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二回目の相談失礼します。

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

以前相談させて頂き二回目になります。
いつも、素晴らしいお言葉励みになります。
以前、元嫁に彼氏が出来て悩んでいると相談して前向きに頑張ろうと思えたのですが、あれから二か月。元嫁と彼氏の事が頭から離れなく苦しいです。ありもしない想像を巡らせたり、夢に出ます。自分のこの執着した考えが嫌でたまりません。考えないようにしても、考えてしまう。自己嫌悪、頭痛に悩んでます。
離婚したとはいえ、なぜこんなに考えてしまうんだと。
今は他人で、元妻の自由で私が考えても仕方ない…答えは分かってるのに。
心の持ち方がわかりません。
拝読ありがとうございました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

我執と我所執

こんにちは。
前回もご縁がありましたね。

あれから少し時間が立ちましたが、お悩みは尽きないようですね。
大きな人生の変化ですから、簡単には吹っ切れないでしょう。

「元嫁と彼氏の事が頭から離れなく苦しいです」とのこと。
前回、「そのマイホームに、男を息子にも内緒で、隠れて入れているという事が、最近分かり辛いです」と言われていました。今回も、「元嫁と彼氏の事が頭から離れなく苦しいです。ありもしない想像を巡らせたり、夢に出ます」と書かれていることを併せてみると、ご自身の中で様々な思いが右往左往していることが想像されます。

仏教では、我執、我所執、と教えられます。
前者は、自分自身についての執着、後者は自分が所有しているものへの執着です。

あなたは、ご自身の家族、ご自身の一部としての奥さんへの思いが残るのでしょう。あるいは、様々な思いが込められた、ご自身で購入されたマイホームにも思いがあると思います。

その自分の、自分のものが他者から侵害される、そんなお気持ちがしているのかもしれません。

しかし、これまでの離婚の経緯を考えるにつけ、一旦その思いにパツッと区切りをつける必要性があると思います。

前回も少しお話しましたが、これまでの延長線上で考えられるのではなく、新たな人生のスタートを切るべき時期に来ているのではないでしょうか。

今のところ、どうしようもないことに心を傾けるより
これから、どうにか出来ることに専念されると宜しいのではないでしょうか。

お大事に

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

今回も、ご拝読、お答え誠に有難う御座います。
人生の、変わり目、私自身変わろうと思います。
無意味な事を考えるより、前を向き新たに気持ちを切り替えて頑張っていきたいと思います。
本当に有難うございました!
また何か有れば何卒宜しくお願い致します。
お体には気をつけてこれからもご活躍下さい。

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