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【お坊さんと話そう】第4回hasunohaオンライン交流会を開催しました🎐

 2021年7月17日、第4回hasunohaオンライン交流会を開催しました!

 「ほんわか僧ダン」では「人との付き合い方。こんな時どうする?」をトークテーマとして回答僧の釋孝修さん堤一真さん秋山智さんと一緒に気持ちを言葉にしていきます。

今回は思いがけず1対1のかたちに。個別相談のようにじっくりとお話をしていただきました。

 参加後のアンケートには「僧侶の方と一対一でしたが、あっという間に時間が過ぎ大変有難く存じます。 自分の悩みに耳を傾けていただき、そしてお話をしていただきスッキリとしました。 今後も是非参加させていただきたいと思います。」と嬉しいご感想を頂きました!

 普段お坊さんと会話をする機会はあまりないかもしれませんが、皆さん親身になってお話をお聞きくださいます。誰かに胸の内を打ち明けるだけでも、心が軽くなるかもしれません。どのようなご相談も、安心して言葉を紡ぐことのできる空間です。

与えられるのが怖いのならば、こちらから与えてみよう ‐ 釋孝修さん

 「人に親切にされても、その優しさを疑ってしまいます。」

過去の出来事がトラウマとなり、人を信じることが難しくなってしまった。今後の人付き合いが不安…というお悩み。

 釋さんは心理学の観点から、こちらのご相談についてお話をされていました。
「まず、人を疑ってしまうことに関してご自身を責める必要はありません。人間の脳の仕組みから、どうしようもなく生じてしまう感情であると考えられるからです。」

「“古い脳” と “新しいこころ” という概念があります。どちらも脳の作用ではありますが、古いほうは本能的な欲望、新しいほうは理性的な思考を象徴しています。人間は複数の社会的立場や関係性を渡り歩く中で、“新しいこころ” を発達させてきました。しかし、“古い脳” は存在し続けています。人からの愛情を求める本能と、現実の辛い部分を知る理性の間で葛藤が起きているのです。」

「そのような状態には、“コンパッション” が必要であると考えられています。これは、仏教における “慈悲” にあたると言えるでしょう。自他を慈しみ、悲しみに共感する。人からの優しさを疑ってしまうというのは、裏を返せば自分が自分に対し優しさを向けられていない状態ではないでしょうか。まずは自分を許し思いやること、それからその気持ちを他人にも向けていく。そうすることで、人から頂くことに罪悪感や不安を覚えることは少なくなるかもしれません。自分を起点にして、温かな循環を生み出せると良いですね。」

 カウンセリングやコーチングなどの分野においてもご活躍されている、釋さんならではのお話でした!

 励ましやお褒めの言葉を頂いているのに、つい「本当はそんなこと思ってないんじゃないか」という不安がよぎってしまったこともあります。しかし大切なのは本心を疑うことではなく、相手から気遣いの言葉を頂いたことに対し感謝をすることなのでしょう。

 常に穏やかな心持ちでいるのは、誰にだってなかなか難しいものですよね。そんな中でも、できる時には自ら温かい気持ちをお裾分けしてみる。優しくできる時の自分と、優しくできない時の自分。どちらも許すことで、それは他人も同じだということを理解でき不安が和らぐかもしれないなと感じました。慈悲の心を意識していきたいですね。

“でなければ” で自分を縛らない ‐ 堤一真さん

 「関係を良好に保ちたいのですが、何気ない発言で人を怒らせてしまいました。」

自分が悪いと思ってはいても、なぜ相手が怒っているのかが分からず戸惑ってしまった。好かれる人でありたいのにうまくいかない…というお悩み。

 「自分にとっては全く悪意のない言葉であっても、相手の方からすると強くひっかかってしまう何かがあったのでしょうね。それはその方にしか分からないものですから、ひとつの意見として尊重することが大切ですね。」と堤さんはおっしゃいました。

「もちろん、傷つけてしまったことへの謝罪は不可欠です。しかし、“いい人でいなければ” という思考に縛られすぎると、それは強迫観念に近いものとなり必要以上の罪悪感に苛まれてしまいますよね。穏やかで在らなければと思えば思うほど、それから遠ざかってしまったり…。正直僕自身、お坊さんになりたての頃は ‘人から良く思われたい’ と強く感じていました。しかし、それが “でなければ” になってしまうと、本当の気持ちを言葉にすることを恐れ、自分を封じ込めることに繋がってしまうんじゃないかと考えるようになりました。全員から好かれることにこだわりすぎないほうが、案外うまくいくかもしれませんね。」

 人生経験は人それぞれ異なるもの。本人にしか解らないことも、きっと少なくありません。
場合によっては相手を理解しようと躍起になるのではなく、自分には解らなくても「この方はそうなんだ」と落ち着いて受け止める姿勢が大事になってくるのだろうと思います。

ブレることも、貴重なチャンス ‐ 秋山智さん

 「人付き合いを広げたいのですが、なかなか行動に移せません。」

人付き合いに限らず、以前は何事も積極的な行動が出来ていたのに、最近は長く悩むことが増えてきた。決断力や行動力の衰えに落ち込んでしまう…というお悩み。

 秋山さんはこうお答えされていました。
「それは、決断力が鈍くなってしまった訳ではなく、簡単には決断できない事柄に出会ったということではないでしょうか。人生において、大切なものは日々増えていきますよね。自分一人の問題では済まないことも多くなってくるでしょうし。けっして自信を無くすようなことではないと思います。」

「自分の視界を過信しすぎないように、まずはその狭さを自覚する。たとえ一度決めたことが上手くいかなかったり、やっぱりこっちかな…とブレてしまったとしても、そこから修正していく貴重な経験を得ることが出来ます。」

「対面での交流が難しい今、僕自身はオンラインを活用して人の輪を広げたいと考えています。今回オンライン交流会にご参加くださったことで、こうしてご縁が生まれています。もうすでに、十分行動を起こされていると思いますよ!」

 自由に人に会えない現状は、とても辛いですよね。そんな中意識し始めたオンラインでの会話。ほとんど言葉を交わさなかった頃に比べれば、気分はだいぶ晴れやかに感じています。思い切ってオンラインコミュニティに飛び込んでみることも、貴重な経験になりそうですね。

お坊さんと一緒に、ご縁を生んでみませんか?

hasunohaオンライン交流会には、その場ならではの温かいご縁があります。
「ちょっと誰かに聞いてほしい」その思いを受けとめます。

ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ次回にご応募ください!

ご参加いただいた方々に、心よりお礼を申し上げます。

▶▶hasunohaオンライン交流会では今後も様々なかたちで、コミュニケーションによる気づきの場を提供したいと考えております。このお坊さんとお話したい!」「こんなトークテーマがいいな」など、ぜひ皆さまのご要望をお寄せください😊
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たくさんの方からご回答を頂きありがとうございます!まだまだ受付中です!

▶▶オンライン交流会の他に、hasunohaの個別相談やお坊さんとお話しできるイベントなどもございます。ご興味をお持ちいただけましたら、是非ご利用ください。
◆hasunoha個別オンライン相談(お好きなhasunoha回答僧を指名してご相談いただけます)
◆坊主カフェ@オンライン(hasunoha回答僧の秋山智さんが運営をされている、ごゆるりとお坊さんとの会話を楽しめるイベントです)

 最後までお読みくださり、ありがとうございました!

文・hasunoha編集部
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