回答 2
有り難し 15私は手に職つける系の仕事を目指していて、専門学校などで技術を学んできました。専門分野内では知識もあります。
でもそうなったのは、病気で半分寝込むのが10年くらい続き、大学進学どころではなかったからです。
勉強が好きでした。
大学で論文を書くことに憧れていました。
教養のある人は知性的で素敵だと思います。
病気になる前は、成績が良かったです。
大学で勉強するのが、夢だったのです。
夢破れていま手に職つけようとしています。
今選んだ道はなんやかんやあってすごく好きになれました。
一生をかけて極めるつもりです。
でも、ものすごく大学に思い入れがあるので、大学のことを思い出すような刺激があると、「健康な子はいいな…。私には教養が無い。でも私はこの道で一流になって、見返してやるんだ。大成功してお金持ちになったら、通信制の大学くらいなら、老後通えるかもしれないし…」と煩悩が渦巻きます。
正直嫉妬だと思います。
嫉妬すると「努力するぞ！」と思えますが、仏教ではそういうのはよくないと本にあったので、どうしたらいいのだろうと思い質問しました。
仏教の本に書いてあったのですが、
「ネガティブな気持ちから頑張るのではなく、応援してくれる人のために頑張ろうとか、喜んでもらうために頑張ろうとか、喜びや慈悲の気持ちから行動すると、追い込まれなくても火事場の馬鹿力と同じくらい頑張れますよ」と書いてあったのです。
素敵な考えだと思うのです。
今の道で成功できたら嫉妬しなくなるかなぁと思うのですが、それまでの期間ずっと嫉妬を持ち続けるのは、仏道的になんだか違うような気がします。
手に職つけるということは、もともと体力が足りない私にとって、使える時間をすべて技術の訓練や専門知識の勉強にあてて、ようやく一人前になれるかどうかという感じで、教養を学ぶ暇はありません。
だったら一人前になる方がいいと自分で選んだのですがこんなザマなのです。
どうすれば「大学に行きたかったのに」という気持ちを浄化し、それを原動力に前に進むのではなく、「応援してくれる人のために」とか、そういう気持ちを原動力に努力していけるでしょうか？
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたは『大学行きたかった』のですか？ 『大学行きたい』のですか？ どちらでしょうか…。
『大学行きたい』なら話は簡単です。受験すればよいのです…合格すれば入学できます。
もうちょっと現実的に申せば、志望大学の過去の入試問題を入手して解いてみる…『これなら頑張れば、受かるかも！』か、『これはとても無理。それ程までに頑張って勉強できないよ』なのか、それによって、受験に対するお気持ちも変わるでしょう。
そして、そういう過程を踏んで、自分で「私は大学受験はしない、出来ない」という自分なりの判断をしない限りには『大学行きたかった』という思いは、後悔の念は、消えることは無いと思います。
実際に受験してみる、出来る範囲で勉強を頑張ってみる…その過程が人生では大切だと思います。少なくとも入試問題には一度チャレンジしてみて下さい…その気持ちすら起きないならば、自分には大学との縁が無いと割り切りましょう。
…「ネガティブな気持ちから頑張るのではなく、応援してくれる人のために頑張ろうとか、喜んでもらうために頑張ろうとか、喜びや慈悲の気持ちから行動すると、追い込まれなくても火事場の馬鹿力と同じくらい頑張れますよ」…は、本当だと思いますが、その人の為に「睡眠時間削って、他の楽しいことを全部捨てて勉強することが出来る」という、そんな対象のお方があなたの身近にいらっしゃいますか？ 私などは？…です。私は自分の為でないと頑張れません。やる気も起きません。…人に喜んでもらうと言ったって、その方の笑顔を見て自己満足するだけのことです。かえって頑張る対象にされたお相手は困惑するのではないでしょうか。
あなたはあなたの人生を歩んで下さい。あなた自身の為に勉強を、いいえ、手に職を付けて下さい。
大学は手に職を付けて、お金貯めて、それからでも遅くありません。そんなのは嫌だ・遅いとおっしゃるなら大学卒の肩書きだけ欲しいということでしょうから、今時そんな肩書きで何とかなる時代ではないということだけは申し上げます。
地道に実力付けて下さい、御自身の身に付けられた技芸を磨き上げて下さい。
仏様とハスノハ僧侶方はあなたを応援し続けます…。
たしかに嫉妬することは良くないのですが、それが力になるなら一時的に利用してもいいと思いますよ。
嫉妬も慈悲も社会貢献もお金儲けも夢も何でも、あなたが今頑張ることに利用できるものは利用しましょう。
技術を習得して大学に行った奴を見返してやる、と思ってもいいです。
私の技術を必要としている人たちのために頑張ろう、と思ってもいいです。
大切なことは今頑張ることです。
その為に利用できるものは利用してください。
あなたが目標にたどり着いた時、改めてどう生きるか考えてみるとして、とりあえず大切なのは今ですからね。
大学に行った人に負けるな！
小林覚城さま
私の行ってみたい大学はAO入試でかなりの人をとるのですが、AOで受かるかは分からないので、センター試験と専門試験形式の場合、センターでは二科目で50%の得点率が必要らしく、センター試験の過去問を解いてみたところ、二科目で57%得点できました。
特に得意科目の方だけなら85%得点でき嬉しかったです。
(もう片方はボロボロでした。)
専門試験に関しては、その分野では人が驚くような大きな賞をもらってきたので、多分、合格点は得点できると思います。
なので、はじめて大学の入試問題を解きましたが、お金と健康さえあれば合格できるみたいでした。
ボロボロだったほうの科目も、その科目だけでも勉強したら、もう少し得点できると思います。
意外な結果でした。
嬉しいです。
行きたかった大学に通っている人と私の基礎学力はたいして変わらないようです。
前から私は、大学の教科書を取り寄せて独学しているのですが、それを続ければ、知識の面では同じくらいになれるかもしれません。
それに、「その人のためなら、睡眠時間も削り、他の楽しいことも我慢できる」ほどの人は確かにいません。
今後、自分の自立のために、他の楽しいことも我慢して、努力して、手に職つけようと思います。
私の目指している分野では、学歴は重視されないので、実力を身につけていきたいです。
私の志望大学はそもそも難しい大学ではありませんが、自分の業界では卒業生をよく見かけます。
でも思ってたより自分はその人たちとものすごく差があるわけでもなかったのかな？と少し静かな気持ちになっています。
大学卒の肩書きはそこまで必要ないので、手に職つけて、お金が貯まったら、割といつでも入れそうで拍子抜けでした。
(お金を貯めるのが大変なのだと思うけど)
やってみて、これで嫉妬も減るかな〜と、しばらく心を観察してみます。
とにかく技芸を磨いていきます。
ありがとうございました。
三宅聖章様
今頑張るためなら、嫉妬でも何でも活用していいのですね。
確かに、一人前になってからどう生きるか考えることにして、今はとりあえず頑張るのが先ですね。
とにかくモチベーションのためにいろいろ工夫してみようと思います。
ホッとすると同時に、自分の甘さが恥ずかしくなりました。
励ましていただいて思うのですが、大学に行った人に負けない！って考えた方がインスタントにやる気が出そうです。
最初から高尚な考え方を原動力にするのは分相応ではないのかも…、とりあえず一人前になります。
こんなにも甘ったれた考えに寄り添ってもらって、ありがとうございました。
