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正社員への未練が未だ捨て切れません。

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私は昔から母親に『アンタ結婚しても旦那が病気になったり事故になって働けなくなるかも知れないんだから
正社員になってバリバリ働き続けなさい!』と執拗に何度も言われ続けてきましたし私自身それで正しいと思ってきておりました。
でも実際は正社員という肩書きが欲しい、と思っているだけでその会社で何がしたい、とか何ができるのか、とか
そういう考えが全く無く、面接には無論通りません。
何度か奇跡的に入社できても仕事についていけなかったり他の同僚先輩と話が合わず(というより話の業務などの内容が理解できず
結局やめてしまい非正規の仕事を転々としてきて結婚しました。
結婚した後旦那に正社員になろうと思う、と話しても『正社員なんか辛いだけだし給料パートとそんなに変わんないからやめときな』
と返されて揉めるのが嫌な私は言われたまま地元でパートを続けております。
でも思い返すと人の意見に振り回されてばっかりな自分が嫌になります。 私は地元の小さな会社でも一生平社員構わないから正社員として働きたいです。
でも家族(今は旦那)に反対され、それはもういいから子ども作ろう、という流れになってて年齢ももう20代ではないですし尚更難しいでしょう。
ならもういっそ諦めた方が良いのでしょうが子どもの頃から洗脳みたいに言われ続けて育ってきたのでまだまだ考えが変わってくれません。
私はただ、能力が欲しいです。

ちなみにあれだけ社員になりなさい、と言ってきた母は結婚した途端『いい妻になりなさい、旦那を支えなさい。正社員はもう目指さなくていい』
と言ってきて腹立たしいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

正社員に拘る意味は?

サオ美さん、こんにちは。

正社員になりたいのですね。
サオ美さんが自分で分析しているように、正社員に拘る目的がみえません。
本来は生活の安定のためにという一つの手段であるのに、もう心が拗れて手段である正社員になることが目的になっています。

自分の生き方はどうすれば良いのか。夫との仕事と家庭の兼ね合いを見ながら、夫と相談して自分のより良い仕事をすることが大切です。その延長線上に正社員になればよいぐらいのスタンスが良いと思います。

でも一度正社員になろうと思ったら、正社員を募集しているパートの仕事を選んで一所懸命すれば良いでしょう。今は人材不足なので正社員に登用する、あるいは正社員として募集している会社は結構ありますよ。一度経験してみてはいかがですか?パートと違うのは生活時間を拘束されてしまうことです。当然家庭の生活も変りますから、夫と相談しないといけませんね。

母親から言われ続けてストレスとして心の傷になっていると思いますが、理性で心をコントロールしてください。がんばって!

合掌

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家族全体の生活設計の中で考えてみましょう。

 お母さまが「正社員になりなさい。」と強く勧めてきたのは、正社員の方が給与・有給・健康保険・年金・退職金等で良い待遇が期待できるからだと思います。つまり、サオ美さんの生活の安定を願って、お母さまは言い続けてきたんでしょう。しかし、良い待遇を得るには、それなりに仕事をこなし成果を出すことが求められると思います。それ故、正社員になったけれど、仕事が理解出来なかったり、要求された業務を達成できなかったりということは結構あることです。

 今後、お子様が生まれた場合、正社員として仕事を続けていくには負担が増えると思いまます。良い待遇を得るには、相応の負担と責任を強いられます。既に正社員を経験しているなら、わかると思いますが、フルタイムで働けば拘束時間が長く疲労します。当然、家事にも影響しますし、御主人の負担も増えると思います。妊娠・出産・育児・教育にも影響が出ます。お母さまがかって言っていたと真逆のことを言うのには、それなりの理由があるように感じます。正社員に拘ることで、あなたと御主人の生活に無理がかかることを懸念しているのであり、今後あなたたちの家族に於ける妊娠・出産・育児・教育等にも悪影響が出ないか心配しているのだと思います。

 我々の人生は刻一刻状況が変化していきます。或る時点で正しいアドバイスであったとしても、状況が変われば間違ったアドバイスになることはよくあります。お母さまの言うことが変わること自体、決しておかしなことではありません。
 
 一番大事なことは、あなた方御夫婦がどのような家庭をつくろうとしているのか、そしてそのためにどのような人生設計をしていくか、ということだと思います。其の時の状況によって「正社員を目指すべき時」もあれば、「正社員に拘るべきでは無い時」もあるんです。
 
 

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質問者からのお礼

ありがとうございます

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