占いについて どのようにお考えですか
最近、算命学の鑑定を受けてきました。
算命学には20年以上関わっています。私は天中殺の時期に結婚し その後の人生が 運勢通り上手くいかなかったことから これは当たってる!と算命学に傾倒するようになりました。
たかが占い、、と思われるかもしれませんが。今回この算命学で自分は 《物事が結実しにくい人生》と鑑定され なかなか 凹んでいます。
勇気をいだだく言葉もありましたが。。モヤモヤが残ります。
お坊様方は占いについてどう思われますでしょうか。
御籤も一つの占いのようなモノですね。ふだん自分は占いに頼るようなタイプではないのですが
最近はシゴトや人間関係について悩むことがあり思い切って 占いの館を訪ねました。
占いも仏教も人々がより良く生きるための拠り所のような気がしています。
お坊様方のお考えをお聞かせください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
占いと仏教は違います
こんにちは、初めまして。
私の宗派、浄土真宗本願寺派は一切の占いを拠り所とせず、御札、御守を持たない宗派です。御守等の関連は西本願寺にも、一般寺院にも置いていないです。その観点から回答します。
「占いも仏教も人々がより良く生きるための拠り所」と思われているのですね。
「良く生きる」が何を指すかが問題です。仏教は、基本的に煩悩という自己中心的な視点、自分の都合通りに事を運ぼうと悪戦苦闘することによって文字通り身を煩わせ、心を悩ませると考えます。その煩悩自体を内省的に見る、悩みの原因を自分のところに引き寄せて考えます。
ご質問の占いの内容を私は存じませんが、大まかには超自然的な法則を読み取ることによって、自分の願望にどれだけ近い状態を実現させるかを考えるのが占いだと私は思います。悩みの原因を自分の外、各占い独自の法則を読み取ることの成否に求めます。
両者は構造的な違いがあると思います。
悩みの原因を自分に求めていく仏教が私は好きです。また、悩みを抱えた自分を包摂して下さる仏様が居られる仏教が好きです。
私の思いはかくのごとくです。
追記
あら、2回目でしたか、失礼しましたー。
回答がお役に立てれば何よりです!
開放か?束縛か?
かなしきかなや道俗の
良時吉日えらばしめ
天神地祇をあがめつつ
ト占祭祀つとめとす
『正像末和讃』親鸞
"占いも仏教も人々がより良く生きるための拠り所のような気がしています"
正直、私もそうかなーーーーーと思うときがあります。
しかし、浄土真宗の親鸞さんはなぜ「かなしきかなや」とおっしゃったのだろうか。少なくとも親鸞さんは<占い>と<仏教>を同列には見ておられない。
同列ではないということは、向いている方向が違うという事だろう。向いている方向が違うということは、目指す地平が違うという事だろう。
あなたは占いを頼りに、いったいどこへ行こうというのか。
<追記>
"災いが内からわくことを知らず"
とっても重要な御言葉をご存知なんですね。
もう心配はなさそうだ。
生きてりゃあ難しい出来事もいっぱいあるけど、お互いにがんばりましょう。
質問者からのお礼
釋様
初めまして…ではありません2回目です
( ¨̮ )
他の方への回答にありました《雑毒の善》ここ最近は その雑毒の善に自分が悩んでいたのだと気がつきました。ありがとうございました🌸
転落院様
災いが内からわくことを知らず、東や西の方角から来るように思うのは愚かである。
内を修めないで外を守ろうとするのは誤りである…『仏教聖典』
ですね。 ありがとうございました
( ✋˘ ˘👌 )
転落院様🌸
毎朝 臨済宗のオンライン坐禅会に参加しております。その中で 仏教聖典の紹介があり 早速 本を買いました
転落院様こそ 難しい言葉や例え話が多く地頭が悪い私はその度に その言葉の意味を調べてました。
これからもお坊様方の善きアドバイスを胸に 精進して参ります🙏🏻
ありがとうございました~♩♩