あなただけでなく、私だけでなく、私の妻も、多くの方がそういう性格です。
　神経質、心配性…仕方ないですよね。性格変えられないんですから。
　私など、毎日「ああ、もうイヤだ。ダメだ～。疲れた～！」って言ってますよ。
　でも、最悪の事態を考えておくことには意味があります。少なくとも行動が慎重になります。それでも、風邪だってひくし、物を忘れ、無くすんですけどね…自分ではそれらの出来事（失敗）が人様の平均より？少なめだと勝手に思い込んでおります。
　第一、最悪の事態が起きても「ほら、来たよ。来ちゃったよ～」と受け止められるじゃないですか。だって予想してたんですから。対処する心に余裕が出来るんじゃないですか…これ、大事なことですよ。生死を分けることになるかも知れません。
　それでも、どうしようないことはあります。
　「人生は一切が苦しみである」…これは釈尊が見抜かれた人生の真理です。どうにも、人生は思い通りには運ばないということです。
　だから、今あなたが心配で辛くて、怖くて、苦しいのは真理（事実）なのです。それはダメだ、イヤだは通用しないのです。
　ご心配なく…あなただけじゃなくて、皆がそんな辛い思い抱えて生きているんですよ。顔に出していないだけです。
　この私の身の事実を、自分自身で引き受けていけるようにと仏様がみえます。仏様とは私に代わって何かをやって下さるのではなく、人生の主体はあくまで自分であり、そんな自分を「どうあっても見捨てない」「離さない」とお誓い下さる存在です。
　どうぞ、「しっかりと」不安な日々を送って下さい…私も同じような人生をこれからも歩みます。仏様と一緒に…。

小林　覚城

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