霊障による突然死
何度かご相談させていただいております。
大切な夫の突然死に色々な疑問がわきます。
良くしていただいていた占い師というのか霊能力者というのか…その方によると死神に連れて行かれた、助けられたと言われました。
そういうことは実際にあるのでしょうか。
そういう場合はキチンと成仏出来るのでしょうか。
体の変調に私は間違いなく気づいていました。
それが霊障だったのでしょうか。
拭いきれない疑問。
お答え頂ければ有り難いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
死神を信じて生きるより、「また会う日まで」を信じて生きる。
「死」は「死」です。それ以上でもそれ以下でもありません。
わずか二時間で死んだとしても、100歳で死んだとしても
死は死なのです。
恐れながら、
「死」とは、さまざまな「縁」が結ばれたことによっての
状態でありますから、なにか特定の存在に「責任転嫁」すること
自体が愚かだとしか言えません。
しかし、そんなことが愚かだとわかっていても
止められないのが人情です。
わたしがあなたに望むのは、そんな愚かなことであったとしても
人情をもって、まずは深く深く旦那様を思い、悲しみの涙を
日々流しつつ、仏前にあなたと一緒に召しあがったごはんなどを
供え、そこに「居ますが如く」に、お暮し頂くことであります。
なぜ死んだ?を問うのは大事です。
しかし、それは答えが出ないのです。
愛する人が死んだあと、わたしはどう生きたらいい?
これには、答えがあるのではないでしょうか。
先般、48歳で亡くなった男性のお葬式を務めました。
やはり突然死。御家族皆様、どこか、他人事のようでもありました。
でも、小学生のお子さんが、別れの挨拶に
「また会おうね。おとうさん。元気でね。」
と、仰いました。おとうさんとまた会うときまで、
おとうさんがいなくなった世界をしっかりと生きていく。そんな言葉に
きっとこれからなっていくことでしょう。
また会う日まで、懸命に生きる。
そう信じるこころに、死神などよりつくしまもありません。
なにを信じるかは、あなた次第。
わたしは、あなたに、前を向いて歩いていってほしい。その先に
旦那様がいると信じて、生きて行って欲しいと思います。
さちあれ、さちあれ。合掌
質問者からのお礼
星 大晃さま
早速の回答ありがとうございます。
夫は37歳でした。
これから…という時の突然死。
目の前が真っ暗になってしまいました。
追い討ちをかけるように死神話…心は乱されっぱなしです。
死んだ理由がわかったところで生き還らない…重々承知しています。
いつか前を向いて歩けるよう、お言葉を心に留めさせていただきます。