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書道家・中根彩さんとhasunohaコラボ企画 2020年・2019年あなたの漢字

2020年にあなたを表したい漢字

hasunohaでは、2020年のあなたを表したい漢字一文字を募集。一番多かった漢字を書道家・中根彩さんに書いてもらいました。

Aya Nakane/東鶴(書家)作品紹介はこちら

「進」

一番多かった漢字は「進」でした。その他の漢字も含めて、2020年を皆さんはどんな年にしたいのか、その一部をご紹介します。

1位:進

立ち止まらず、振り返らず、常に前進したいから

頑張って乗り越えて進む

次のステージへ進むため

力強い皆さんの決意が表れていますね。ときには辛いこと、受け入れてもらえないこともあるかもしれません。そんなときも、「いろんな生き方があっていい。ゆっくり、ゆっくり、共に歩みましょう。前を向けないときだって、いつだって、仏さまに、照らされている私たちです」とお坊さんは説いています。

明るく前向きに生きたい

2位:笑

笑顔で過ごせるようになりたい

育児と仕事をどちらも笑って楽しくやりたいため

仏教には「無財の七施」という言葉があるとお坊さんは説いています。 他人に対する親切には七種類あるという事です。その中に「和顔悦色施(わげんえつじきせ)」があります。お坊さんの染み渡るような笑顔は布施の一つだったのですね。「私は「和顔悦色施」をこころがけています。ご機嫌ナナメの日でも、できるだけ機嫌良さそうにするようにしています。そうすることで本当に機嫌が良くなる事もありますからね。」

和顔施:ニコニコしているだけでも善行です

3位:明

災難や困難を切り抜けて明かりが見える年に成って欲しい

病気がなおって明るい年になって欲しい

2020年は明るくいきたいですね。しかし、無理に明るくしようとする必要もありません。お坊さんも次のように説いています。「明るく生きている人は、明るく生きようと意識してはいないと思います。明るく生きたいと思ってしまうと、自然に出た笑顔までもが「わざとらしい笑顔だ」と、自分で自分を責めるきっかけにもなりかねません。だから、そんなの意識しない方が良いよ。仏教の考え方は諸行無常。色即是空・空即是色だ。」

新生活は明るく過ごしたい

番外編

無:「人生無常」という真理をちゃんと理解したい

待:「自分の意志ではままならないこと」が増える年となるため

視:何事に関わらず自分、世間の事を良く視る

陽:明るいことに目を向けて、小さなことに感謝したい

活:毎日活き活きしたいから

2020年。笑顔で進めば道も明るく。自分にも他人にも笑顔でいられる1年を過ごしたいですね。


hasunoha版2019年あなたを表す漢字

2019年の「今年の漢字」が「令」に決まりました。
hasunohaでは、世相でなくあなた自身にとっての2019年を漢字一文字で表すとしたら?を募集。一番多かった漢字を書道家・中根彩さんに書いてもらいました。

Aya Nakane/東鶴(書家)作品紹介はこちら

「変」

躍動感あふれる書体ですね。一番多かった漢字は「変」でした。その他の漢字も含めて、2019年がみなさんにとってどんな年であったのか、その一部をご紹介します。

1位:変

とにかく変化のあった一年でした。良好だった上司との関係の変化、勤務先異動で職場の変化、恋愛感情を抱いていた男性との関係の変化、台風という天災による周りを取り巻く状況の変化…去年と変わらないものが何一つなかったような年だったと思います。

平成から令和へ変わり 仕事も転職、勤務時間、日数も増え、変化したから

仕事もライフスタイルも、今までのクールなキャラも一変される様な出逢いがあったから。

平成から令和へ。たくさんの変化がみなさんにもあったのではないでしょうか。変化にどう対応していくのか、お坊さんは「諸行無常」という言葉で説いてくれています。

諸行無常:変化することは人生では当たり前と思うこと

2位:難

災難や困難が社会にも私にも降り掛かって抜け難い状況にあるから

乗り越えることが大変な困難が多い年だったので。

3位:苦

金銭的に非常に苦しい。親や地域の方との人間関係、家族の人間性に対する苦情などの矢面に立たされる

本当に苦しい事の連続

困難が次々に降りかかり、苦しい。苦しみにどう向き合っていけばいいのか。それこそが仏教が説くところであります。一切皆苦。仏教では思い通りにならないことを「苦」といいます。

一切皆苦。四苦八苦:「苦」を知り心の平穏を得る

4位:仏

最愛の母を亡くしたから

最愛の人があの世へ旅立ちました

仏になる。hasunohaならではの漢字ですね。今年も、最愛の人やペットを亡くした悲しみを救ってくれるお坊さんの言葉に涙がとまらないとお礼をたくさんいただきました。愛するものと別れなければならない苦しみを、仏教では「愛別離苦(あいべつりく)」といいます。

愛別離苦:大切な人を亡くした悲しみ・喪失への救いのことば

5位:絆

人との絆を強く感じた一年だった

苦しいからこそ、助け合える仲間、支えてくれる人との絆には感謝したいですよね。 あなたは一人で生きているのではなく、多くのものと繋がりあって生かされているとお坊さんは説いてくれています。仏教ではこれを「縁」といいます。

縁という言葉

番外編

眠:暇があれば眠りたかった

忙:お寺の新しい企画や、宗門の役職、災害対策など

智:たくさん学んだから

生:子供を出産し、生命の神秘を感じた

柔:人として少し柔らかくなれた

喜:目標としてる友人と同じステージに立てた

楽あれば苦あり。人生辛いことばかりではないはずです。苦しい時はhasunohaでお坊さんと問答して、元気になったらまたあなたの世界に飛び出していってください。

hasunohaの門はいつでも開いています。

hasunoha編集部
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