会いに行きたいけど怖いです。
母方の祖父が年明けの少し前から目を閉じて寝たきりでしたが、先日舌が喉の奥まで下がり窒素しかけたと母から聞きました。
体力も筋力ももうなく、そう長くは保たないだろうから会いに病院に行くのなら早めが良いと。
今月末なら行けると思いました。
しかし、
私は昔中学生になったばかりの頃に目の前で意識を無くした父方の祖母が、そのまま病院で物言わぬ姿になった姿を見た時からいつ来てもおかしくない身近な人の死が怖くなりました。
病気で手術後回復したと思ったら病はずっと身体を蝕み続け、家で弱っていき気付いた時には息を引き取って肉体だけになった父を見た時、泣きわめきたいほどの辛さと虚無感が襲ってきました。
妹に祖父の容態を電話で伝えた時は顔を見に行くと言ったけれど、この2つの出来事が病院に行くことを拒否しようとします。
現実を受け入れたくない、祖父に近く死から逃げたいのだと思います。
祖父に会いたい。でも怖い。いやだ。いかないで。
後ろ向きな感情ばかり出てきます。
でも、覚悟も決めなくちゃいけません。
祖父に迫る死と向き合うにはどうすれば、どんな考え方をすれば良いのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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怖いけれども
拝読させて頂きました。
身近な人が亡くなるのを見ることは本当に辛いことですよね。
私も小学校の頃曽祖父や曽祖母が亡くなるのを見て本当に怖かったです。しばらく人の死を受け入れることができなくなりました。その後おそらくそのことが影響して死が恐ろしくなり生きること自体が恐ろしくなり、学校に行くこともできなくなり引きこもりになってしまいました。
そのような影響を受けることになりましたが今思うと人の死をしっかりと知ることそして生きることを見つめることができたと思います。そして自分の身近な人とのことを自覚するきっかけになったと思います。
それは生きる上で本当に重要なことです。
死への恐怖はあるかもしれませんけれども私達は一人一人必ず向き合うことになります。
それは親しい方々の死もありますし、世の中や世界の生きる人々の死もありますし、何より自分自身の死について知ることが大切です。
ですから今そしてこれからを生きていくことに必ずつながってきます。
もしも可能であるならばどうかお祖父様に会いに行ってみて下さいね。
お祖父様は今も一生懸命にご自分の人生を生きていらっしゃいます。そして天寿を全うなさっていかれます。
その一時いっときがお祖父様にとってもご家族の皆さんにとってもあなたにとってもかけがえのない時であり出会いですし経験です。
怖さもあるでしょうけれどもこのひとときは必ずあなたにとってかけがえのない大切なものとなります。
そしてあなたとお祖父様とのご縁はより深まっていくのです。
どうかお祖父様が生き抜いて天寿を全うなさっていかれるのを見守ってあげて下さいね。
そしてお祖父様が天寿を全うなさる時には必ず仏様にお導き頂きます様にとお願いなさって下さい。
私もお祖父様が一生懸命に生きて天寿を全うなさり必ず仏様にお導き頂きます様にと仏様にお願いさせて頂きお念仏おとなえさせて頂きます。
仏様は必ずお祖父様をお導きなさって下さいます。そして心安らかにご成仏なさりこれからもずっとお祖父様はあなたや皆さんを見守っていて下さいます。
あなたがこれからもずっとお祖父様にお見守り頂きながら心から健やかに成長なさっていかれます様にとお祈り申し上げます。