一方的な感情での結果ではありません。
その子の、いい面も悪い面もしっかりと見つめてあげています。
「向き合う」とは相手に尽くすのではなく、相手を感じてあげる事です。
あんこさんの中では、無視をしてしまったのではないかと、感じておられますが、、、、、
卒業の時・・・
声をかけてくれた嬉しさ。
その反面、もう「関係が切れてしまった」との思い込みへの申し訳なさ。
その後の後悔と、その経験を活かしたい想い。
あなたの中で、その子は生き続けています。
あんこさんは、その子との関わりで多くを学びました。
また、その子もあなたたちとの関わりの中で成長したと思います。
そこには意味があったのです。
距離を置いたと思っていた人が、自分に声をかけてくれた。
自分ではマイナスの関わりをしていたはずの人が、プラスの関わりをしてくれたのです。
それは、あなたの人間性が相手をそうさせたのかも知れません。
あなたに安心感をもっておられたのかな?と私は感じるからです。
マイナスの関わりで接してくる人にも、プラスの反応を返すと、相手の心は何らしか動かされるのだと、常に私は思っております。
もちろん、その逆もあることを意識しなければなりませんが。
この子は、あなたの事をどう思っているかは、私にはわかりません。
しかし、卒業の時の彼女の行動は事実であると、受け止めてあげて下さい。
後悔ではなく、自分もOK、その子もOK。
そのような向き合い方が一番好ましいのかな、と私はおもいます。
質問者からのお礼
前回も私の悩みに答えてくれたお坊さま、いつもご回答していただき有難うございます。確かに癖のある子でしたが、嫌味を言ったりするような人ではありませんでした。そこまで嫌うような相手だったのか、冷たい態度で接するほどの事だったのか、と後悔でいっぱいでした。声をかけてくれたのは相手は私よりも大人だったということを知り、反省しました。
私は性格は良くなく、嫌いな人にすぐに態度に示してしまうような人です。
そんな人にも対等に接したその子のほうが優しかった人なんだと思います。
相手の行動を受け止め、次に活かせるようにできたらなと思います。
ありがとうございました。