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母の不倫

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

初めての相談になります。
お願い致します。

もう10年以上前のことなのですが、私が大学生の時に、母が不倫をしていることを知ってしまいました。

きっかけは、母と不倫相手の共同ブログを見つけてしまったことです。
そこには2人の間に起こった出来事が、とても生々しい文章で書かれていました。
見ない方がいいのでしょうけれども、見つけてしまえば読んでしまいます。

そして、1人で抱えきれずに母に問い詰めました。『このブログに書かれている男は誰?』と。
母は一瞬間を置いて『友達。』と言い、開き直る言葉をつらつらと並べました。

それまでとても仲が良かった母との間には、見えない壁が出来ました。壁を作ったのは私です。
10年以上経った今でさえ、生理的に受け付けられません。
母は金銭的な理由で父とは別れないそうです。父は母の不倫を知りませんが、母との関係は冷え切っています。

私はその後、結婚、出産、離婚をしました。元旦那さんが浮気をしたことがきっかけで、日を追うごとに彼を疑う気持ちが強くなっていきました。何故かいつも母の不倫が頭の中でチラつき、いつかこの人も裏切るのだろうという気持ちと、お願いだから私以外に大切な人を作らないでほしい気持ちで一杯になっていました。

現在、両親とは別で暮らしています。
私は父と仲良くやれていますし、仕事の都合で母には月2回ほど孫の面倒をみてもらっています。経済的にも安定しています。仕事環境も良好です。

たまに新しい彼氏ができますが、どなたも半年〜1年くらいで別れてしまいます。相変わらず、どの相手に対しても疑う目で見ているからです。
彼らの都合が悪くなると開き直るその態度に母を思い出し、毎度絶望して言葉も出てきません。
あんなに仲の良かった母を恨むような気持ちが消えず辛いです。
孫がいるから顔を合わせるものの、正直同じ空間にいるのも嫌な気持ちでいます。

疑心暗鬼の気持ちをどのようにしたらいいのでしょうか?

2022年4月23日 23:08

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

母親の人生にハッキリとNOと言う

こんにちは。

「母を恨むような気持ちが消えず辛い」とのこと。
お気持ちを察します。

ならば、ハッキリと「母を恨む」と当の本人に突きつけてはいかがでしょうか。

それは、恨み言を並べて感情を収めるためではありません。お母さんのような人生を自分は歩みたくない。お母さんのような人間性の人ばかりじゃない、希望は有る。人生を仕切り直すために決別する。そして、自分なりの人生と愛情を掴むんだという意思表示のために、です。

お母さんは「開き直る言葉をつらつらと並べ」たそうですね。その時、あるいはそれ以降あなたは怒ったり、抗議をしましたか。ぶつけましたか。鉄面皮で子供に屁理屈を並べ立てる向こうのペースに未だのせられたままなのではないでしょうか。

やってはいけないことをやった人間に対しては、抗議をする、相応の報いを受けさせる。この段階をきちんと踏まないと、正直者は馬鹿を見ると言う無力感にさいなまれます。人としての倫理、愛情でつながった夫婦は机上の空論だ。現実では望めないのだと。あなたはこの空虚な状態が継続したままなのではないでしょうか。

あなたは「新しい彼氏」さんが出来るたびに、そこにお母さんを見ているようですね。それはお母さん基準で人を見ていると言うことです。客観的に見れば、明らかに人は人であり、お母さんとは別もののはずです。誠実に夫婦関係を築いている人だって少なくは無いはずです。

許せない。ひどい。
人にはあるべき倫理がある。
裏切らない愛情の関係はある。
あなたのような妻にはならないし、母にもならない。私はあなたと違うんだ。

それをはっきり言うべきです。
そしてそれを人生においても明確にするべきです。

「仕事の都合で母には月2回」面倒みてもらってるようですが、複雑な心境のまま中途半端に付き合うのはいかがなものでしょう。あなたは現在のところ、心のそこから、我が子におばあちゃんと言わせたいですか

あなたの明確な意思表示の後に、お母さんが反省しあなたへの謝罪や罪悪感に苦しむような状況になってこそ、そこから再スタートすれば良いのではないでしょうか。だから、現状のままずるずるとなし崩し的に親子、祖母孫として接するのはますます心を複雑にすると思います

以上に述べてきた事は、私の一方的な考え方であり、対処の仕方かもしれません。取捨選択はお任せします(字数制限)

2022年4月24日 14:55
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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ずっと言いたかった言葉を、言って良いと背中を押して下さりありがとうございます。
母はお金もなく、父をあてにして生きてきて、これからもそうして生きていくだろうに態度は悪く、口を開けば文句ばかりです。可哀想な人です。ただ、そんな可哀想な人にも大好きだと言う孫がいます。
母をはっきり否定すれば、おそらく疎遠になります。子どもから大好きな祖母を切り離すことになります。元旦那のことも、大人の勝手な事情で切り離してしまいました。今でも子どもたちは、父のことを思っています。罪のない子どもたちがまた振り回されてしまうと思うと、自分の胸の内を明かせずにいます。

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