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住む家について

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有り難し有り難し 30

日当たりの悪い戸建てに、夫と1歳の子供、3人で住んでいます。

この家は、夫が私と交際中に買った中古の家です。夫が私の知らない間に契約し購入したので、私の意見や希望はひとつも入っていません。

築36年で、耐震工事もしていません。土地の形状から建て直しても日当たりには希望はもてません。

子供が生まれ、仕事を辞めたので、一日中子供と家にいます。一日中といっても、子供に日光を感じさせたいので、天気が良い日は朝、昼前、午後と、行ける時は何度も散歩に行きます。子供を遊ばせるために、公園や児童館にも行きます。

しかし、子供が風邪を引いた時や、私の体調が悪い時は、いくら天気が良くても暗い家に一日中いることになります。

この暗い家が、嫌で嫌で仕方がありません。知人、友人が、新築の明るい家に住んでいるのが、羨ましいです。暗くてボロボロの家が恥ずかしくて、親戚以外の友人は招いていません。耐震工事をしていないので、避難袋を用意はしましたが、地震も怖いです。

また、冬季鬱のように、日照時間が少ないせいで、子供が鬱病になってしまうのが心配です。なるべく外にいるようにしても、子供の昼寝が長引いて、1日1時間しか日に当たれない時もあります。

夫は自営業で、ボーナスや退職金もないので、これから引っ越すことは難しいです。

私は、子供と一緒にいたくて退職して、かわいい子供の面倒がみれて、とても幸せなのです。幸せなのですが、暗い家が嫌で、こんな家を買った夫が憎い気持ちにもなってしまうのです。

どういう心がけで暮らしたら良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

夢を買いましょう

人間比較する相手が自分より良いものだとみじめに感じるものです。
私は学生時代築46年のアパートに住んでいましたが、住めば都でした。
上野の2~3000円の激安宿に泊まってみてください。
カプセルホテルに数日連荘で泊まってみてください。
自分の家が天堂に感じます。
ずっとヒトトコロに居て、他を想像することはそこに居ながらそこにいないのです。
実際に他の場所、他の空間に寝てみてください。
激安海外旅行、海の家、山小屋に泊まってみましょう。
あー、家ってサイコー!になれます。
何故ご主人がその家で平気なのかを尋ねてみるのも良いでしょう。
その辺の不満をご主人に離せないことが心苦しさの原因の一つであるはずです。
あなたができることは毎週200円か300円の自己投資。
ロト6,7です。
夢を買いましょう。
期待している時は、おうちに対する不平不満は忘れ去られて出て行っているはずです。
身体はひと時に二つの場所に住むことが出来ないように、心も2つのことを同時間に同居させることはできません。
あなたが今住んでいるのはその家です。
ですが、その家にありながら、心に期待を住まわせれば不満は同居できませんので出て行きます。
もっといいのは、こころに何物も住まわせないことですが、まずはロト、宝くじを買って不平不満を追い出す実感をしてからにしましょう。
(´Д`)「アラマ、ホントね、出て行ったわ。」

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

お母さん、子育ておつかれさまです。

まず、お住まいの日当たりよりも大切なのは、あなた自身を含めご家族が、「月並みに楽しく元気でいること」かもしれないな、と思いました。
お母さんは、家族を優先することが多いと思いますが、それと同じくらい自分の身体と心のケアも大切にして下さいね!

お住まいのことですが…

いくら建物が立派で日当たりが良くても、家族にとって居心地が良くなければ、そこは「太陽が届かない家」です。
逆に、家族がくつろげるような空間になれば、太陽が当たらずとも「太陽が届く家」になると思います。

人生、先のことはわかりません。
もしかしたら、地震が来る可能性もあるでしょう。
反対に、旦那さんのお仕事が上手くいって、新しいお住まいに引っ越す可能性もゼロではないはずです。

でも、今この瞬間、家族がすんでいるのは、紛れもなく今のお住まいです。

100%好きになることは難しいかもしれません。
でも、家族みんながひとつ屋根の下に暮らせるのは、いまのお住まいがあるから。
感謝の気持ちをこめて、今よりちょっとだけ好きになれるよう、工夫してみませんか?

例えば、

【住環境】
・換気と掃除をこまめにする。(特に水回りとゴミ)
・余計なモノを溜めない。
・照明やインテリアを工夫。
・布団類の湿気をこまめにとる(ふとん乾燥機などでOK)
・余裕があれば、植物を飾る。

【食事】
・太陽を浴びて育った旬の野菜を食べる。(乾物なども日光に当てているので◎)
・穀類や木の実、香味野菜など、身体を温める食品をとる。
・なるべく、レンジやIHではなく火を使って調理する。
・添加物を減らす。
・感謝の気持ちをこめていただく。

【その他】
・身の回りのものは、なるべく温もりある天然素材を選ぶ。
・身体(特に足元と下半身)を温めるようにする。
・がんばりすぎない。ほどほどにしたり、周囲の力を借りる。

以上は、日照時間の少ない地域の生活から拝借した知恵です。
風水やマクロビなどの考え方にも通じますが、「陰」の気を減らして「陽」の気を補ってバランスをとる、といった感じでしょうか…
昔の人は太陽がでないとき、生活様式をとおして、自然のエネルギーを頂いていたようです。
一見すると、脈略が無いものもありますけれど…論より証拠。あなどることなかれ!笑
よろしければ、お試し下さいね。

参考になれば幸いです。ご自愛ください。

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おきもち

質問者からのお礼

具体的な対策を考えて下さり、ありがとうございます。なんとか工夫して暮らしたいと思います。

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