亡くなった時にお経をあげたい
回答 2
有り難し 15事情があり地元のお坊さんにお願い出来ません、葬儀は他県で行う予定です、
枕念仏を自分でしたいのですがよろしいでしょうか？
般若心経しか出来ません
修行してないとダメでしょうか？
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
『般若心経』で十分ですよ。
拝読させていただきました。
僧侶、篤信者などいろいろな見解もあるでしょうが、『般若心経』だけでも＂心を込めて＂唱えれば大丈夫です。
『般若心経』は、『八千頌般若経』また同類同義とする大乗経典『二万五千頌般若経』を集約したものといっても過言ではなく、「智慧」と「一切皆空」を収斂させた経典群を鳩摩羅什などが300文字足らずで大事な所をエッセンスした素晴らしい短文のお経です。現在、日本で流布する『般若心経』は三蔵法師（玄奘訳）のものです。
詳しくは私の寺院のホームページに『般若心経』を掲載していますのでリンクより入って閲覧してみてくださいませ。
何より大切なのが、最後の句となる「羯帝羯帝波羅羯帝 波羅僧羯帝菩提僧莎訶」を真言宗では＂秘蔵真言＂と空海著『般若心経秘鍵』に説きます。
玄奘（三蔵法師）は密教にはあまり関心を寄せなかった僧侶ですが、秘蔵真言だけは全世界『般若心経』の最後の＂秘蔵真言＂だけは、ナマリや、発音が異なるだけで、訳すことは許さなかった釈尊（釈迦）がいます。
どうぞ枕経を唱える際は、心身を清めてから「三具足（左に花、中央に香炉、右側にローソク）」を備え、『般若心経』を故人様に「苦しみ無く、仏の法という真理のみが充満する安らかな世界へ赴いてください。」など、いろいろな思いを込めて利他の心をもって3回読経してあげてくださいませ。
言い出せばキリが無いほど経典は存在し、現在では各宗派によって唱えるお経は異なります。しかし大事で、僧侶自身も盲点となることが経典にはあるのです。
それは仏教の開祖である釈迦は、お経をひとつも作っていないということです。
経典の成立は釈迦が涅槃に入られたとき、どのお経を釈迦が一番尊いのに、どのお経を上げることができたのでしょう。
最後の秘蔵真言となる句は、その手前の句には「呪」という言葉が６つあると思います。「是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚故説 般若波羅蜜多呪 即説呪曰」とあります。
いわゆる呪は呪文であり、呪文はマントラであり、マントラとは真言であり、真言とは苦を取り除く真理の音です。
空海は存在はすべてコトバとしています。
深遠も深遠ですが、結論『般若心経』だけで心を込めて安らかな境地へ赴いてください。と願意を込めてお唱えくださいませ。
合掌
枕経
亡くなった直後にお坊さんが執り行う枕経は、対象者を仏弟子にする儀式です。
それを行う場合は、お坊さんにやってもらう必要があります。
葬儀屋さんに相談して近所のお坊さんを紹介してもらう方法もあります。
宗派も指定できると思いますよ。
また、浄土宗では臨終時に本人が念仏したり傍にいる人の念仏を聴かせたりして、往生極楽を願うことが良いとされます。
その場合はお坊さんでなくても良いので、亡くなった人の傍で念仏やお経を唱えて聴かせてあげましょう。
ちなみに、死亡時に最後まで残る感覚が聴覚だという説があり、死亡診断後も故人には念仏が聞こえている可能性があります。
また、死後49日までは中陰と呼ばれる中間的な存在（肉眼では見えない微細な存在）となって付近に留まっているという考え方もあるので、中陰状態の故人に念仏等を聞かせてあげることで往生極楽に導くという考え方も可能だと思います。
質問者からのお礼
ご返答ありがとうございます。
その時には心を込めて勤めます
その時まで穏やかに暮らしたいと思います。
