hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

追加:トラス「神経痛」に対する「対処法」

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

「神経痛」について書いたものの、肝心の「対処法」を書き忘れていたので、追加致します。

お坊さま向けの一例ですので、以下、分かり易いよう「腰痛」として書いてみます。

腰痛の原因は、急な動作をした際に筋肉が傷ついたり、腰周辺の筋肉が疲労して凝り固まってしまっていたり、長時間背骨に負担がかかったり、 加齢などにより骨が変形してしまったり、病気であったりなど挙げられますが、痛みが発生する詳しい原因はわかっていない場合が多いのです。

さらには、無理な姿勢での作業の継続や負担が大きい姿勢で強い力を急に出そうとすれば当然腰への負荷は一気に高まり、それまでの負担と相俟って「ぎっくり腰」を引き起こす可能性も高くなってしまいます。

腰痛になった時は整形外科に行ったり、整体院や整骨院といった治療・施術機関に行かれる方もいらっしゃると思います。しかし、それほど痛みが強く無い場合や、 医療機関にいっても治らずに長期間腰痛を患っている場合には、湿布などによるセルフケアで済ませようとする方々も多くいらっしゃいますよね。

代表的な対処の中でも、最も気になるのは「冷やす」か「温める」かではないでしょうか?

腰痛に限らず、傷害(怪我)は基本的に「急性期」と「慢性期」に分けられます。

腰痛に関して考えると、ぎっくり腰の場合は明らかに受傷のタイミングが分かる為、「急性期」も分かり易いでしょう。基本的な治療方針としては痛みが強い場合は「急性期」と扱かって良いと思います。
急性期を過ぎた傷害は「慢性期」という期間になります。腰痛などは特に慢性化しやすく、長く続く同程度の痛みがある場合には、 慢性期の傷害に対する処置を行ってもらうと有効です。

急性期:冷やす、安静←冷やしたり、安静にすることで、炎症を抑制し、組織の障害を軽減出来る。

慢性期:温める、動かす←暖めたり、軽く動かして、血行を良くし、発痛物質を除去する。

ややこしいですが、「急性期」というのは痛みが強いときの事と考え、そして「慢性期」とはそこから少し時間が経ち、重い感覚やなにか違和感があるといった様な感じで、 何日も変わらず同じレベルの痛みが続いているような時と考えて下さいね。

※たくさんの不安を抱えていらっしゃる方宛に、13日、14日と「トラス」という名前入りで、計4つ質問を書かせていただきました。ご参考になればと思います。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

参考にさせていただきます!

読ませていただきました。

我々僧侶のご心配までしていただいて、心より感謝しております!

お盆はお塔婆をたくさん書くので、どうしても座り仕事が増えて寝る前にマッサージ棒で押したりしてました。

最近腰痛に悩まされておりましたので、ぜひ参考にさせていただきますね!

{{count}}
有り難し
おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

誠海様、おはようございます。お返事ありがとうございます。お坊さまの皆様は、本当に大変なお仕事されているんだなぁ…と思います。いつも助けていただきますので、少しぐらいは恩返ししないと…と思っていたら、何となく「腰痛」がお坊さま方の「職業病」なんじゃないかと思えてきたので、ちょっとだけ書かせていただきました。お一人でも気にとめていただけたのかと思うとホッと致します。どうぞ暑い中大変でしょうが、頑張って下さいね。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ