好きな人の前で緊張してしまう時にやってみてほしいこと
人を好きになると、どうしようもなくその人のことが気になって、この思いをどうしたらいいものかと思い悩むものです。いざその人と一緒に行動することになると、うれしいはずなのに緊張ばかりが先立ってしまい、何も言えないで帰ってきてしまってということも。どうすればもどかしさを解決できるか考えてみましょう。
好きな人の前で自分を出すのが怖い
私は好きな人の前で緊張してしまって自然に振る舞うことができません。
時間が経つにつれて、どんどん本当の自分を出すことができなくなり、思った事を言えなかったり、無理して良い自分を演じてしまいます。
自分の思った事を話そうとすると、緊張して頭が真っ白になり言葉が出てこなくなることもあります。気を使ってしまって相手に合わせたり、物事を変に深く考えてしまいます。
この人以上に好きになる人はいないと思うくらいとても大事で私にはなくてはいけない存在の人です。
そんな悩みを打ち明けてくれた相談者さんに、お坊さんからこんな回答がありました。
相手に合わせなきゃと力むより、ニコッと笑顔でね。
そんな自分は、しんどい?
しんどくなければ、彼の前では、そんな自分がいたって、いいんじゃないかなぁ〜。あまり素の自分を出し過ぎても、良いってわけじゃないからね(^^;ただ、言いたいことが言えないのは、つまらないよね。デートも疲れちゃうものね。
誰だって好きな人には、気に入られたいし、可愛いと思われたいし、離れたくないよね。だから、好かれよう 好かれようと、意識的に動くものよ。仕草、振る舞い、言葉遣い、身だしなみもそう。
相手を意識するから、良い印象を与えたいから、努力して自分を磨くわ。それは、自分にとってもプラスになる◎
だから、相手に合わせちゃう自分がいたっていいのよ。ただ、もっと、リラックスして付き合いたいわね。
いろいろ言い合って、笑って、深い気持ちの繋がりまで感じたいよね。付き合いの期間にもよるけれど、相手は、素直に気持ちをぶつけてくれたり、感情を表してくれることは、戸惑いよりも 嬉しいものなのよ。こんな一面があるんだ〜こんな風に考える子なんだ〜こういうのが好きなんだ〜と、いろんな あなたを知ることは、喜びなんだよ。
だから、嫌われちゃう?と思わずに、あなたの気持ち、少しずつでも伝えてみようね。
だんだん、気を許した付き合いが出来るようになるわ◎相手に合わせなきゃと力むより、ニコッと笑顔でね(﹡´◡`﹡ )
回答:中田三恵住職
元の問答:自分を出すのがこわいです
なぜ好きな人の前で緊張してしまうの?
好きな人の前で緊張してしまう理由には、いくつかの心の働きがあります。特に、相手から良く思われたいという気持ちや、好きな気持ちがバレてしまうのではないかという不安、あるいは嫌われたくないという思いが影響しています。
このような気持ちが複雑に絡み合って、平常心を保つことが難しくなるのです。LINEや他のコミュニケーションツールでのやり取りとは異なり、直接対面すると緊張感が倍増しがちです。恋愛においては、そうした不安がさらに強くなるため、時には自分らしさを見失ってしまうこともあります。
相手からよく思われたい心
好きな人の前で緊張してしまう理由の一つに、「相手からよく思われたい」という心があります。多くの人は自分を良く見せようとするあまり、自然に振る舞うことができず、緊張してしまうのです。
この気持ちが強くなることで、思考が固まり、会話が続かないこともしばしばあります。しかし、相手も人間であり、普段通りの自分を見せることが大切です。
好きバレしたくない心
「好きバレしたくない心」は、特に女性に多く見られる心理です。好きな男性の前で緊張してしまい、自分の気持ちが伝わることを恐れるあまり、どうしても素直な態度を取れなくなります。相手に好意を抱いているが故に、「こんな自分がバレたらどうしよう」と不安になる女性が多いのです。そんな心の葛藤は、時として会話がスムーズに進まず、気持ちをうまく伝えることが難しくなってしまいます。だからこそ、この心の動きを理解することが大切です。
嫌われたくない心
好きな人の前では、自分の行動や言動が相手にどう映るかを気にしてしまうものです。「嫌われたくない」という思いが強いあまり、自然体でいることが難しくなることがあります。この心の働きが、緊張を引き起こし、会話に影響を与えることもしばしばです。大切なのは、相手も人間であるということを理解し、完璧を求めずに自分を表現することです。
黙り込んでしまう心
好きな人の前で緊張してしまうと、時には黙り込んでしまうことがあります。この現象は特に女性に多く見られ、「話す」こと自体が難しくなり、会話が盛り上がらない、つまり「楽しくない」という状況を生んでしまいます。その理由として、「早口」に話してしまうことへの恐れや、告白する勇気がなくなることがあります。このような心の働きが、相手との距離をより一層遠ざけてしまうのです。
平常でいられない心
好きな人の前では、平常心を保つのが難しくなります。緊張するあまり、挙動不審になってしまうことも。一方で、相手もおそらく同じように緊張されているでしょう。お互いの心の状態を理解することで、少しずつ緊張を和らげられるかもしれません。
好きな人の前で緊張しない方法
好きな人の前で緊張しないためには、自然体を心がけるて、リラックスした状態で会話を楽しむことができるよう取り組んでみましょう。
意識しすぎない平常心
人は好きな人の前で緊張していると、どうしても意識が高まってしまいます。この緊張感が、心の余裕を奪い、普段の自分を見失わせることがあります。平常心を保つためには、リラックスを心がけ、相手との自然な会話を楽しむ姿勢を持つことが大切です。
あるがままの自分を受け入れる心
好きな人の前で緊張することは、多くの女性が経験することです。特に、異性に対して意識することで、自分を上手に表現できなくなることがあります。
しかし、そんなときこそ、あるがままの自分を受け入れる心が大切です。ありのままの自分を見せることで、相手との距離が縮まり、自然な会話につながります。
遠ざけているのは自分だと知る
好きな相手を意識して緊張して行動を妨げてしまうのは、自分自身に原因があることに気が付くことが大切とお坊さんは教えてくれています。
嫌われたらどうしようと不安になるあまり、ありもしないことを先回りして考えて、本当にしたいことは何もできなくなってしまいます。人と人とのつながりはコミュニケーションから始まるもの。出会ったらまず挨拶してみましょう。
意識することも緊張することもありません。目があったら自然と挨拶が出てくるのが自然です。目を背けたりするのは自意識過剰の副産物です。普通に話していくうちに仲良くなり、親密にもなっていけるかもしれませんね。
不安の正体は自分の心の在り様
好きな人が出来て、考えただけでもドキドキしてしまい、本人の前では緊張しすぎて本当に何も言えなかったらどうしようと心配になってしまいますよね。こんな恋にまつわる困った状況は、実はすべて当事者である自分が、心の中で不安を増幅させて作り出している幻影に過ぎないのです。
心の闇は深い霧に包まれて、小さな不安を幾らでも掻き立てて大事に仕上げてしまいます。すべては自分が作り出した不安の塊であって、正体は実のないものです。未来というまだ起こっていないことで思い悩むのは賢明ではありません。
この瞬間に起こっていることが真実なのです。起こるかもしれないと危惧して、現在出来ることを放棄してしまうことや、今、目の前にある幸福を感じずに、明日転倒するかもしれないと恐れるのは愚かなことです。
今一歩踏み出す勇気が、確かな幸せを手にすることにつながります。不安や妄想を振り払い、素直な気持ちで人と接することで、思いは伝わっていくことでしょう。
お坊さんに学ぶ聞き上手な会話術
目の前のその人を見ることです
私には片思い中の男性がおります。半年くらい前から好きで、半年前に2回ほど食事には行ったのですが、相手にその意がないことが分かり、心も限界だったので、何も言わずに身を引きました。
しかし、先日要件があり久々にメールで連絡をとったところ、丁寧に返して下るし、「またお食事にいこう!」とあちらから言ってくださいました。本当にお忙しい方なので、しばらくは忙しくまた余裕ができたらお食事に行こうということになりました。
彼とふたりで食事をすると考えただけで、ものすごーく緊張してしまいます。。。
友達にこの話をするだけでも手の震えが止まらなくて困りました。緊張で全然話せなく、二回目のデートがなかったらどうしようと不安です。。気になったら誘えばいいじゃない。もっと単純に考えたらいい。好きな人もただの人。緊張しない友達と何ら変わりません。
人と接するときは、過去の記憶や、未来を付けくわえず、目の前のその人を見ることです。不安なんてないはずです。あなたが作り上げていることに気づくはずです。
手詰まりを感じたら、お坊さんに相談してみよう
ハスノハには、恋愛に悩む人からの相談が毎日届いています。テクニックもあるかもしれませんが、お坊さんのアドバイスは一味違います。愛は執着と仏教では言いますが、それはどういう意味でしょうか?押してダメなら引いてみな。どうしようもなくなったら、一度お坊さんの話を聞くのもありですよ。堂々巡りだった道が開けるかもしれません。合掌。