願誉浄史
自己紹介
がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。
仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。
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回答した質問
人生のハッピーエンドのチケット
お悩みの事情は拝読いたしました。
いつ亡くなるかは人それぞれですが、人生のハッピーエンドを確定させる呪文をご紹介します。
正確には呪文ではなく口称念仏(くしょうねんぶつ)と言います。
経典...
死ねば極楽浄土に行ける
浄土宗では、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と念仏を
称(とな)えていれば必ず極楽浄土に往生(転生)できると説かれます。
だから、浄土宗では死ぬこと(極楽浄土に行けること)を楽しみにするのは、...
怒り憎しみで終わらせず学びにつなげる
被害者とされる児童からお孫さんが嫌がらせを受けたため、報復として大勢の友達を味方につけて反撃したという構造かもしれません。
個人対個人のいさかいに他の友達を巻き込むと第三者からは「いじめ」に見...
日常生活に支障や不快感がなければ良い
日常生活に支障や不快感がないなら問題ありません。
死を知識として知っている私達がそれを意識してしまうことは悪いことではありません。
また、浄土宗を開いた法然上人は、
「死ねば極楽浄土に往生...
義務ではない→気楽な趣味として
空・無相・無願の「三解脱門」の教えがあります。
空(無我と同義)とは、夢か幻みたいに実体が無いこと。
無相とは、定まった姿形が無いこと。
無願とは、執着に値しない、絶対にやらなきゃならない...
倒れるまで働いてみる
まだまだ仕事を続けたい意欲はあるけど、身体が疲れているのですね。
数週間で仕事に慣れない、緊張が続くのは仕方ないことです。
スポーツ(部活動など)でも、初心者が筋肉痛にならなくなるまで数週間...
慈悲の心
怒り憎しみ嫌悪はストレスになりますから、別の感情に置き換えたいですね。
たとえば叔父さんは祖父の納骨に悲しみ等で感極まって、たまたま目の前にいた親戚の一人であるあなたに抱擁した。
(親族が悲...
欲望も苦しみ(ウズウズ)
欲望もまた苦しみです。
例えば背中をかきたくてもかけないときのウズウズのように、手に入れていない魅力的なものを意識すると、手に入れたいという衝動が大きくなりますね。
疎遠になっている友人と再...
お腹の子供を守るための正義もある
妊婦さんへの気遣いは赤ちゃんへの気遣いでもあります。
あなたは「私さえ辛抱すれば波風立たない」と判断されたのかも知れませんが、赤ちゃんのことを考えれば、主張すべきことは主張する(喧嘩腰ではなく...
できることに目を向ける
例えば家事ができなくても、家族が急病で倒れたらあなたは救急車を呼べるでしょう。
もしも家が火事になったら、あなたは消防車を呼べるでしょう。
警備会社に頼んだらお金がかかることを、あなたはでき...
経典に共感、念仏自体が癒し
経典にはたくさんの教えや様々な仏様が登場します。
その中で、浄土宗や浄土真宗は、阿弥陀仏の四十八願、その中でも特に第十八願の、念仏する者を極楽浄土に往生させるという誓いに注目します。
自力聖...
「私の」は悩み苦しみの元
辛い状況がひしひしと伝わってきます。
私の子供も赤ちゃんのときに手術したり、メンタルヘルス不調と思われる状況になったこともあります。
そんなとき私は、仏教の「無我」の考え方を思い出すようにし...
鼻唄混じりに身軽な心で
昔の人は、けっこう適当に名前を付けていました。一郎次郎三郎とか。
子だくさんだったのも理由かもしれません。
名前なんか、家族や村の中でその人を判別できれば何でも良いのかもしれません。
少子...
とりあえず何をすべきか書き出す
ご質問ありがとうございます。
前回の回答でも少し触れましたが、「マンダラチャート」の書き方をネットで調べてみて、仮に今から頑張るとしたら何からすべきか(何からならできるか)を、とりあえず、とに...
利剣(罪業を斬り除く剣)を携えて
以前の質問も読ませていただきました。
浄土宗では、「南無阿弥陀仏」と口で唱える念仏を、過去の罪業を斬り除く利剣(鋭い刀剣)に例えます。
それは、経典の中に出てくる阿弥陀仏という仏様(極楽浄土...
私があなたの親なら離婚して欲しい
冷たいようですが、もしも私があなたの父親だったら、離婚して欲しいと思ってしまうでしょう。
私の周囲には、離婚後に再婚して幸せな家庭を築いている人もいます。
メンタルヘルス不調も病気であり、夫...
兼務住職に交渉すれば
現在お世話になっているお寺が何宗かわかりませんが、住職さんが同じ宗派の寺院名鑑(名簿)等を持っていれば、複数のお寺の住職を兼務している僧侶の見当がつくと思います。
例えばお寺2件の住職をしてい...
苦・宿題は無くならない
眼耳鼻舌身意の六根が色声香味触法の六境に接触して刺激や情報を受け取るわけですが、それら全ての感受の本質は苦なのです。
苦は、私達をウズウズさせて何らかの反応を誘います。
つまり、一つの苦痛の...
心は無常だという真理を利用する
あなたはまだまだ活気盛んな若者なので、腹が立つことも多いと思います。
ただ、ストレスを減らすためには、怒りの回数や怒っている時間を減らす方が良いのです。
そこで、普段から「心は無常である」...
思考(脳みそ)も働き方改革
世間で働き方改革が叫ばれだして数年経ちます。
例えばノー残業デイには、どんなに仕事が残っていても帰宅してプライベートを楽しむ方が良いのです。
検査結果が出てから考えれば良いことは、今は考えな...