人生を明らめたい。
はじめまして。
質問が殺到するなら、目に止めていただきありがとうございます。
また、コロナや社会問題が続く中で、ありがたいお言葉を待ち位に拝見させて頂けることに感謝しております。
ありがとうございます。
質問をさせてください。
私は生きることに対して不安があります。
特に未来が怖くて仕方ありません。
戦争になったら。病気になったら。子供達になにか起きたら。そう思うと不安で仕方なくなります。
それだけじゃありません。
最近は色々なことに過敏になってしまい、コロナはもちろんの事、候変動や生態系の変化。AIの登場。国際化する社会。
ニュースを見ていると、これから私は時代について行けるのか。世界が終わってしまうのではないかと、不安でたまらなくなります。
これら問題は世界的なものですから、私がどうこうしたところで解決する問題じゃないのは分かっています。
ですが、不安で苦しくて仕方がなくなります。
どうしたら不安を落ち着かせ、恐怖を受け入れ、生きることを明らめられるのでしょうか。
ご意見よろしくお願いします。
安心して長生きしたい。 病気で長く苦しむこともなく、天災や飢餓などに合うこともなく、穏やかに生きていきたい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
そもそも不安を抱えて生きるのが人間
こんにちは、初めまして。
昨今のコロナ感染や経済状況、世界情勢を考えると不安になるお気持ち、私も同感です。ご心配でしょう。
「生きることに対して不安」、「未来が怖くて仕方ありません」とのこと。私は、諸行無常の言葉のごとく、今も昔も変化していく未来を憂う状況は変わっていないのだと思います。AI、コロナなどキーワードは最近のもの特有ですが、昔には昔の未知に対する不安がありました。
奈良、平安時代などは、疫病がたたり等未知なるものの影響だと考えられていました。ヨーロッパでは産業革命、技術革命により職を失うことを恐れた労働者が木靴(サボ)で機械を破壊した(サボタージュの語源)というお話もあります。
このように、未来、未知に対する不安は今も昔も変わりません。不確実で予測不能のことを、全て確実に、予測可能にすることはそもそも不可能です。この不可能が可能にならなければ生きていけないのか、そうではないと思います。
この未知に対応する方法は二通りあると思います。
一つは、過去でもなく、未来でもなく、今を大切にすることです。今ある家族、仕事、人間関係、道端に咲く花まで丁寧に見ていくことで、確かにある今を喜べるでしょう。諸行無常の中で輝く、二度とない今を大切にすることです。今の延長が未来であること知る必要があるでしょう。
そして、もう一つは不動のより所を得ることです。各宗派でちがいますが、私の浄土真宗で言えば「南無阿弥陀仏」ということがより所です。阿弥陀仏という仏様がこの阿弥陀をより所となさい、迷わせませんよと仰るお心をより所にするのです。財産も、社会的地位も、人の命も、人の心も何一つ不動のものはありません。不動の仏様がいらっしゃる、これが私には何よりのより所です。
私は、以上のように思っています。
あなたのご参考になれば幸いです。
質問者からのお礼
悠水様。
質問が殺到する中、この度は私の質問に答えていただき誠にありがとうございます。
また、朝早くにも関わらず。たくさんの文字で、すぐに返信していただき、嬉しかったです。
未来は今の延長で、今も昔も、人が抱える根本的な不安の原因は同じ。
だから、大丈夫と思えるほどの心の強さは私にはまだありません。
ですが、悠水様の阿弥陀様のくだりにはハッとしました。
私は迷いがあるから不安なのかもしれないですね。不確定で不安定な世界で、私はどう生きていくか。
それが定まれば、長年抱えてきた不安ともうまく付き合えるのでしょうか。
世界にあふれる不安の種を解決することはできないかも知れないですが、迷いを減らす事なら出来るかもしれない。
悠水様のお言葉を聞いて、少しだけ光が見えた気がします。
本当にありがとうございました。