父が亡くなりそうで不安回答受付中
長文です。90歳の父が2019年より膀胱癌、胃がん(2回)尿管癌、そして今は肝内胆管癌で胆管炎をおこし入院中です。これまで要介護3で認知症の母を父と2人で自宅で介護しながら暮らして来ました。お恥ずかしい話ですが私は来週から無職になり、貯金もわずかです。父の年金を頼りに生きてきました。このたびは父の入院が長引き、今後の生活のことを思うと夜も眠れません。母は週4でデイサービスに通っているために送り出し、迎え入れが必要です。今までは高齢の父にお願いしていました。それまでは病気をしていたにも関わらず、元気だったからです。私はいい年をしてそんな父に甘えて暮らしてきました。働いていたとはいえ、呑気に生きてきました。そんな父が今、もうダメなんじゃないかと思うくらい状態が悪く、毎日のように面会に行くたびに絶望感に襲われます。妹は5年半前に癌で亡くなり、昨年末に定年退職した兄は少し遠くに住んでいます。今回の入院で私は時短勤務を余儀なくされ、また兄には週に2回母の送り出しをお願いしていますが、兄とは今まであまり良い関係ではなく、今もお願いするたびに気を遣うためしんどいです。もし父が亡くなってしまったら母と2人でどうやって生きて行ったら良いのか先が見えません。父は陽子線治療を受けられると、その希望を持って入院中も頑張っていましたが、昨日は酸素に繋がれて呼びかけにもあまり反応がないです。孫たちも仕事や学校があり、また遠方に住んでいるため、頻繁には来られません。お友達はたくさんいますが、皆さんも高齢のため、面会も難しいし、兄は一度も面会に行っていません。主治医は陽子線治療も心臓もかなり弱っておりしても効果はない、それよりも家族との時間をゆっくり過ごしては?と緩和ケアを勧められています。年齢的にも、もう仕方がないとはわかっています。ただ、これからどうやって生きていけば良いのかわかりません。妹の死をやっと乗り越えたけれど、今回は乗り越えらそうにないです。認知症の母は私のことはわかりますが、兄のことはわかりません。不安で消えてなくなりたくなります。こんな弱くて甘い私はやはり消えた方がいいのでしょうか。
お坊さんからの回答 2件
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焦らず無理せず
こんにちは。大変な状況の中、心の内を明かしてくださりありがとうございます。お父さまのご病状やお母さまの介護、経済的な問題、ご家族との関係など、心休まらない毎日を送られていることが伝わります。こうした中で「どうして良いかわからない」と感じるのは、決して弱さではなく当然のことです。どうかまずは、ご自分を責めず、その困難な状況で踏ん張っている自分を労わってあげてください。
お父さまのご病状について、「家族との時間を大切に」との主治医の提案がありますが、これはお父さまにとっても、ご家族にとっても大切な時間になると思います。お父さまが反応がなくても、そばにいるだけで手や言葉を通して愛情が伝わるはずです。たとえ結果がどうであっても、その瞬間の寄り添いは、いずれあなたにとっても心の支えとなるでしょう。
お母さまの介護やご自身の生活についても、大きな不安を抱えておられると思います。「自分が全部引き受けなければ」と思わず、地域包括支援センターなどに相談し、お兄さまや福祉サービスの助けを借りることを少しずつ考えてみてはどうでしょうか。一人で負担を抱え込むのではなく、人の手を借りることもまた、自分を守るための大切な選択です。
お父さまの状況やご自分の不安から「消えてなくなりたい」とまで思ってしまうお気持ちは、とてもつらいものです。ですが、あなたがいることで、ご家族は支えられています。それに、弱さを抱えた自分を受け入れることは決して甘えではなく、人として自然なことです。仏教では、迷いや弱さを持つことそのものが人間だと説きます。その弱さを受け止めることで、心が少し軽くなることもあります。
また、生活の不安については、肩の力を抜いて短時間の仕事や手軽な支援を活用するところからでもよいのです。一気にすべてを完璧にしようとせず、まず目の前の一歩を考えることでも十分です。そして、誰にも頼れる場所がないと感じるときは、介護に関するサポートグループやご相談窓口など、少しでも気持ちを共有できる場を活用してほしいと思います。
どうか「消えた方が良い」なんて思わないでください。あなたの存在そのものが、ご家族にとって確かな支えになっています。難しい状況ではありますが、焦らず、無理をせず、一日一日を過ごしていけるよう願っています。この苦しみの日々が少しずつ和らぎますよう、心よりお祈りしています。
積極的に相談しましょう
拝読させて頂きました。
お父様がもう余命いくばくもない終末期医療なさっておられあなたはこれからのことを大変不安に思っているのですね。詳細なあなたやお父様や皆様のことはわからないですけれどもあなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。
あなたのその不安な思いやご心配を様々な方々に相談してみましょう。地元の包括支援センターや社会福祉協議会の相談窓口でお父様やお母様のことそしてあなた自身のことを様々ぜひご相談なさって下さい。そして様々なアドバイスやサポートを受けていきましょう。様々提案してもらう中であなたが安心できるところがあると思います。これからのお母様との生活についても市役所や社会福祉協議会で相談なさってみて支援を仰いでいきましょう。またあなたの地元の自治会の会長さんや民生委員さんにも相談して市役所とも連携しながらアドバイスやサポートを積極的に受けていきましょう。
お父様のことについては当然ながら担当医やケアマネージャーさん等から様々な指導を受けてこれからの医療介護をお願いしていきましょう。
あなたやお母様やお父様は決して独りではありません、沢山の方々があなたや皆さんを支えて下さいます、様々なサポートを受けることができるのです。
お父様があなたや皆さんと一緒にかけがえのない大切な時間を過ごすことができます様に、あなたも皆さんも多くの方々から支えられサポートを受けて毎日を安心して生きることできます様に心からお祈りさせて頂きます。
そしてお父様が与えられた天寿を全うなさり皆さんに見送られて必ず仏様や神様に救われます様に、お父様がご先祖様と心から安らかになり皆さんを優しくお見守りなさって下さいます様に、切に仏様や神様や皆さんのご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏
そしてあなたや皆さんを心より応援させて頂きます。
またあなたのお気持ちお聞かせください、あなたを心よりお待ちしております。
質問者からのお礼
何度も何度も読み返し、その度に涙が溢れました。この苦しい心のうちを聞いていただき、またこんな私に寄り添ってくださったこと。感謝しています。ありがとうございます。まだ心がざわざわしていて落ち着きませんが、少しずつ私に今できることをやっていきたいと思いました。父にできるだけ会いにいく。母も出来れば連れて行きたいです。そして父との時間を大切にしたいです。ありがとうございました。もう少し頑張ってみます。
周りに助けを求めてもいいんですね。この歳でも求めてもいいのでしょうか。叶うならもう一度、父の笑顔がみたい。また一緒に話したり、笑ったり、ご飯を食べたい、旅行もしたいです。もっと優しくしてあげたらよかったと後悔ばかりです。まだ不安はありますが、父との時間をゆっくりと過ごし父が心残りないように頑張りたいと思います。ありがとうございました。