この片思いは潮時ですか?
ある男性に入社時から憧れていたと、アピールされ始めて半年経ちました。
半年の間に2人で飲みに行く計画を何回かたてたのですが、色々な事情やすれ違いが重なり一度も実現できませんでした。
半年間誘い続けてくれていた彼ですが、突然誘ってくれなくなり、誘っても断られるようになりました。
彼はもうすぐ異動なのですが、このまま終わらせないと言ってくれた矢先の出来事なので戸惑っています。
それでも、社内では追いかけてきて話しかけてくれるし、遠回りして私の部署まで一緒に歩いてくれたりと、変わらずに接してくれます。
ただ2人でいる時の雰囲気が初めの頃とは変わってしまって、なんだか素っ気なくなったように感じています。
彼の言動がよく分からなくて、諦めた方がいいのか、頑張ってもいいのか、悩んでいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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2度と巡ってくることはありません。
今晩は。
ご質問読ませて頂きました。
仏教では「縁」をとても重要なものとして捉えています。
人が生きている間に出会う人の数は人によりけりですが、かなりの数にのぼるでしょう。
その無数の出会いの中において、貴女と彼が巡り会えた事、それはやはり「原因」「縁」が合わさったからこそ生じた結果であると思います。
ですが、折角の彼との「縁」、貴女は半年間誘い続けてくれた彼の誘いを色々な事情、すれ違いから断ざるをえなかった…。
又、実現出来なかった…。
最近では逆に、貴女から誘っても彼に断られてしまうし、誘われなくなってしまった…。
今にも、この「縁」を貴女自身が手中から取りこぼして仕舞いそうです。
その事が原因かはわかりませんが現に、彼の態度が以前より素っ気なく感じるようになった。(恐らく、貴女への気持ちが最初に比べて良い意味で落ち着いたのかも知れませんが)けれども、半年間誘いを断られたにもかかわらず今でも、貴女を見つけ追いかけては今まで通り優しく接してくれている…。
私自身は、彼の一連の行動、態度を質問内容から見る限り、貴女に対する気持ちは今でも健在であるように感じます。
ご存じあるかと思われますが、禅の言葉に「一期一会(いちごいちえ)」と言って「人(彼)との出会いは、2度と巡ってくることのない1度切りの時間、その今という時間をありったけの(貴女の)思いを持って相手に(彼に)接しなさい」というのがこの言葉の意図するところです。
貴女も迷わずに「今」に集中し、彼との「縁」を大切にして、「一期一会」の言葉を胸に彼に想いを託してみて下さい。
更なる良縁を結ばれることをお祈り致しております。
隆介 合掌
質問者からのお礼
丁寧な回答ありがとうございます。
優しく暖かい言葉が身に染みました。
私が欲しかった言葉が全て詰まっていて、更に大事な事を思い出させてくれました。
私達は縁があって出会えた事、今という時間は2度と巡ってこない事、忘れないように頑張ります。
本当にありがとうございました。