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川崎登戸事件、「普通」から漏れ出る人を救えるシステムを

社会というものが「普通」とかいう概念でくくられている以上、
そのフワリとした規定から溢れてしまう人は必ずいると思います。

そうなった時に、どういう方向に溢れ出るかを選べる社会が理想です。

私自身も社会の同調性から溢れ出た結果、出家を選んだからです。
もし、別の方向に漏れ出ていたら...犯人側に共感する道だったかもしれない...などと恐怖します。

今回の犯人が、どのような人格で、どのような経緯で凶行に至ったのかはまだ分かり得ませんが、 社会の「普通」から漏れ出る人々を救えるシステムや常識が浸透していって欲しいと思います。

一般の人は「普通」という感覚を捨てて、もっと受け入れていくべきですし、
我々僧侶は、受け皿になって、溢れ出る事を肯定的に捉えられるようにしてあげるべき(衆生済度)でしょう。
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無敵の人
川崎登戸殺傷事件、とても心が痛みます。 胸が苦しくてとても悲しいです。 犯人は何も失う物がない 「無敵の人」ともいわれています。 これからの日本、無敵の人が どんどん増えると思います。 無敵の人に対して、一般市民やお寺は どう接すれば良いと思いますが? このような事件が起きないように出来ること、あると思いますか? (家族?にも無敵の人がいて、同じような事件を起こしてもおかしくありません。私の子供も狙われるんじゃないかと想像して涙が出ます。マイナスな想像は無意味と分かっていても、どうしても考えてしまい、恐ろしくて、吐き気がします。。)
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