甘えたいという気持ち
こんにちは。
いつも的確、かつあたたかなご回答をありがとうございます。
私は人との関係がうまくいかず、今までずっと悩んできました。
そこでひとつ原因となっていることが、「過度に誰かに甘え過ぎてしまう」ことだと気付きました。
「頼る」ではなく「甘える」です。子供が親に求めるような、無償の愛を人に求めてしまいます。
私は昔からとても引っ込み思案、かつ親にベッタリな子供でした。
恋人ができてからは恋人、結婚してからは旦那に甘える対象が移ってきました。
なので「甘える対象がいなかった」ことが今までありません。
そして油断すると、友達にもその欲求を向けそうになってしまいます。
周りを見ると、きちんと自分で自分の心を満たし、そんな対象がいなくても立派に生きている人がいます。
ふと、30目前になってこんな気持ちでいる自分がとても恥ずかしくなりました。
強くなりたいです。甘える対象がいなくても、強く自分を奮い立たせて生きていけるようになりたいです。
この「甘えたい」気持ちを自分で満たせるようになりたいのですが、どのようにしたらいいのでしょうか。
皆さんはどのようにしてこの気持ちに折り合いをつけて来られたのでしょうか。
心の中からザワザワと湧き上がってくるこの欲求の落とし所がわからず途方に暮れています。
どうか助言をお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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共に慈しみあいながら
拝読させて頂きました。
あなたがそのように恵まれて生きていらしたのは本当に有難いことですね。そのことは素直にお喜びなさっていいことかと思います。
人には様々なめぐり合わせがあります。善きご縁がつながれば善き思いや言葉や行いにつながっていき、そのことから次の世代や別の方への恵みとなって与えられていくのですからね。
あなたが今まで受けてきた人からの愛情や慈しみをどうか周りの方やご家族の方々へ与えていって下さいね。
自分が与える側になってくるとまた違った面も見えてきますし、今まで受けてきた恩恵が余計に有難く感じることができるでしょうからね。その様なお気持ちを持っていけば自ずと単なる甘えから人としてのお付き合いや信頼関係が深まっていくでしょうし、あなた自身も人として自立して成長なさっていくでしょうからね。
どうかこれからも素直なお気持ちで人からの慈しみや恵みを受けていかれ、そのお気持ちを素直なお気持ちでお受け取りなさり心から感謝なさり、あなたが受けたこと以上に人に対しての愛情や慈しみを与えてあげて下さいね。
あなたがこれからも大切な方々と一緒にお互いを思いやり慈しみながら、共に幸せに心豊かに分かち合い生き抜いていかれます様心よりお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
自分が愛情を受けていることを感謝し、自分が与える側に回る…。そうですね、私は考えてみると、受けるばかりで与えることを考えていなかったように思います。
少しずつ周りの人に愛情を与え、それによって自分の心も満たしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。