hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

配偶者を亡くした男性とのお付き合いの仕方

回答数回答 2
有り難し有り難し 25

私は現在、奥様をご病気で亡くされた男性とお付き合いさせていただいています。

彼を尊敬していて、一緒にいると安らげて
どんどん好きになっていっています。
私も彼にとって安らげて居心地のいい
お互い高め合えるパートナーでいたいと思います。

先の事の心配ばかりしたくないのですが、
先日こんな事を言われました。
お墓を持たずいつか自分が亡くなったら奥様のお骨と一緒にお子さん達に散骨してもらおうと思っているとの事。

そこに私が何か言える筋合いは無いですし、夫婦が同じお墓に入るだとか
同じ場所に散骨されるのは残されたご家族にとっても自然な事なのですが
亡くなった後、奥様と一緒の場所に散骨される彼と
お互い生きている今 私はどういう気持ちでお付き合いしていけばいいのかわからないです。
最後は離れ離れになるのがわかっているのに今まで通り前を向いてお付き合いができない気がするし
この気持ちをいうのはタブーというか
亡くなった奥様に嫉妬心を見せるのは
自分自身がとても悪者に思えます。

死別の方とのお付き合いをする上で大切な事や
踏み込んではいけない事を教えていただきたいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

最後の最後も、ずっと一緒なのですよ。仏様の世界はそうなのです

あなたの、この文章を読みながら、切ない気持ちと、あなたを応援したい気持ちでいっぱいです。

亡くなった人への想いを越えることは、難しいよね。それは、相手が大切にしているものだから。私がどうこう出来ない。だから、切ないのよね。

彼女と、あなたを比べる必要なんてないのだと思うわ。彼も、比べたりなんてしていない。ただ、今 一人きりでいる彼女のそばに、命終えてあとは行ってあげたい。それも、今の彼の想いなのだろうね。

どちらが、先に愛していて、最後はどちらを、とかそんなことでもないのだろうね。
ただ、あの日、待っていてねと そうやって死を受け止めて ここまで生きてこられたのだと思います。

だから、どちらがどうとかの話ではなく、どちらを選ぶということでもなく、彼は、それも生きる支えの一つなのだと思います。

そしてあなたと生きることもまた大きな支え。人はいろんなものに支えられて生きています。大切なもの、愛する者、いろんな支えがそばにあって、人は生きていける。

最後の最後も、ずっと一緒なのですよ。仏様の世界はそうなのです。皆同じところに、みんな願われて、生まれていくのですから。お骨がどこに行こうとも、この命の行方は皆同じところなのです。仏様の御救いはそうなのです。

彼の大事なすべてのものと、それを大切にしたいと思っているあなたのすべてのものも、離れる事はないのですよ。

ですから、彼の今の想いを大切にしながら、お二人のこれからを描いていきましょう。幸せになりましょう。大きな力に見守られているのですもの。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

ゆっくりと聞いてみてはいかがでしょうか?

拝読させて頂きました。
あなたのお気持ちなんとなくわかります。
その方があなたのことをどう思っておられるのかにもよります。その方にとってあなたは単なる亡くなった奥さんの代わりではないと思います。
あなたがおっしゃるようにお互いを尊重しながら高め合えるパートナーとしてこれからも一緒に生きていけるのであるならばいいのかとも思いますが、あなたのお気持ちとしてはいかがでしょうか?あわてて答えを出す必要もないかとは思います。人の心や気持ちというのは日々変わっていくものでしょうからあなたとその方のお互いへの思いも自ずと日々深まっていくことにもなるでしょうからね。
合間をみてその方のあなたへのお気持ちを確認してみてもいいかと思います。
折角出会えたかけがえのないご縁ですからね。あわてずにお互いのことを見つめながら何でも分かち合っていかれより一層そのつながりを深めていきましょう。あなたたその方を心より応援してますね。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

沢山の相談がある中、
御回答をいただきありがとうございます!
読ませていただきながら涙が止まりませんでした。
彼が奥様との思い出を断ち切らなくても
お別れする気持ちはありません。
むしろ、
奥様を最期までみとり、今も奥様との思い出を大切にし、子育てと仕事の両立を頑張っている彼が好きなんです。
疲れてしまった時、寄りかかりたい時
支えになりたい。

なのに心の底でヤキモチ妬いてるんですね。
自分の器の小ささが悩みです。

いつまでも物分かりいいふりは続かないよな。。。とは思いますが
奥様との思い出が濃い今はまだ、
私がヤキモチ妬いている事で彼を悩ませたくないんです。

なのでこの場所で気持ちをはきだして
その気持ちを頭から否定しないで聞いてくださったお二人のおかげで心が穏やかになりました!

時を経てゆっくりそれぞれの気持ちが変化する時、このヤキモチは消えるかもしれないし 増すかもしれないし
わからないけど、そばにいてくれていることに感謝しながら彼と自分を大切に過ごしていきたいです!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ