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夫の浮気について

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有り難し有り難し 17

結婚して3年前になる夫のことです。

夫は30代。私の10歳年上です。

夫が携帯を忘れたので届けてほしいと連絡がありました。その時、ふと最近夫の態度がおかしい事を思い出し、

ダメなこととは思いつつ携帯を見てしまいました。

前にも同じようなことがあり、そのときも浮気していました。そして今回も…。

そこには、同じ職場の同僚の女性を口説く文が書かれてありました。好きだと書かれてありました。

夫は例え結婚して家庭があっても、男と女には変わりがない。人を好きになるのはしょうがない。

という考え方で、不倫もばれなければ誰も傷つかない。と言う考え方です。

しかし家庭は壊したくない。

私には勝手のいい言い訳にしか聞こえず、その考え方を到底理解することはできません。

私たちには二人の子供がいます。
しかし長女とは血が繋がっていません。

それでも夫は、長女の事を自分の子供として時には厳しくとても可愛がってくれます。

家族の時間は大事にしてくれます。

夫の浮気を知ってしまった今でも、夫を好きで離れられない自分と、このまま裏切られ続けるなら…という自分がいて

頭の中がごちゃごちゃです。

もし、本気になってしまったら
いつか、捨てられるのではないか
そう思うと涙が止まりません。

ましてや、自分の知らないところで二人の仲が深まっていたらどうしよう。

そんな事を考えてしまい、食事も喉を通らず苦しいです。

私は早くに母をなくしていて父親はアルコール中毒で今精神病院に入院をしています。

頼れる親戚も、知り合いもいません。

これから私はどのように生きていったらいいかわかりません。

はたから見たら、自分のことも決められない馬鹿な母親だと思います。

どうしたら自分の気持ちに整理がつくでしょうか…?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

しょうがない人たち

 こんにちは。「携帯を盗み見」は、このhasunohaでも時折みる話ですが、決して良い話にはなりません。
 ただね、「バレなければいいだろう」、これ不実な考え方です。自分を過信していますよね。人間昔から、過信の問題は悩まされて来ていて、「お天道様に顔向けできない」とか「ご先祖様に申し訳ない」とか、(結果として)自らを律するアイデアを持って来ました。
 ただ、「物が売れてナンボ」、つまり人間の欲望をドンドン肯定する社会変化によって、こういう「抑える・律する」ことが排除されてきました。
 「結婚していても男と女に変わりは無い」とうそぶくなら、「私にとっては違うのよ」といってやりたい所ですが、今回はあなたも「携帯が気になるのはしょうが無い。見たことがバレなければ…」と見てしまったわけです。夫に毒されたのかも知れない…とは言えるけれど、見たことは事実。あなたの行為です。
…とまあ、説明してきましたけど、こっから「どうする?」について私の考えを書きます。
 まず、「それでも夫が好き」というのは、これ「男と女であることにに変わりはない」ベースの考え方です。悪いと言ってるんじゃありません。「結婚してても男と女」、それ自体は貴女も認めるはずです。問題は「母親として」の方です。旦那の稼ぎを、自分と自分の子ども以外へ振り向けられる。これは「家庭を壊す」方向でしょ?その分貯蓄してくれねば。これは男女の問題ではなく、一つの家庭を構成しているという問題。「父親としてどうなのよ」、ここは主張すべきです。「ウチの子が将来結婚して、旦那が浮気してるって分かっても、同じ事言われるわよ」と。
 そのための組み立てを書きます。これ、「女である」ことを分かっていない発言なのです。「男である」は「結婚していても子種をまき散らしたくなる本能がある」という意味ですが、「女である」は「相手のリソースをできるだけ自分に振り向けるよう行動する本能がある」ということなのです。(だから結婚自体、女性向きなのですよ。女性を保護するために結婚という制度がある、と思うほどです。)だから、彼は「男と女であっても結婚している」と、順番を入れ替えた真実を見ていないのです。翻って、「携帯は見てしまった。けれど結婚している女性として」どうすべきか、あなた自身も考えなければならんのですよ、いまや。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

そうですね…。
夫の行為ばかりを否定して、まるで自分は被害だけを被っているようなそんな気持ちになっていました。
人の振り見て我が振り直せとは、よく言いますがまさに今そうなのだと、気づかされました。
夫の裏切りに、理由をつけて自分のした罪を棚にあげていました。

母親として家庭を、子供達をどう守っていくか。
そっちに考えを向けていきたいと思います。

自分は母親であるということを忘れちゃダメですよね。
子供を守っていくために。

有難いお言葉、本当に感謝します。
ありがとうございます。

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