一人っ子はかわいそう?
こんにちは。
私は 43歳という高齢で出産をし、今 子供は一歳です。
高齢で結婚したこともあり子供は無理かなと諦めておりましたが、不妊治療などはせず 奇跡的に授かることができました。
とても嬉しく幸せな毎日です。
ただ、最近になって、『この子を一人っ子にしてしまった…他の子たちよりも早く親との別れが待ってるのに…その後一人で寂しくないだろうか…。』と 考えるようになり とても不安な気持ちになります。
兄弟姉妹がいれば 将来 親がいなくなったあとでも お互い支えあつて生きていけるんじゃないかと…。
私の年齢のことを考えると二人目は 無理そうです。
今 私自身が親の死というものに 直面しようとしているのですが、こんなに辛い思いをこの子は 将来 若くして一人で乗り越えなければならないのか…と思うと 心が痛みます。
一人っ子でも 楽しく 幸せに暮らしていけるのかとても心配です。
最近はこのことばかり考えてしまいます。
どうか 少しでも心が軽くなる お言葉をお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
何月何日を見ているか
こんにちは。偶々ですが、私もこの冬、子どもを授かりました。もう可愛くてね。一日の疲れが吹っ飛ぶ、とはこの事ですね。
でも、何の不安もなさそうな顔で抱かれている子を見て思うのです。「ああ、この子が何歳になるまで、見てやれるのだろうか」ってね。何歳と書いても仕方ないけれど、私の残り寿命はあなたより短いと思います。
そんな想いが自然と浮かんでは来るのですが、一方で「その別れの日、ばかり見ていても何にもならん」と思います。「その日」は確かにやって来るだろうけれど、いつになるかは全く不明。
嫌な話ですが、2、3日後ということもあり得るのです。
であれば、何ができるか?
いつ、どんな形で訪れるか分からない日のことをモヤモヤ考えているよりも、この目で見ることができ、この手で抱きしめることができるのならば、それをしようと。
あなたは、ちょうどタイミングとして、ご自身の親御さんを送ることが時が近いと感じておられる。けれど、「親を送る」は多くの方がする(その逆、よりも)ことであり、言わばあなたのメガネを曇らせている事柄です。
私は、お葬式でよく、こんなお話しをします。「お顔を拝見できる時間は残りわずかです。もし、皆さんの中に、「これは言っておかなければ」という言葉がありましたら、どうぞ声に出して、話しかけてあげてください。きっとそれは聞き届けてくださる。私はそう信じております」
もしもあなたが「我が子との別れがいつか来る」と見据えているなら、「残りの時間で何ができるか」を考えてごらんなさいよ。今日、彼が彼女が何を望み、何を求め必要としているのか。どんな環境を用意してあげるのが良いのか。その日々の積み重ねをするより、ないと思いますよ。
あなたの生命保険は、あなたが亡くなって初めて効力を発揮します。けれど、そんな不自然な動きをするのはお金ぐらいのもの。もっと大切な財産…愛情は、日々積み立てていくよりありません。
質問者からのお礼
御返事 ありがとうございました。
ありがたく 心にしみるお言葉でした。
いつくるか分からない別れを悲しみ心配するより 今 を大切にしていきたいと思います。
愛情たっぷりで 毎日の幸せを噛みしめて…。
ありがとうございました。