同性のパートナー 両親が悲しむ理由
付き合って10年目になる同性のパートナーがいます。
ともに30代の女です。
お互い、過去に男性と付き合っていた経験があります。
両親には長年仲のいい友達、ということで通していましたが、
年齢も年齢、結婚を期待する親の発言が多くなり、
ここ数年は親や親族に会うたびにストレスで自律神経が乱れ
吐き気に襲われるようになりました。
両親は私の体を心配し、不安なことがあるなら話してほしい、
家族で協力して解決していこう、と提案してくれました。
私は、両親が娘を知らず知らずのうちに傷つけている事実も不本意だろうと考え、
ついに同性のパートナーの存在を打ち明けました。
案の定、天地がひっくり返るような衝撃だったようで
母は声を上げて嘆き悲しみ、父は冷静ながらも「普通」と「異常」について語りました。
その夜は、両親を悲しませた罪悪感と後悔と、
仕方なかったのだという自己弁護でいっぱいでした。
翌日、多少冷静になった母は涙しながら、
「あなたが10年も苦しんだのは私のせいね。
あなたが誰を好きでも私達家族の関係は変わらない。
ただ、同性を好きになる気持ちは私には分からない。
彼女のことは、特別仲の良い友達という認識で今後もいく。」
父は、
「何故もっと早く相談しなかったのか。
心を固めてから打ち明けられても、こちらは介入する余地がない。
周りを不幸にする選択をおいそれと認めるわけにはいかない。
他の選択肢も考えなさい。もっといい道があるはずだ。」
両親はステレオタイプな価値観を持っているものの、
子どもの意思を尊重してくれる素晴らしい人達です。
迷ったときに相談すれば彼らはいつも正しく、その場では腑に落ちなくても後々になって
「言うこと聞いといてよかった」と思えるような選択を促してくれました。
私の「正しい」と両親の「正しい」が対立するのは今回が初めて。
私は10年かけて結婚とは何か、幸せとは何か、を考えてきました。
そして、心から愛し合い、信じ合い、生涯支え合える存在がいることこそが幸せなのだと結論付けました。
そんな存在が自分にもできたことを誇りに思っていました。
しかし、両親の嘆き悲しむ姿を見ていたら、自信がなくなってきました。
父の「周りを不幸にする」という言葉。
私の幸せが、家族を不幸にするのは何故なのか。
考えても考えても答えが出ないのです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
これからですから
拝読させて頂きました。あなたの真摯な姿勢やご両親様の態度ゆっくりと読ませて頂きました。
あなたが10年をかけてお考えなさり辿りついた結論は正しいですよね。人生は長いようで短いです。本当に大切なことに巡り合うことはかえがたきものです。あなたにはこれから共に信頼できる方との人生が待っていらっしゃいますね。それはとても有り難きことですからどうか共に助け合いながらこれからの人生を歩んで頂きたいと思います。
ご両親様が心から受け入れてくださるのはしばらく時間がかかることかと思います。とはいえ親子の絆は永遠ですからどうかあせらずにじっくりと待ちましょう。いずれあなたの生き方についてしっかりとご理解頂く時が来ると思います。
様々な障がいがあるかもしれませんが、これからどうか負けないでくださいね。
あなたもその方も素直なお気持ちでこれから心豊かに毎日をご生活なさってくださいね。
あなたやその方がいつの日にか皆様に祝福されて、皆様と和合なさる時が来ることを心よりお祈り申し上げます。